抹茶作りをした

雑人とは手当たり次第色々なことをやる人というかんじで名付けました。

久方ぶりに抹茶が飲みたくなった。私は短大時代に茶道の講義をとっていた(強制)。その昔の記憶を頼りにいろいろと道具を揃えてみた。

まず茶器。これはメルカリで1500円でゲットした。
次に茶筅。これはAmazonで1500円くらいでゲット。
ほかにも水指やら茶杓やらがあるがお金もかかるので割愛させてもらった。

さて、ここで肝心の抹茶がないことに気がついた。茶器と茶筅がある今、Amazonで注文しても明日にしか到着しない。私は今飲みたいのだ。
そこで抹茶を自分で作ることにした。

抹茶は簡単にいうと、2、3週間遮光した茶の木の葉を粉砕し、枝と葉脈を取り除き、それをさらに細かくしたものだ。

上記のものは高級なものらしく、低級なものは枝、葉脈等を取り除いてないものではないか?と仮説がたった。

そこで私は普通の緑茶の茶葉をミルサーで粉砕してみることにした。1分ほどミルミル。すると砂糖レベルの細かさにまでなっていた。しかしこれ以上はどうやってもミルミルできなかった。

が、私はあることに気づいた。ミルサーの上の方に粉が溜まっていることに。これは粉塵が積もり溜まったものだろうという仮説がたち、これこそ抹茶のテクスチャーだと直感した。

みごと小麦粉のような質感の茶を茶器に入れてお湯を注ぎ飲んでみた。それはまさに短大時代に飲んでいた抹茶を彷彿とさせる味わいと香りだった。

ぜひみなさんにもやってもらいたい。

ミルサーを使った抹茶が可能ならばハーブ茶も抹茶にできるのではないか?との考えが浮かんだ。

その様な考えが浮かべばすぐに実行したくなるのが私だ。

すぐに庭からクラリセージというハーブを切りとり、半日乾燥。本日は気温が高かったため半日でもパリッと音がするまでに乾燥していた。この状態でも揉むと良い香りが立ち上る。

それをミルサーにかけてみる。私はこの馥郁とした香りが口中に広がり鼻を通り過ぎる感覚を想定しミルミルした。

だがミルミルしているうちにあることに気がついた。それは非常に不愉快な匂いがするのだ。まさかこのミルミルしたハーブからか?と思い蓋を開けてみる。

ムワッと立ち上った香りは鼻を悶絶させるのに苦労しなかった。
言うなればカメムシ。何匹も潰した様な香りが部屋中に広がっていた。
これは流石に飲む気持ちにはなれなかった。

ハーブは絶対に抹茶にしてはいけないことが判明した。おそらくミルミルすることでハーブ中の物質が酸化されこの様な香りに変化するのだろうと思った。なぜかというとハーブをぶつ切りにしそのまま放置しているとカメムシの様な香りがすることを経験として知っていたからだ。

以上より茶葉は抹茶を作ることができ、ハーブはミルミルしてはいけないことが判明した。

ちなみにカメムシとライムを混ぜるとコーラになるらしいので、カメムシが嫌な人はクラリセージをミルミルしてライムと合わせたらコーラになるんではないかと思われる。

ありがとうございました。

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