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I・DOLL準備(とヴァンパイアフェスのコトその4)

どうも体調が戻らず病院通いが続き。
いや、行けるくらいには回復してるんだけど…..悪くして抗う気力をモガレる前に…..って時間やお金を掛けて原因やらを探っても「結局は加齢?」みたいな😆
悲しい…..

完成してからと思いつつ、いつまで経っても〜〜なので勢い付けに〜
2020年、2022年と作りました「リブカーゴパンツ」を今回は「ちょいゆったり」に作り替えます。
両サイド(前回、前々回のどちらだか??ですがが、型紙は同じ筈なので)から
中の2体(ruruko 、男子図鑑サイズ共に)着用の感じに。

φにしたら35→40へ程度ですけど、おそらく「別のパンツ?」てなくらいシルエットが変わると思うので、再販にせず別の名前を付けた方が良いかな?完成したら考えます。

ruruko、男子図鑑共に3色(全て新色)作ります。
カーキ系、グレー系と….黒は初! 
このパンツはどうだったか?忘れてますけど、ベージュ系は(サファリの)何故だかウケが悪いので😆

カーゴパンツに合わせて、キルティングで作ったベストの夏バージョン(背面メッシュとか?夏アウトドア素材ってなんだ?)的なのを〜作り出したんだけど….
面積が少ないだけで涼しくなさげなものに😆
どうせならフードもと思うんだけど、そうなるともうこの面積だと(せめて袖がないと!)重さを支えられないし。
単純に見えて、綺麗に作れるように狭い所で色々チャレンジしてます。ちょっと様子見て、弱いようだったらミシン箇所とかカシメとか追加します。

で、カーゴがまだ出来て無いので何か〜〜と。
どんなかなぁ〜?と試しに作って見てた本革製の「袴バルーンパンツ」を。

やだ〜〜いいじゃない〜〜?!
え〜これはオビツ30用にも作るべきモノ?
※パンツは自家用だけ、です。

上の革より大分厚みのある革なんだけど。
左が「本革タートルジレ」の革。右が「袴バルーンパンツ」の革です。
どちらも1mm以下、羊革です。

で、ヴァンパイアフェスのナインのパンツについて書いて無かった事に気がつき〜
「本革」についても5月末にJISで「用語規定の見直し」があったりしたので
ここでその4。

↑このパンツは試作(ボディ/ナイン)
この後型紙は変えてますが(確か切り替え位置を数ミリ外側に移動したかと?)同じ革で作ってる筈なので、ワンオフナインが履いてるのと大きな差はないかと。
前に切り替えのステッチ入れたスリムストレートシルエット。
(ナインはブーツインする為に畳んでますが)ジャストサイズなハイカットの靴ならなら余裕でカバー出来る程度にストレートな裾幅です。

膝下だけじゃなく、腿の辺りにも「横のシワ」が欲しくて、エイト用に作った型紙です。ワンオフです😆

これが使ったのと同じロットの「羊革」です。サシガネは150×300です。
例えば「袴バルーンパンツ」なら3着分は取れるけど、4着は難しいかな?です。生地の様に決まった幅で欲しいだけ買えません。
鹿、羊、山羊は一頭分(↑このサイズ)、牛、馬だと半裁(はんさい、一頭の半分、格段に大きいです)。
10×10cmを1単位、1DS(イチデシ)と言います。この革は52DS。
1DS=100円なら¥5,200です。バルーンパンツを10点作ろうと思ったら、この革(同ロット)を3枚買わないと、です。
昔は探せば1DS20円〜買える革もあったんです。蔵前の問屋街に現金5万円とか持って行けば、重くて担いで帰って来れない程買えた事も。20年前の話です。廃業しちゃったお店も沢山あります。

真ん中に傷があったり穴が空いてたり、厚みも微妙に違いますし、伸びる方向もあるし、端まで余す事なく使うのも難しいです。
その辺も布とは大きく違いますね。


「繊研新聞社」の記事より「抜粋」です。

JIS 革・レザーの用語規定見直し 動物由来に限定

2024/05/27 07:58 更新

JIS(日本産業規格)による「革・レザー」の用語規定の見直しを受け、日本皮革産業連合会は5月24日に説明会を開いた。JISは革・レザーを「皮本来の繊維構造をほぼ保ち、腐敗しないようになめした動物の皮」に限定、「人工的な材料の名称として使用してはならない」と定義した。
革を繊維状、粉末状にして50%以上配合した加工素材は「皮革繊維再生複合材」とする。基材の表面に合成樹脂面を配して、革の外観に類似させた素材は、「合成皮革」「人工皮革」に分類され、フェイクレザーも不適切な表現となる。


もちろん「趣味のドール服」にJIS規格云々はアレな事は重々承知で…..
「やはり「皮」の手触りは違いますね」
「PUレザーなので丈夫です」
等の表現を作り手、買い手に関わらずよく見かけるんですよ。
いやいや〜全く分かって言ってね〜な〜っすよ😆勿論黙ってますけどね。
腐敗しないようになめした動物の「皮」が「革」なんです。
「PUレザー」のPUはポリウレタンです。布と樹脂からできたフェイクレザーです。丈夫です、は何かと比較しての事なのか?
(もはやレザー、フェイクレザーも使っちゃダメなので、今後はどう言うんでしょうね?)

「革」を褒めてるんでしょうけど。大抵はどう見ても合皮なんですけど、それじゃ尚更どちらも褒めて無い事になるし?
「基材」の縦横糸が見えてるのにも関わらず「お値段的にレザーだと思います」とか💦
中国の合皮製品の(羊の群れとか、タンナーが鞣してる所(どう見てもサイズが牛革)とかの画像を載せて)明らかに嘘じゃん?に騙されてる人もいるのかもしれない😭
もう「本革」製品が身の回りに無いんでしょうね?素材のメリットもデメリットも無く、価格だけ、ブランドだけ、みたいな?関心がないのと「革」という素材を正しく「知らない」。
せめて加工して使う側は理解して貰いたいな、と。

別にお人形服に「本革」使う必要なんか全くないんですよ?
私も「好き」で使ってるだけです!
寧ろ色落ち、色移りのデメリットの方が大きいかと思うので、敢えてDetailに
bag型ソードホルダー(本革)
コルセット付きハーフラップスカート(本革)
パンツ(本革)
と書いて頂いてます。

いやでもね〜合皮で同じの作るかって言ったら作らないよ!
合皮は合皮だもん💦
インクジェットプリント?で生地に本革プリント、とかもあるけどそれでパンツ作ったって革パンには絶対に見えないし?!
革が好きだから革を使っているのであって。革っぽい何か?ではそれを作らないし作れないし、作りたくならないし。

ウチに合皮なんか無いんじゃない?と思って探してみたらば….
ありました。ロードバイク用のバーテープ。ハンドルに巻く滑り止め的なものです。(買うだけ買って乗ってないので交換してません😆これも昔は本革製だった筈)今巻いてあるのはフレームを買った時なので….2015年?10年近く経ってようやく「流石に替えないとみっともないくらいボロボロ」の加水分解なら立派なもんですよねぇ。少なくともコロナ禍前までは真冬、真夏以外の週末は紫外線バリバリで乗ってましたから。
こんな風に大抵は合皮で良いんですよね。合皮だと思って買ってるので確認もしない。表示も無い。

なのでやっぱり怪しい書き方するのは「本革」に見せたかったりする?から?

未だに「本革でないと!」なのはバイクレーススーツくらいじゃないですかね?
街乗りじゃなくて鈴鹿?8耐とか?の。汗や体温で体に馴染むんですよ。勿論暑いでしょうけど、吸湿性、難燃性はハイテク素材に劣らないと思います。
着た事ないですけど…..お人形用に作ってみたいなぁ〜😆
あの背中の凸、空気抵抗とか考えて、かと思ったら「水筒」だった事を知った時の驚き💦

と言うわけでヴァンパイアフェス応募してね!
展示も23日、日曜までです!

aeKABA の時も(ポケット部分だけ、ですけど)本革どうです?って打診してみたんですけど、やはり生地の様に「必要量調達出来ない」の理由でNGでした。
やはりディーラーさんは素材的にも量産が難しいモノを作ってるんですよね。
しかも「ワンオフ」ですから〜!















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