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【5年日記】過去に励まされ、今を生きる

毎日、日記を書いています。
私が愛用しているのは、ペイジェムの5年日記。

初めましての頃
9/29×エメラルドグリーン

1ページに5年分の日記が書けるようになっています。結構しっかりした日記帳なので、書くペンにもこだわってみようと思い、パイロットの万年筆をずっと使っています。万年筆って、なんかかっこいいじゃないですか。毎晩ちょっとした主人公気分になれます。


毎日とは言いつつ、もちろん日記を書かずに寝てしまうような日もあるので、数日の記録をまとめて日記に書くこともあるのですが(笑)まっさらな日記帳が埋まっていく過程は、自分の歴史が形として残っていくようで、ちょっと誇らしげな気持ちになるものです。

今日は何を食べたのか。家族とどこに出掛けたのか。母とちょっと険悪なムードになった。同僚との、何気ないけど、クスっと笑えて、ほっこりしたやり取り。上司から言われて傷ついたこと。仕事に対する不安。やりがい。友達と過ごした時間。彼と過ごした時間。将来の見えなさ。期待。自分について思ったこと。

私の5年日記の始まりは、2020年。後に夫となる恋人と付き合いたてほやほやの頃に、新型コロナ流行が重なって苦しんだ1年から始まり、同棲、結婚、退職、妊娠、出産、育児と、ぎゅぎゅっと様々なライフイベントが詰まった、歴史ある日記帳になっています。

連用日記の魅力は、やはり過去の日記を振り返りながら、現在の日記を書くことにあると思っています。

毎日、楽しいこともあれば、辛いこともある。そのときはどうしようもなくしんどくて苦しいけど、1年後にその日記を読んだ時、「あぁこのときはしんどかったな。でも、今何とかなってるわ」となり、さらにその数年後は「どうしてこんなことであんなに苦しんでいたんだろう?」と、笑い話になっていることもあるのです。

『今』がしんどいから、『今』どうにかしたいんだと思うこともありますが、毎日日記を書きながら、「1年後はきっと、この苦しみはなくなってるはずだよ」と考えると、少しだけ気持ちが楽になるし、明日を生きていく、ちょっとした希望にもなります。

楽しいことがあると、もちろん1日の終わりに振り返って幸せな気持ちになります。1年後も、2年後も、その出来事を思い出しては笑顔になり、懐かしいなぁと思いながら、大好きな人たちの顔を思い浮かべるのです。日記がきっかけで、話のネタができたり、連絡するきっかけが掴めたりしますよ。(大切なお友だちの結婚記念日。毎年日記を書くたびに思い出し、おめでとう!と伝えています)

この5年日記は、今年で終わりです。
1年目の私が想像していなかった出来事たちと、この5年間でたくさん出会うことができました。

日記帳を書いてなくても、記憶として確かに残っているものたち。でも、5年日記を書き続けているからこそ、毎日自然に、過去の自分とお喋りしているような感覚になります。未来への期待も抱きながら。

変わった部分もあれば、変わらないこともある。そんな気付きを得るために、私は今日も日記を書きます。

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