中学時代の闇日記


昨日、いろんなバンドとか音楽について矢継ぎ早に語ってしまいましたが、めっちゃ大事なバンドなのに抜け落ちてた〜、忘れてたわ〜、みたいなのがたくさんあったので、また機会があれば書こうかな。

修行のことも書こうと思ったけど、音楽の流れで今回まで書こうかなと思います。

で、今日はあんまり人に見て欲しくない内容なんです。

なぜか?

僕にとって闇の時代、できれば封印していたい、人に知られたくなくて隠しちゃう、そんな中学時代の音楽的嗜好を、はじめて人に向けて発信してみます。

中学時代はヤンキーにもなれず、優等生にもなれず、下ネタと釣りとひたすら音楽を聴く、そんな少年でした。

小学校3年くらいからバス釣りにはまり、休みの日は夜中3時くらいに友達と集まってチャリで地元の池とか川に行き、昼過ぎまで釣りして帰る。そんな純粋無垢な少年でした。

やがて中学に入り、クラスの授業でダジャレとかギャグばっかり連発して先生とギャグ合戦みたいなことを毎回繰り返してお調子者だった僕は、ある日クラスの大将的な田中くんに「あいつ調子乗ってねえ??」的な感じで目をつけられました。それから一気にクラスの村八分状態になり、今でいう陰キャ、いじめられっ子グループの一員に降格みたいになりました。

この陰キャ的なグループも、授業中にめちゃくちゃ変な小説とか、現代改訂版うさぎとかめ、とか言って最後のオチでうさぎがロケットエンジン積んでやっぱり亀を追い抜く、とかそんな絵柄付きの読み物とかを書いて授業中に回し読みするグループで面白かった。F君がその書き物を授業中に先生に見つかってしまい、渡すまいと死に物狂いで必死の抵抗のバトルをしたりしてクラスが「おお」と白熱し騒然となったり笑

そのグループは深夜ラジオをこよなく好きで、面白い番組とかよく教えあってて、そこから学んだものも多かったです。

ラジオで個人的に1番好きだったのは、福岡の中島浩司がやってた「3P」というのと、その後だっけな??米米クラブがやってる「米米クラブの10分天国略して10テン」が、もう腹を抱えて笑うアホさとエロさとくだらなさのオンパレードだった。

米米クラブは浪漫飛行とか当時めっちゃ流行ってたけど、こんなくっそくだらん芝居を全力でやり切るポテンシャル、むしろこっちの芝居をCD化してほしいと切に願った。


これは10テンを近年無性に聴きたくなって探し出したものなんですが、久しぶりに聴いても当時と変わらず大爆笑しちゃいました。新宿のサブとか、最高です。やっぱり音源化すべきだと思う。


3Pもハガキとか応募したりクイズに友達と出たりして、最終的にはヤンキー連中とかにもラジオ熱が飛び火して「カバ昨日出とったやん」とか話題になり中学全体にラジオブームの火付け役を買いました。3Pて番組名も今思えばなかなかに攻めてましたね。

いかん

かなり話が飛んだ。

で、最初に僕を「はみご」にした田中君ですが、ひょんなことから大親友になります。

それは人類共通の文化「下ネタ」について、ある日突然、超絶なる意気投合をして完全なる和解を遂げたのです。そして下ネタ同盟を組むのです。

和解の第一歩は、僕が田中君に「ねえねえ、オムライスの中身をあんこに変えたら何になるか、わかる??」でした。

答えはみなさん自分で考えてください笑

「んん〜、わからん、、」と少し不機嫌そうに考え込む田中くん。いきなりなんだコイツは、こんな質問してきやがって、的なテンションもあり、早々とギブアップしました。


そして僕がそのクイズの答えをひそひそと耳打ちしたその瞬間、田中君の瞳がこれまでにないほど輝き、その場でがっしりと手を組んで義兄弟の盃を交わした三国志みたいになりました。「お前、やるやん!」的な笑

2年に上がると、下ネタグループに、小学校1年から仲良くて僕に釣りを教えた親友の一平も加わりました。

だいたい中学時代はこの後3年間、この下ネタグループで、当時流行ったストリートダンスの練習したり、バスケしたりとか健全な遊びもしましたが、エロビデオをこっそりレンタルしにいったり、釣りと称して深夜の池や川でお互い持ち寄ったエロ本を見せ合いしたり、コンビニに立ち寄ってエロ漫画立ち読みしたり。そういえば深夜に釣りに行く時にヤンキーに絡まれて殴られたりしたのもおもろかった。これは「土下座事件」としてあとあとみんなに語り継がれるエピソードなんですが、聞きたい人は直接僕に尋ねてください。
てな感じでだいたいエロ、アホにまつわる遊びメインで楽しんでました。廊下で4人全員ズボンとパンツを下ろして下半身を晒したまま、ドアの窓越しに先生に話しかけて、先生がドアを開けようものならフルチン丸見え遊びとか。

ここには載せれませんがかなり過激なこともやりました笑

やべえ、思い出したら超絶長くなってきた。

で、この頃僕が聴き込んでた音楽が、俗にいう「ビジュアル系」というやつです。一平と、ヤンキーだけど小学校からの友人いしえっちと3人でよく雑誌に乗ってるレコ屋の通販を注文してお互い買ったCD貸しあってた。これからその頃にハマっていたバンドたちを紹介していきます。恥ずかしいですが。

まず、、

みなさんの中で、ビジュアルっていったら、様式美的な、甘ーい歌声の、超美形男子が女型みたいな服装で愛を歌いまくる。

そんなイメージでしょう。

僕の愛したビジュアルは全然違います。

もしかしたら僕の根底の「パンク感」とか、前回話した「ダメ人間音楽いいギャップ萌え」にも通じるものがあるのです。一平と僕の中にいいバンドの基準があって、「いかにアホっぽいか」「ビジュアルなのにみてく見てくれがアホい」なのに音はかっこいい、みたいな審査ポイントがなんとなく存在していました。



まずはこのバンドのこのアルバムでしょう。


これはマジで1日に何回も聴き込んで頭の中でアルバム全部余裕で今でも流せるくらい染み付いてます。一平と夜中釣りに行く時とかの当時の光景が目に浮かんでくる。しかも、今聴いても歌が沁みる。
それはこの歌が、愛だの恋だのじゃなくて、おれの苦しみ、についてさりげなく歌っているからだと思うんです。演奏も素晴らしい。
とりあえずこの1〜4曲目まで通して聴いてみてほしい。悶々とした中学時代の心にこの陰鬱な曲と心の叫びがなんか響きまくるんです。さらに、ボーカルの見た目がお世辞にもかっこいい、綺麗とは言えない奇抜な風貌で面白かった。

中学時代の部活顧問で元バンドマンで洋楽ハードロックマニアみたいな先生がいて、当時、部活の遠征の時に車の中でこの洋楽至上主義の先生にいろんなバンドを聴かせて評論してもらうんですが、Xとか聴かせてもこき下ろしてくる。わかってねえな、これはDEEP PURPLEってバンドのギターソロのパクリだよ、的に。

そんな先生が、このバンドをかけた瞬間、、

「こ、、これは、、いい!!めちゃくちゃ良いよ!!」と大絶賛して、興奮しながら僕に「CDを頼むから貸してくれ」と懇願してきたのを覚えています。先生いわく、ベースが安定してていい、と仕切りに褒めてました。
僕はそのベースの人のトークライブに一平と2人でいって、全くインタビューの話を聞き取れず何回も聞き返す姿を見て「バンドマンってこんなに耳が遠くなるんだ」と2人で変な興奮しました。



次、2つ目は、ライブビデオでいうとこれかな。


これを買った日は陸上部の試合の前日だったんですが、夜中にこれ観まくって寝不足で久留米まで試合に行ったの覚えてます。ちなみに僕は足が遅くて運動オンチだったのに、田中くんが陸上部だったから無理やり入れさせられました。なので試合には出てません笑
で、デランジェはこういう変なコードの曲が稀にあって、出来ればこんな曲ばっかり作ってくれんかな〜とか思ってました。キテレツなコードの曲が当時から好きだったんですね。加えて、もう少しボーカルの風貌や歌がヘタレだったら僕的には完璧でした笑
ヘンテコちなみにこの曲のサビのリフを、大学時代のハードコアバンドで丸パクリしましたが、当時のギターは「これはやべえ」って大絶賛してました。



3つめは、京都のこれかなやっぱり。


このバンドは、僕の中で最初のパンク体験ですね。格好もパンクっぽさを感じるのと、歌詞が反社会的な感じです。「女子高生」ていう曲の最初で女の子に「メス高生」とか言わせてみたり。その反面、妖怪の名前をひたすら歌う曲とかもあったりしてユーモアがある。
で、このバンドのドラマーのCDNケンちゃんは、ドラムはそこまで上手くはないんですが、めっちゃ派手な色のバスドラを4つとか並べてるんです。で、叩かない笑。見た目だけなんです笑。ドラムにぬいぐるみとか飾ってたりして遊び心もある。ライブのドラムソロも、誰でも叩けそうなめっちゃシンプルなリズムとかだったり、ソロでツーバス叩いても音の粒が全然揃ってなくて素人っぽい笑。当時YOSHIKIしか勝たん!みたいな風潮がありましたが僕は全然共感できなくて、むしろこういうドラマーの方が惹かれました。ちなみに先ほどの2バンドのドラマーは超絶上手いです。
で、このドラムのケンちゃんが同時進行的に立ち上げたバンドがこれです↓


やばくないですか??

バットを持って、街に出よう、
○○○!○○○!

これを当時なんかのオムニバスで聴いた時は衝撃的にかっこよくて、でも音源とか他にないし闇活動みたいな感じで惹かれました。ちなみに、現在も活動してると思います。ケンちゃんはボーカルで、ステージで蛍光灯食べたり画鋲にダイブとか爆竹やけどとかして毎回病院行ってるみたいです笑


関西繋がりでもう一つ。東のX、西のCOLORと言われたのが、この方たちです。


何がすごいって、この曲めっちゃポップで、パンクでもあり、メタルもちょい入ってて、単純に曲が好き。
で、メンバーの姿は短ランにボンタンみたいな昔でいう超絶ヤンキーです。

なのに!!ドラムだけジェイソンマスク笑!しかも超上手い笑
普通だったら、「俺たちビジュアルでカッコよくキメてえんだから、お前そんな、変なお面被るんじゃねえよ!」ってなりそうなところを、許しちゃってる笑
異物感がハンパないけど、なんか逆にそれが良かったりするんです。
あと、ボーカルの歌が全然上手じゃないし英語も棒読みっぽかったりして、武骨な感じがキャッチーなサウンドに謎にハマっている。「楽しけりゃ歌下手くても良くね??」的な勢いがある。
この、「楽しけりゃ何でも良いじゃんマインド」はこのバンドが運営するレーベルにも現れてて面白いです。しいもんきいとかジョリーピックルスとか。


最後にしようかな、これはもう強烈以外の何者でもない。


ビジュアルって括りを飛び越えて、海外のスラッシュデスメタルと並ぶ超絶サウンドです。なによりボーカルの声がうるさすぎる笑
ディストーションかけすぎやろ、、って一曲めから耳が痛くなります笑

当時まだいわゆるロックっぽいサウンドしか知らない僕は、一曲めのサバス風なイントロから2バス連打が始まった時点で「こ、こんな音楽あったんや世の中に、、、!!」って度肝を抜かされました。当時、スレイヤーとか知っていたら「ふーん、ビジュアルもなかなかやるやん、結構かっこいいかな〜」くらいで済んでたのかもしれませんが、まるで何も知らない少年がこれ聴いちゃったら、強すぎる洗脳を受けちゃいます。ただ、ボーカルがやっぱりうるさすぎるので、あんまり聴き込んではないですけど笑

あー、今日の投稿は超絶長くなりすぎました。

次回からはちゃんと修行の話に戻ります。

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