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先祖の供養をどうすんねん…という話 関西バージョン その1

関西バージョンなので、わたしの大好きな太陽の塔にお出ましいただいております。

やむを得ぬ事情で先祖の遺骨を墓に流し込み、仏壇をゴミセンターに搬入し、古い位牌も墓に搬入し、小さな大日如来さんだけを残したわたしたち。

やれやれ、と思う気持ちはありますが、これは祖母の家、母方の実家の話。
関西にあるわたしの実家には、ばばーんと仏壇(幸い今回のものよりはコンパクトだけど)がございまして、祖父母が祀られてっていうのかな?います。なので、将来いつか親が亡くなったら、再び仏壇問題に直面することは決定しております、はい。
わたしも鬼じゃないので、
「誰が処分すると思ってるんじゃ!今すぐ捨てろ!」
とか、流石にそこまでは言わないわけ、ちょっとは気を使って欲しいけど。要するにお寺を破門の上、遺骨返却とかはやめてほしいけど。

そして関西の地元にお墓もあります。今のところ父方の祖父母が入っています。
わたしの父親は長男で、わたしはその長子ということで、
「親が死んだらあの仏壇と墓は将来わたしが…(@_@)」
と墓ができた当時からぼんやりと考え、最近では、仏壇と墓問題のためには多少の貯金も必要なのか?などと考えておりました。
同世代の面子を思い浮かべたとき、誰かが積極的に管理をするとは考えにくかったからです。

今後、親世代の親戚たちも皆入るんやろうか、管理費はいくらぐらいかかるんやろ?、自分の死後はどうすれば?…等々。

しかし、ここで朗報が!
今回は、この朗報の詳細を書きます。

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2021年春、仏壇じまいのために実家へやってきた、日頃は問題しか持ち込まないダメ人間母が、思いがけず都合の良い話を始めた。母の手柄では一切ないが。
「関西のお墓は、Aお姉さん(父の姉)が欲しいって言うから、うちのお父さんの名義からM叔父さん(父の弟)の名義に変えたよ。」

…伯母が欲しいのに叔父の名義?
これではさっぱり意味がわからない。母に詳しい話を聞いた。

少し前に行われた親族の葬儀の席で、85歳になるA伯母の、墓に対する決意表明が行われた。

伯母の決意表明(要約)

*自分は元配偶者と離別して独身なので、このままでは将来入る墓が無い。

*自分には子どもが二人いるが、どちらも仲が悪い…ではなくて、離別した元配偶者の家名を名乗っており、今は他家の人間であるため、自分の墓を子どもたちに用意させることはできない。←仲が良ければ、他家とかカンケーないよネー。

*しかし自分は、K田家(わたしの実家)の長子であり、本来であれば墓も自分のもので、入る権利がある←入りたければ誰も止めないと思う。

*長男だからという理由でわたしの父の名義になっているが、本人曰く
「あんた(わたしの父)のところは男の子がおらんやろ、それじゃあ墓は継がれへんからな。よその人間になった娘には墓は継がれへん。まあ、うちは男の子がおるけど、他家の人間で名前が違うからしゃあないな」

*よって墓は、次世代にK田家の跡取り?になる、M叔父の息子のS太の名義にすることにしたい。なぜならMは心臓が悪いので、自分より先に死ぬかもしれない。幸いMは自分の子飼い…ではなくて、Mと自分は仲が良いので、息子のS太(伯母からすると甥)も喜んで管理してくれるはず。

※わたしの実家、K田さんちは、ごくふつーの庶民家庭です、念のため。ついでに、伯母と父はあまり仲が良くなくて、叔父と父も仲良くないです。
要するに、父の名義であることが気に入らないので、父をハミゴ(関西弁で仲間はずれ)にしたいわけ。お前らは墓にも入るな、という意思表示なんだろう。

ここで、M叔父の妻から意見が出た。
「そうは言ってもS太は独身で子どもがいないし、もうすぐ50歳で、結婚の予定もないし、これから子どもができる可能性も低いんやけど。そうなると結局、お墓はそこで途絶えてしまうと思う。それなら、名前は変わっていても子どもがいる家の方が、後々まで管理してもらえるし、お墓のことを考えたら、ゆくゆくは葉音ちゃんに管理してもらう方向でええのでは?」←墓の存続という視点からすれば正論

ちなみに墓の名義人を押し付けられそうになっているS太は、その場にいなかったそうで、本人の預かり知らぬところで祖父母&伯母(まだ入ってない)の墓を所有しそうになっている…S太(涙)

A伯母「そんな先のことはわからんやろ!大事なのは今のこと(っていうか自分)や!わたしが墓が無くて困ると言うてるんや。とりあえず今のままではまずい(自分が気に入らない)から、S太に変更な!」
M叔父「いや、今は本人がいないので、それは決められへんわ。別に今のままでも、(A伯母は)入ったらええやん。どうしてもと言うんなら、自分の名義にするってことで、将来はS太に聞いておくから、それでどうやろ?」
わたしの親「はー、どーぞどーぞ持っていってちょうだい。欲しい人が持っとくのが一番ええやろからなー」←テキトー

長くなったので、その2に続く…

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