楽しげに会話し行く人々を横目に、帰路は続く。近付くにつれて人は陰り、今日は更けて逝く。足元をカーライトが照らし、また暗くなる。
自宅に一人、時計を外し携帯を置き、テーブルに手を着く。
なんともない日々が終わる。明日も、また終わる。
明日こそは。
しかし、明日をなんと呼べばいい。

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