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明日をなんと呼べばいい

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三十二歳と呼ばれる男の、人生三十年目。 風見かおる
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2014年11月の記事一覧

躍動の黒き革靴空を撫で叫ぶ男の瞳孔の奥

金を芽に働く日々に生をもち成長せねば亡者とならん

めがね曇らせつつ立つ炊事場にて一点を凝視無言のままに

不満など言わぬ男の語りべにこの世の夢の儚さを見る