POKELOID合作の思い出

どうも、かぼくれです。
2026年2月27日、ポケットモンスターシリーズは初代の赤・緑発売から30年を迎えます。
「ポケモン30周年記念音MAD合作」を開きたいな〜という妄想をする前に、自分がこれまで開いた合作のおさらいをしようと思います。

私は、2022年と2023年の二度、ポケモンの鳴き声を使用した音MADである「POKELOID」の合作を企画・主催しました。ここで話すのは主に前者の方です。

一度目の合作を開いたきっかけとしては、「ポケモン新作の発売を盛り上げたい」という表向きの理由と、「合作というものに憧れていた」という利己的な理由があったと思います。

3人以上での合作を経験したことがなく、右も左も分からない中での合作の主催をするというのはとんでもない事だったとは思いますが、参加してくださった方々のサポートもあり、何とか投稿まで漕ぎ着くことができました。


自分がやったこと

参加者の募集

一度目の合作は、いわゆる公募型で行いました。
他の投稿者さんとの繋がりがなく、当時youtubeでは登録者数600人、ニコニコでは辛うじて1万再生を超えたものが一本(ラグトレインブームに乗っかったもの)と、知名度も無く「誰かにオファーしたところでどうせ断られるだろう」と思い、募集をかける形にしました。
結果として自分を含め10名の参加者が集まり、合作の運営がスタートしました。

選曲

自作メドレーを作るには技量も期間も何もかも足りなかったので、
当時よく聞いていたメドレーをお借りしました。

連絡関係

合作の連絡用とPOKELOID作者の交流の場として、(当時疎かった私の代わりに)参加者の方にDiscordサーバーを立てていただきました。
チャンネル数が多くてもごちゃごちゃするかなと思って少なくしていたのですが、これは悪手だったと後になって感じました。(締切と提出場所ぐらいは固定しておくべきだった)

進捗確認は全員に共有したスプレッドシート上で行いました。(なぜそうしたかは忘れました)
書いてください!と定期的に呼びかけるだけで個人に確認を行うことはあまりありませんでした。「間に合わなかったら最悪主催である自分が埋める」という言い訳で進捗確認を怠っていたわけですが、合作としてはあまりよろしく無い態度だったなと思います。
提出自体は投稿3日前ぐらいに全部揃ったような気がします。「新作発売」というタイムリミットがあったので締め切りに大幅に遅れる人がいなかったのが非常にありがたかったです。

合作といえば「作者同士の交流」「作業通話」が盛んに行われるイメージですが、私のサーバーは沈黙を極めていました。
正確には3ヶ月の制作期間の間に2回POKELOID談義を行うことがあったのですが、それぐらいでした。
主催である私が積極的に話題を作ったり行動を起こすべきだったのですが、自慢のコミュ障と実家という声の出せない環境にいるせいで場を温めることが出来ませんでした。
当時、自分の合作に参加してくださった方は、共同制作が初めての方だったり、合作の参加回数が多くない方が多かったのも音mad合作特有の雰囲気が無かった理由の一つかなと思います。POKELOIDが一般的な(?)音madにはない独特の雰囲気を持っているとか色々ありますけど、自分の偏見に過ぎないのでこの辺にしておきます。

パート決めについては、私が各人の希望を聞いて、ドラフト形式や抽選で決めました。なるべくやりたいパートをしてもらえるように、早い者勝ちの形式は採用しなかったのですが、話しかけるのが苦手な私にとっては非効率だったなと感じました。
特にここの部分は他の合作ではどういう風に決めてるのか知りたいですね。
モチベーションとかにも関わってくるでしょうし。

まとめ作業・サムネ制作

Google Driveに提出していただいた動画類を一つの動画にまとめる作業をしました。ノウハウがなくただ繋ぎ合わせただけです。
音声まとめは参加者の方に委託しました。本当にMixについての知識がなく、自分の音に関する感覚が普通の人とは違う気もしたので、(依頼先の負担を考えなければ)正解だったなと思います。
サムネ制作はこまめに「こういう感じですけどどうですか?」とサーバー内に聞いて意見を貰いながら作成しました。自分が合作を通して一番成長したのはここだと思います。

感想

やってよかったな~と思う時

動画が提出されたとき、つなぎ合わせて一本の動画にしたとき、「すごい!!!!!!」と思ってテンションが上がり、体温も2~3度上がり、心拍数は252を突破しました。動画を見る側だった時の感情が舞い戻ってくる感じです。
技術面の話とかを聞けるのもいいですね。ずっと感覚でやってきた自分にとっては尚更です。

人がいっぱいいて、それぞれ短いパートを担当するので、クオリティはもちろん上がります。その動画を我々が見て楽しめるのもそうですが、視聴して頂いた方からコメントが来るのも嬉しいです。Youtubeの方の合作は未だに一日100再生ぐらいされてますし、伸びを見るのも楽しいです。

つらいとき

進捗確認しに行くときです!!!!!!!!!!
定期的に確認しておけばいい話ではあるのですが、自分の締め切り設定が首を絞めているのではないかと常に申し訳ない気持ちになります。
場を盛り上げたりできるだけの余裕がなく、参加者の方に「参加してよかった」と思ってもらえるだろうかと不安になりました。
申し訳ないと思うなら行動に移したらどうなんだ

好きなパート

トンデモワンダーズ→おちゃめ機能の所の
プロトーガ→コロモリ→ムックルの並びが好きです。
その後のおちゃめ機能の衝撃につなぐ美しい音声だなと感銘を受けました。
あと手描きパート全部凄くて若干引いてました

おわり

運営というか、一応連絡をしているだけの存在でしたが、それでも形のある動画ができて安心…したと共に、自分がもっとしっかりしていればと思う事が沢山ありました。
「合作をしたい」と言うのには、単なる「合作」への憧れと、技術を吸収したいという製作者としての気持ちと、クオリティの高い動画を見たいという視聴者側の気持ちがあります。
次の合作を開くことがあれば、反省を心に刻んでよりよい運営ができればなと思います。
いや開くな!!!!運営をするな!!!!
誰かに頼もう!!!!
誰かやってください!!!!!!!!!!!

Twitter(現X):@kabokure711