「商業」ってなんだろね

約1年間の「誰ともネームのやり取りをしない浪人のような期間」を過ごし、再び編集者と連絡を取り合うようになった。

今回は、企画が通れば連載が始まることが決定している。
それだけに、超えるべきハードルもめちゃめちゃ高く感じる。

というのも、以前お世話になっていた出版社では賞レースを勝ち抜いた先に初めて連載企画を考える権利が与えられるシステムだった。
誌面に載って初めて連載会議。
下の方の賞ならもう一度賞に作品を出す。
M-1と同じだ。

連載が始まるということは、最低でも「打ち切りまでの数ヶ月間の原稿料」と「単行本印刷費」「印税」などを会社が出費することと同義だ。

商業誌で連載するということは、そのラインを踏まえて、会社を納得させるだけの作品を出さなければならないということだ。

結局、人は何にお金を払うのか。
そういうことを考えなければいけないということを改めて思い知る。

いやくそっハードだわこんなの。
「人間」がわかっていないと、何もかも進まないんじゃね?

答えは出ない。

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