キャラに共感しながら見るのは心が疲れる。でも…

おそらく初めて「キャラクターの心情に寄り添って物語を見る」ことをやってるんだけど、これがめちゃくちゃ面白いんだ。

でも、心がめちゃくちゃしんどくなるんだ。

きっかけはこちらの記事。

「わかる」は納得で、「伝わる」は感動なのだと思う。
僕は「わからせる」作り方に偏重しているってことがすごくわかった。この記事に書かれているキャラクターの「ディテール」がなかった。
このディテールをつかむと、キャラクターを掴んでいけるんだな。

キャラクターに寄り添おうと意識して物語を見てみると、ちゃんとキャラクターの大事なもの、価値観は物語上で提示されているし、その価値観が揺さぶられる物語が展開されている。みんな大切なもののために戦っていることが伝わる。

僕の創作の原点である「ハリー・ポッター」も、ハリーの心情に寄り添って見返してみたら、シリウスが殺されたところで自分も泣いてしまった。(このシーンで泣いたのは実は初めてだ。小説も映画も何度も見ているのに。)
両親がいないハリーは「家族」と「平穏」を求めていて、シリウスは「家族」と言っても良いキャラクターだった。ハリーもそう思っていたのに、殺されてしまうんだ。それがどれだけ辛いことか。

…という見方を初めて知った。
この見方もめちゃくちゃ面白いことがやっと分かったんだけど、心が疲れるな、これは。これが共感ってやつか。

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