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世界に1つだけの絵本

今日は日本では国公立前期試験1日目。私の従弟が勝負に出ているので、おばさんにエールのメッセージを送りました。それから1年前を思い出して、お世話になった先生方にもメールを送りました。あれから1年。少し背筋が伸びます。

朝はほんの少しだけど日本のアイセックメンバーとビデオ通話をつなげてもらって、元気をもらいました。みんなで集まって頑張ってて、今すぐにでもそこへ行きたくなりました(笑)

研修、第2週目が始まりました。

Feb. 25

今週はSports weekで自由登校かつ授業なし。子どもたちと朝から遊びました。これは緑に右足、赤に左足をのせてすすむ遊び。やってみたけど、かなり体幹が必要な遊びでした。

そのあとは、かえるで遊びました。色合いがピザみたいだねって言いながら一緒に飛ばしていました。でも私はすぐ飽きちゃったので、自分で好きな色のカエル描いてみようよってお絵描きに誘いました。

このカエルなんて言う名前なの?何が好きなの?って聞きながら、え、これお話にしたらいいじゃん!と思いついて絵本をつくることにしました。子どもたちもすごくのってくれて、想像力を存分につかってお話を考えていました。

子どもたちは次々にストーリーを思いつきます。スウェーデン語しか話せない子の話は、英語の得意なニーノが通訳してくれます。もうニーノは立派な通訳者。

ニーノには1つ年上のお姉ちゃんがいます。名前はマリアミ。2人ともほんっとうに美人で英語もペラペラ。おしゃべりな2人はずっと英語をつぶやいています。

どうして英語がそんなに話せるのかを聞くと、お母さんが喋れるのと、あとテレビやゲームを通して英語を知って、かつ好きだから息をするように英語を喋ると言っていました。お父さんは英語を喋れないらしいので、お父さんに、英語をお願いだから話さないでほしい、と言われるくらいだそう(笑)

ということは、子どものころに親が家で英語を話していたら、自然とバイリンガルになったりするのかな。第二言語習得論、もう少し勉強していっても面白そう。

いったん絵本作りは中断して、みんなで部屋を移動してビーズで遊びました。私も小さいころこういうの好きだったから、懐かしい。

私も自由に好きなものをつくらせてもらっていました。それにしてもマリアミの英語はとまらない。話しかけてくれるのはすごくうれしいし、通じるからなおさら楽しいけど。☺

私が自分のアクアビーズで遊んでいると、子どもたちは目をつぶって!と言ってきて私の手首にたくさんブレスレットをつけてくれました。KYOKOというかたちのビーズでつくったネックレスもかけてくれて。それを外し忘れて家まで帰ってしまいました。スーパーにも寄って帰ったというのに。

あとはこんなボードゲームもしました。適当にやっていたけど、これ頭つかわないと勝てないな、と思いました。私はボロ負けでした。

私は子どもたちのクリエイティブで楽しい作品が大好きです。これは自分で考えた宇宙人を実際につくったものだそう。こんな宇宙人いたら楽しいだろうな。

今日のお昼!今日もたくさん食べました。美味しい。

外で遊ぶ時間になって、いつもジャケットを借りているのですが、今日はベラがズボンまで貸してくれました。めっちゃあったかい。

子どもたちは1人1つ防寒着のようなものを持っていて、外で遊ぶときは必ずそれを着ます。色とりどりで、かわいい。そして何よりあったかそう。

ドッチボールのようなものをしていました。ボールを3つ使っていて、子どもたちは全身つかって遊んでいました。ゴーストという名前のゲームみたいです。なぜゴーストなのかを聞こうとしたけど、先生は審判に必死で聞くことができませんでした。

ボールは当たってもまったく痛くないように柔らかいものが使われていました。やっぱりこういう遊びは男の子のほうが得意なようです。

今日のおやつのパンにはレーズンが入っていました。美味しい。子どもたちのなかにはレーズンを嫌う子もいました。レーズンは世界中で好みが分かれるみたいです。

子どもたちのなかには、すでにピアスをあけている子もいます。学校にピアスをつけていくことは自由なので、私はイヤリングだけど、たまにつけて学校に行っています。ニーノが私のイヤリングを嬉しそうにつけていました。

私は毎日サコッシュを肩にかけているのですが、私が何でもここから出すので子どもたちはこれを4次元ポケットとでも思っているようです。出国前に急いで買ったものなのですが、けっこう自分も気に入っています。

おやつを食べてから、また絵本作りを子どもたちと再開しました。みんなが、10ページつくろ!というので、これは今週中に完成できたらいいくらいかな、と思っていたのですが、子どもたちの想像(創造)力というのは本当に豊かで、どんどん進んでいきました。

つくっていると、私も何か描きたい!と子どもたちは寄ってきます。英語が話せない子も、絵本の内容を見ながらそれに合った絵を描くことはできるので、どんどんかわいいイラストが貼られていきました。

私は子どもたちが描いてくれたイラストをいい感じにまとめて、文脈も飛躍がないよう少し修正したくらいで、この絵本のほとんどは、子どもたちが考えてくれたものです。

そんなこんなで、1日にして世界で1つだけの絵本が完成しました。自分が携わっといて言うのも変だけど、めちゃくちゃ可愛いです。

内容も、どんどん友達が増えていくお話なのですが、すっごく癒されます。明日、これを創ったみんなで読み聞かせをすることに。

絵本には嘘も本当もなくて、ただ自分の好きな世界をつくって、自由に登場人物を動かして。この絵本には、子どもたちの夢がたくさんつまっています。

そう、前回の記事で、死ぬまでにやりたいことが見つかった、というのは、世界中の子どもたちの夢をつめこんだ絵本をつくって、世界中のひとたちに夢を届けることです。

実は思い出すと、私は小学校の頃、自分で絵本をつくっていたんです。実家にまだ残ってるといいな(笑)その点と点が結びついた気がします。

まあ、決して絵本作家になるとか決めたわけじゃないけど、1つやってみたいことが増えました。子どもたちとつくった絵本を載せて、今日は終わります。

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終わるといったものの、あと1つだけ。

家主のマイケルは本当に料理が好きみたいで、今日はミートローフをつくっていました。みとちゃんと私にも分けてくれて。めっちゃくちゃ美味しかったです。

「マイケルいつもありがとう」って日本語で言っておきました(笑)

あとマイケルに聞いてみたら、スウェーデンの絵本をいろいろ貸してくれて。内容はスウェーデン語だからあんま分からないけど、目を通そうと思います。

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