いいねの数だけ制作の裏話を語る件について

■あいさつ

私の作成したゲームを遊んでいただき、noteまで読んでいただき、誠にありがとうございます。
noteの最終更新日以降は、「そしてパンになる」や「シ・シュ・ン・キ♥」を新人フリーゲームコンテストに出したり、「そしてパンになる」に関してはR18版をコミックマーケットに出品することが出来たりなど、色々とイベントがあった日々でした。

さて、今回noteを更新しましたのは、Twitterの方で話していた、いいねの数だけゲームの裏話をする件についてです。
Twitterの方ではネタバレを伏せた方が良いかと思いましたので、ネタバレ要素を含むものはこちらに記載しようと思います。
また、Twitterの方で載せたものについても、まとめて記載しますので、どうぞまとめてご確認ください。

■裏話集(Twitterで公開しているもの)
①このゲームは元々個人制作ではなく、私カビ布団はシナリオ担当ですらなかった。

紆余曲折ありまして、自分がシナリオを書くこととなり、背景やBGMの素材集め、スクリプトの打ち込みを実施しました。
このことから、まずは一人で1から作るというのが非常に大切であるということを学びました!!

②「そしてパンになる」の設定は、学生時代に、英語の授業中ボンヤリと考えたもの

英語が苦手だったため、色々と設定を膨らませておりました。
いつの間にかあんな感じになっていて、考えた私が一番驚いていました……

③「そしてパンになる」は、元々、ヒロインが帆那甜瓜(はんなてんか)一人のゲームだった。

当時一緒にシナリオを担当することになっていた人に、設定が弱いとボツをくらい、今度は逆に強すぎる設定になってしまいました……

④「そしてパンになる」を作るきっかけになったのは、学生時代に軽トラックで売りに来ていたメロンパン屋に寄ったこと。

その際に、パンがヒロインのゲームは面白いんじゃないか?という、当時の私の頭にハテナが浮かぶような発想をした友人の意見を本気で実現しようとしたことから始まりました。
結果的にパンがヒロインのゲーム……にはなりませんでしたが、突飛な発想というのは、いろいろなきっかけになるものだと学びました!

⑤「そしてパンになる」を一人で作ることになったあとは、友人にだけ楽しんでもらおうと思っていたため、公開までは考えていなかった。

途中で公開しても面白いかもしれないと思って公開したため、かなり身内ネタが多くなっております。
お恥ずかしい限りです……

⑥2作目の「シ・シュ・ン・キ♥」の話の骨組みは自分が中学生の頃に作っていたもの。

そのため、文章を書き終わったあとに、自分もまだまだ若いなぁと思っておりました。
当時は文章に書いたことを考えたりもしましたが、今は丸くなっております。

■裏話集(noteのみ)
⑦「そしてパンになる」は、元シナリオ担当にバイオハザードレベルの舞台設定を要求された際、私がバイオハザードの「ような」舞台設定を要求されたと勘違いし、あのような設定となった。

バイオハザードはプレイしたことがなく、人間がゾンビになる程度の認識だったため、じゃあ人間をパンにしようと思い立ってあのような設定になりました。
最初は亮たちの世代が人間をパンにする『Eスト菌』を作成するというのも考えたのですが、結末がバイオテロに行きついても面白くないかなぁ……なんて考えて、もう一度設定を練り直し、いつの間にかたくさんの人間がかかわる壮大なストーリーになっていました。

⑧ヒロインが帆那甜瓜のみで行こうと思っていた際の設定

10年前に結婚の約束をした甜瓜と、再会し、恋愛関係に発展する。
周りの人間の中にも甜瓜を知っている人(甜瓜の両親、八千代心音)がいたが、その関係者たちが徐々に甜瓜のことを忘れていく。
実は甜瓜は主人公の亮が愛情込めて作った「メロンパンの妖精」であり、亮の記憶を媒介して実在していたが、時間が経つにつれ他者への影響力が弱まり、やがて亮にも忘れられてしまう存在だった。
本物の天甜瓜は亮と結婚の約束をしたその日に交通事故で死亡している。

以上のような設定の物語でしたが、今思うと確かに設定が弱いですし、どこにでもありそうな物語になってしまいそうな感じがしますね。
しかし、正統派ですし、一本道の想定だったので、初製作であんな強烈なシナリオにしなくてもよかったかな……なんてこともこの記事を書きながら思いました。

⑨おまけルートは当初、小頭芽衣ではなく粕田恵美がメインの予定だった

芽衣はもともと攻略キャラクターにする予定がありませんでしたが、恵美をおまけルートのシナリオに当てはめようとしたときに、キャラに合わないと思ってしまったんですよね。
そこで、せっかく共通ルートでパンコンテストの話が出たのにこれを使わないのはもったいないと思い、恵美ルートのプロットを作成し、おまけルートに芽衣を当てはめました。
芽衣は小麦の孫であり、思いやりの強い子というのは最初から決まっていたので、結果的におまけルートに当てはめたときにピッタリだったかなと思います。

⑩シナリオ担当のカビ布団は、このゲーム制作に至るまであまりノベルゲームをプレイしたり、小説を読むことをしなかった。

ちなみに、小説は今でも読みません。
そのため、基本的な文法から間違っている個所が多々散見されるかと思います。
なぜ小説を読んだり、ノベルゲームをあまりプレイしなかったのかと言うと、お恥ずかしながら、活字が苦手だったためです。
しかし、シナリオを自分で担当することとなったので、友人にテキストを見てもらい、何とか形になりました。
ネタバレでもないのに何故noteでこの話を記載したかと言いますと、単純に格好悪いかなぁと思ったためです(笑)
しかし、noteまで読んでいただける方でしたら、告白させていただきたいな……と思いました。

⑪「シ・シュ・ン・キ♥」では、本当はもう1エピソード入れる予定だった。

こちらのゲームについてはプレイしている方が少ないと思いますので、最後に記載させていただきました。
本来はこのエピソードに於いて、調整係の歴史に幕を下ろす予定だったのですが、長くなりすぎてしまうことが原因で削除しました。
色々と陰湿なエピソードが多い「シ・シュ・ン・キ♥」ですが、その中でも当該エピソードは事件の規模は大きいけれども、陰湿さはそこまで……という感じでした。
詳細は求められれば是非お話しします。

■おわりに

いかがでしたでしょうか。
長くなってしまいましたが、これでいいねの数だけ裏話が出来たのではないかなと思います。

中には内容が重複するようなものもあったかもしれませんが、楽しんでいただけたのであれば幸いです。

さて、色々と話題にしていただいた「そしてパンになる」ですが、現在パワーアップ計画を進行中です。
こちらのゲームについては自分が納得するまで実行していこうと考えています。
パワーアップ完了にはかなりの年月を要するかと思いますが、その日を楽しみにしていただければと思います。

ここまでご覧いただきありがとうございます。
また機会があればnoteを更新させていただきます。
この記事のことや、それ以外にご希望ご質問等ございましたらTwitterアカウント(@kabirunhuton)のDM等にお寄せください。

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