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あの人が言っていることは理解できない?それはあなたが理解しようとしてないから

今回は、反省会をします(笑)

これまでの自分を振り返って、
自分に欠けていた能力を明確にすることで、
今後の自分の成長につなげたいと思います。

テーマは「コンテクストを理解する能力」です!

しばしお付き合いください。

また、このテーマは、僕だけの問題ではなく、全ての人に共通するテーマでもあります。

よく「あの人の言っていることは理解できない」と言ってしまったり、言われてしまったりします。

それは「コンテクスト」を理解しようとしていないからです。

コンテクストってなんぞやっていう細かい話は後にします!

とにかく、コミュニケーションのズレの多くはお互いがお互いのコンテクストを理解していないために生じます。

今回は、そんなコンテクストを理解する能力を僕の経験を交えながら解説していきたいと思います!

コンテクストとは

コンテクストとは、日本語訳では「文脈」と呼ばれるものです。

つまり、

その人がどんなつもりでその言葉を使っているか

というのがコンテクストになります。

つまり、「相手の発言の意図を探る」ということです。

なぜ、この人はこのような発言をするのか?
この人にこのような発言をさせる背景には何があるのだろうか?

このような問いかけを自分にしてみてください。

「本音と建前」という言葉がありますが、
何が本音で何が建前なのかを区別できないと、
相手が本当に伝えたいことを理解することはできません。

日頃のコミュニケーションは、このコンテクストを互いに読み取り合いながら行われています。

そして、ときには発言したことと本音が
食い違うとき、つまり発信者に”矛盾”が生じることがあります。

それは当然のことです。
だって、自分の無意識を完璧に言葉にすることって不可能じゃないですか?

だからこそ、より良いコミュニケーションのためにはお互いにコンテクストを理解しようとする努力が必要なんです。

コンテクストを理解する能力

では、コンテクストを理解する能力をどのようにして養えばよいのかをここでは解説していきます。

僕は、コンテクストを理解する能力を養うのにもってこいな方法は「子供とのコミュニケーション」だと思います。

ここからは、例を示しながら解説します。

例えば、小学2年生のY君がお母さんに

「お母さん、お母さん、今日、僕、宿題やっていかなかったんだけど、K先生、全然怒んなかったんだよ」と嬉しそうに走って帰ってきました。

そのとき、お母さんのあなたはどう答えるでしょうか?

おそらく、

①宿題は、やんなきゃダメでしょう
②よかったねえ
③どうして怒られなかったんだろう?

というような答え方をするでしょう。

でも、Y君が伝えたかったことは果たして
「K先生に怒られなかった」ことなのでしょうか。

僕は、おそらくY君が走って帰ってきてまで伝えたかったのは「K先生は優しい」「K先生が好き」という気持ちだと読み取ります。

そうでなければ「嬉しそうに走って帰ってきた」という理由を説明できないからです。

これを読んだ人は、「K先生が好きなら、田中先生が好きって言えばいいやん」と思うかもしれませんが、それを子供たちは「宿題の話」で伝えようとするんです。

この話を思いついたのは、先日バスケットボールを小学生に教える機会があり、小学生の発言の裏側には非常にたくさんのコンテクストが含まれていることを知ったからです。

言葉だけを頼りにしない

このように、人は自分の想いを全て言葉にして他者に伝えることはできません。

そのため、声の抑揚であったり、身振り手振りを交えながら何とか伝えようとするんです。

それを受け手がしっかりと汲み取ることができれば、話し手は受容感を感じると同時に、
承認欲求も満たされ、コミュニケーションによって幸せを感じることができます。

だから、言葉だけを頼りにコミュニケーションを行うのではなく、
発言の裏側に存在するコンテクストを
動作周囲の環境声の音といった、
たくさんのヒントを頼りにしながら読み取ることが重要です。

少し難しいことを言っているようですが、これは至極当然のことで、
相手の言っていることが全てではない」ことを念頭に置きながらコミュニケーションを取ることが大切です。

僕は、コンテクストを理解することが非常に苦手で、相手の言っていることだけに集中してしまう癖があります。

そのため、今後は相手の発言だけではなく、相手を客観的に捉え、発言はコミュニケーションの手段の一つであるという認識を忘れずに、コミュニケーションの努力をしていこうと思います。

みなさんの日頃のコミュニケーションでは、コンテクストを読み取ってますか?
ご意見ご感想などいただけると幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます!!

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