見出し画像

尊敬するドラマー

尊敬するドラマーについて

今日は僕の尊敬しているドラマーお二人について書こうかな。

1人は、清水くん。

清水くんは、昔accidents in too large fieldとか、spectrum synthesize!といったバンドで活躍して、現在はnui、i want city、ミワサチコさんのバックなどで活動しています。

清水くんとは、昔ハードコアバンドやってた20代前半の時に、清水くんもgrophazeってグラインドデスみたいなバンドしてて、その時に対バンしてました。フレーズがとにかく面白いし叩き方も独特で、そのわりに人柄は優しい好青年。福岡の先輩ドラマーから「福岡を担っていくのは清水かお前しかおらん!」とかいって当時の打ち上げで説教されたこともあります笑

その後清水くんが組んだspectrum synthesize!、これがもうやばかった。locust的な超fastな曲もあるし、過激なんだけどどこかメンバーのいでたちとかもポップで、音楽的にも非常に高いレベルのことをやっている。バンドとしてすごく尖ってるのになんかファニーな感じもして、各メンバーの存在感もいい。スペクトラムは今でも伝説のバンドとして福岡では語り継がれてると思います。
また、現在は奥さんのジュンコちゃんとやってるユニット、i want cityもやばい。これについては一言、芸術です。ドラム、サンプリング、ベース、ボーカルで2人の編成ですが、繰り出される音像はとても2人とは思えないサウンドだし、清水くんの醸し出すグルーブがジュンコちゃんの歌に絶妙に合ってて、言葉にできないんだけどとにかく芸術です。福岡の宝だと思ってます。

で、清水くんは、ドラム叩いてる時も、普段話してる時も、すごーく良い感じに肩の力が抜けている。めちゃくちゃ力んじゃうような音楽でも、自分の佇まいがしっかりリラックスして表現にでてる。これは非凡な才能だと思います。

あと、人柄ですね。一緒にいて安心する感じがあります。

当時のスペクトラムとかアクシデンツ周りのミュージシャン(アーティスト)は、今も精力的に福岡で活動を続けてて、脈々と受け継がれる福岡インディシーンの人物相関図みたいなのを作るとしたら避けては通れないバンドだと思います。


清水くんと双璧をなす僕の中のドラマーが、貞方くんです。

サダくんは、velocityutとか、デラシネ、切腹ピストルズなどでドラム(和太鼓)を叩いてます。

最初の出会いは、今は亡き西新ビーベンだったと思います。その時はサダくんはpolesというバンドだったんですが、最初に見た時に上手いし、これもやっぱり佇まいに風格がある。サダくんは宇宙人死姦ツアーっていうのもやってたらしいのですが、僕は残念ながらそのバンドは未見です。バンド名からしてヤバさが凄い。

で、その後あんまり接点がなかったんですが、アメリカからwhat happens nextっていくスケーターfastcoreのバンドが来日して、velocityutで福岡長崎のツアー組んでたんです。
その時のベロのドラムがサダくんだった。で、僕は当時のハードコアバンドで一緒に福岡長崎をやったんですが、その頃のベロがとにかくかっこよかった。これは、ベロの音楽性が当時から凄かった(ライブ始まって3分くらいでライブ終わる、とか)のもありますが、ベロには歴代いろんな方がドラム叩いてるんですが、個人的にはサダくんのベロドラムが凄い衝撃でした。

その後、いろいろあってベロに僕も一時期加入するんですが、その頃は僕が座りドラム、サダくんはスタンディングドラムでやってました。

で、サダくんって、立ち姿が異様に力が抜けてて軸はしっかり立ってる、理想的な立ち姿なんですよね。これは武術を初めてから改めて感じるようになりました。

ベロのスタンディングの時も、立ち姿だけですでに魅せてる、さらにドラム叩いたら凄いフレーズをバシバシ叩いてくる。このベロ時代に、僕の中でサダくんは福岡トップクラスのドラマーだと決定的になりました。

また、サダくんは話をするのも面白くて、視点が常に面白い。清水くんと同じく、人柄が温和でユーモアもある。
僕が6年間同棲して振られた彼女と、今のサダくんの奥さんのちりちゃんと4人でダブルデートみたいな感じでベロのライブに移動してたのを思い出します笑。ダブルデートとか絶対似合わない人種の僕らなのにそういうシチュエーションになってるのがジワリました。

だいたいそういう車の中ではサダくんが面白ネタ小話とかをしてみんなの笑いを誘っていました。

その後サダくんは先述したアクシデンツでもスタンディングでドラム叩いたりしてました。また、デラシネで超絶なドラムとその音楽性でみんなの度肝を抜いたり、さらに切腹ピストルズで海外のイベントに出たりと、突出した活動をしています。

よく打ち上げとかで「尊敬するドラマーって誰ですか?」的な話になるんですが、僕の中ではかなり昔からこの2人の名前を挙げるようにしています。

もちろん、大先輩ですごくかっこいいドラマーの方とか、海外の有名ドラマーとかにも影響は受けてるんですが。。

僕と同年代で、若い頃から地元のシーンで一緒にやってて、その当時から海外でも通用するようなズバ抜けてカッコ良いことを今も継続している。僕の師匠でもあり、尊敬するライバルでもあり、古くからのバンド仲間でもある2人について、今日は語ってみました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?