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オールドMacが好きすぎるだけの記事

オールドMacはそのままで旧式のMacintoshのこと。
どこまでを「オールド」と定義するかは人によって異なると思うが、
個人的にはメーカーサポートが打ち切られたら
「オールド」だと思っている。

写真のMacBook Airは2013年モデル(11インチ)。
メーカーサポートは終了し、最新のOSもアップデート出来ない。
スペックも10年以上前のものなので、
お世辞にも第一線で活躍できるとは言えない。

それでもこの端末が好きすぎるあまり、バッテリーを交換して
第一線とは言えなくとも現役として活躍できるようにしたら、
M1ProのMacBook14インチより使用頻度が上がってしまった。

何がそんなに魅力なのか、
なぜ使用頻度があがったのかをまとめてみた。

●魅力① 軽量・コンパクト

画面サイズは11.6インチ。重さは1.08kg。
ジョブズがプレゼンで封筒から出したくらい、
薄くて軽く、コンパクトなサイズは魅力。
現在のMacBookの最小サイズは13インチなので、
このサイズでMacOSが動かせる唯一無二の存在として、
未だに希少価値の高い端末である。

●魅力② 打ちやすいキーボード

軽量・コンパクトにも関わらずフルサイズキーボードを搭載し、
シザーキーボードでほどよい打鍵感があり打ちやすい。
コンパクトモデルにありがちな独自のキーレイアウトもない。
最新のMacBookでは復活しているが、それまでこの後の
MacBookはペタペタとした薄いバタフライキーボードに移行してしまう。
11インチより軽い12インチMacBookもバタフライキーボードである。

●魅力③ 標準でWindowsが搭載できる

Appleが標準でWindowsの搭載機能を搭載しているのは
インテル製のCPUを積んだモデルのみ。
オフィス系アプリなど、Windowsも使いたい場合にはとても便利。
ただしWindows対応のゲームはほぼできない。

●魅力④ 価格が安い

程度の差はあれど2017年くらいまでのMacBook Airなら
それなりの品質でも5万円代で手に入る。
年式にこだわらなければ3〜5万円程度でMacが手に入る。
新品のiPadより安いのでコスパは良いと思う。

●魅力⑤ Chromebookよりできることが多い

価格的には一般的なChromebookと同じくらいだと思うが、
こちらはあくまでもPCなので、オフラインでも問題ない。
最新のOSやスペックを要するアプリは使えないが、
それでもChromebookでできるような作業はほぼできる。


ヒンジからなだらかに薄くなっていく楔形デザイン。

もちろんデメリットもある。

●デメリット① 画面の解像度が低い

4Kや有機ELが当たり前のいま、
フルHDクラスの解像度はやはり見劣りする。
ただWEBブラウザの閲覧や入力作業などでは
解像度はほとんど関係ない。

●デメリット② USB-C端子がない

まだUSB-A端子が中心だったため、
現在主流のUSB-C端子を使うにはハブが必要になる。
ただ、マウスやイヤホンなどはBluetoothを使えば良いし、
Mac単独で使うなら端子は関係ない。

●デメリット③ 最新の機能が使えない

OSのアップデートが打ち切られているので、
当然だが最新の機能は使えない。
個人的に一番痛いのはSidecarでiPadをサブディスプレイにできないこと。
SidecarはMontereyから使用可能だが、そのOSを搭載できるのは
フルモデルチェンジした2018年以降のもの。

●デメリット④ 電源がMagSafeのみ

現在のMacBookもMagSafeが搭載されているが、
USB-Cでも充電ができる。
対してこの頃のMacBookはApple独自規格のMagSafeのみ。
不便ではあるが、USB-CをMagSafeにする変換アダプタを使えば、
ケーブルを余分に持ち運ぶ必要はない。


性能とは一切関係ないが、ロゴが光ることもオールドMacの魅力のひとつ。

●感想

色々書いたが、上記のことはすべて論理的なこと。
筆者がこの11インチを使う一番の理由はもっと感情的なことだと思う。
以前からコンパクトな端末は好きだったし、
Macももっと以前(Power Mac)から使っている。

Apple独自のシンプルなデザインはこの端末にも受け継がれているし、
背面のりんごマークが光る遊び心も気に入っている。
うまく説明できないのだが、端末を開いてみたい、
使いたいと思わせる要素がこの端末は特に強い。

M1に乗り換えるまでは12インチをモバイル用として愛用していた。
実はいまもまだ手元にあるのだが、バッテリーを交換して
通常仕様が可能だと分かってからはこちらを愛用している。
ディスプレイの解像度はあちらの方が上だが、
キーボードは圧倒的にこちらの方が打ちやすい。

ハイスペックが必要な作業はM1Proに任せつつ、
この端末でできること、外での作業は限界が来るまで
11インチを使ってみようと思う。

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