呆れた星である (作文)

呆れた星である

生活のために自分の才能と時間をなにかに捧げることは、我々の星でも日常ではあるが、この星では真面目に労働をしても、正当な報酬を得られない。

何故か?

それは、真面目な生活者は「国」という大きな組織に属しており、その組織の運営にかかるコストを負担する義務がある。

そしてそのコストを使って「国」を運用しているのだが、その運用をする個人・組織が大変残念なコトになっているからだ。

「国」に捧げられた労働の代償であるのに、中間にいる運用者によって違う目的に使われることが多くある。
代表的なことは、無謀な投資である。
(無謀、といいっても必ず誰かが儲かる事になっているので、見る角度によっては無謀ではなく、ちょっとだけ歪んだ投資、ではある)

ここまでコケにされている生活者であるが、それでも毎日真面目に労働をしている。

そして、自らメディア、ネットで自分を納得させられるような、偏った情報を好んで収集し、また嫌なことを考えなくて済むような「デジタルドラッグ」も一般的に使用されている。

これは「国」の運営者たちもよく知っていて、生活者は長くても2年以上先のことは考えられなくなっているのを熟知しているので、情報の流し方や「デジタルドラッグ」を駆使し、自分たちにとってだけ有利な運用をしている。

さて、この星に未来はあるのか?

・・・・・まぁ、我々は早々に立ち去ろう。


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