さくらが舞う ほろほろと はらはらと
    のこってはくれないのかと はなびらを手のなかに入れた

一瞬 ざーっと 風が鳴る

白い花弁が 右に勢いよく流れていた
    やり遂げた誇らしさとともに ふりかえることなく

ショーの終り ステージを去る背中を追うように 惜しんだ

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