NO PODCAST NO LIFE ~Podcast Weekend 2023 Winterレポート③~
宴(うたげ)の後の月曜日・・・
47歳の会社員の僕にとって、月曜日の朝はいつも憂鬱(ゆううつ)だ。といっても、こんな思いをしているのは恐らく僕だけじゃない。日本中のサラリーマンが、毎週、同じ気持ちで布団から這(は)い出てるんだろう。でも、今朝は特に心が重たい。最高だった週末の後だから、現実世界への順応を心も体も拒んでいるようだ。
成長を続けるPCWE
2023年12月16日(土)。小春日和になった年末の東京・下北沢のBONUS TRACKで開催された「Podcast Weekend 2023 Winter」(PCWE)。来場者は前回を上回る3,500人にのぼり、僕らポッドキャスターも350人が参加した。国内では過去最大級のポッドキャストのイベントになった。僕はポッドキャスト番組「金曜日の焚火会」の横山智徳。仲間の梁京燮(りょう・きょうしょう)と中富一史と3人でブースを出した。リスナーさんが遊びに来てくれたり、憧れのポッドキャスターさんたちと写真をとったりと楽しんだ。
勝手に"ドキュメント7.2時間"で勝手にしゃべるラジオ 雑談POPUPストア
お祭りも後半戦に差しかかった夕暮れ、ほろ酔いの僕らは雑談POPUPストアに入った。イベントの企画、Podcast Weekendの公式スペースからの配信だ。運営スタッフで、ポッドキャスト「勝手に”ドキュメント72時間”をしゃべるラジオ」のほんださんの進行でトークが始まる。同じタイミングで席に座ったオーディオドラマシアター「SHINE de SHOW(シャイン・デ・ショー)」の田中見希子さんといきなりのセッション。それでもスタートから会話は一気に盛り上がる。カメラ担当の僕は、話しながら、配信しながらシャッターを切る。ファインダーの中には、子どものように目を輝かせてトークを楽しむポッドキャスターたち。まぶしく、そしてちょっとカッコいい。みんなが笑顔の一日だった。
月曜日の朝は「月曜トッキンマッシュ」
楽しかった週末から2日後。朝食のヨーグルトを食べ終えた僕は、ネクタイを締めて会社へ向かう。地下鉄を待つホームで、スマホの中のブルーのサムネイル「月曜トッキンマッシュ」をタップする。イヤホンをつけると、いつものSHIBUちゃんとKENちゃんの声。やっぱりオープニングトークはPodcast Weekendの話題からだ。KENちゃんに「楽しかった? 疲れた?」と聞かれたSHIBUちゃんが「う~ん。楽しかったよ~」と、歯切れ悪く答えた。電車の中で、誰にも気づかれないようにクスっと笑う。月曜日の朝、僕の気持ちは、少しだけ軽くなった。
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