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魅せるチカラ @リストラーズ

今回は 最初に お断りを書いておく。
できるだけ冷静に 冷めた目で見ることを 心掛けたあげく 読みかたによっては 「いったい なに目線」の内容になっているかと思う。そういう見方は
好みではないかたは スルーなさることを おすすめしておきたい。
だが ひとつのアプロ―チとして 筆者には必要だった。



リストラーズは アマチュアだ。


超絶 歌が巧くても 動画作りが秀逸でも。
今後も含めて プロになられることはないだろうと思う。

そのことを筆者は 一ファンとして 嬉しいことだと受け止めている。
もちろん その推測が外れて プロになられてもかまわないが 彼らの どこか
完成しない アンバランスなところに 魅かれていることは 否めない。
 
魅かれる理由を いくつも そして 何度も 繰り返し考えてみた。
 
自分自身の いつかの夢を 代わりに叶えてくれている存在なのか?と 考えたこともあった。
が、筆者の場合 それは違うと思った。


一流大学を出て 大手企業で活躍し、その上 自分たちの才能でも成功する。
それは ひとつの夢の形ではあると思う。

 
が、そういう生活を望むのかと 自分に問うと それはやっぱり違う。

そういう器用な 生きかたは出来ない 変な自信がある。
もし、やるとすれば 特化して 全力集中してしまうだろう。

この夢も あの夢も 同時に叶えられる気がしないのと同時に、全力投入できない自分を許せなくなるだろうから。

 
目の前に それをやってみせるリストラーズという例があっても それは自分が追う形ではない。
なのに この永遠の未完成感に 魅かれる気持ちがあるのは とても混乱する。


もし、彼らがプロなら?
もともと 筆者は プロの仕事が好きだ。

何かに特化しているということは 賭けているものが違うと思っている。
人生を賭けているひとの仕事には 大きな信頼を寄せている。
 
だが、リストラーズは ほかに本業を持っていることが前提にある。
なのに ヌマ落ちと言われるほどハマっている矛盾にアタマが痛くなってくる。
 
リストラーズが 今現在 プロだったら これほど魅かれていただろうか。
 
たぶん 魅かれていない。
なぜなら グループのアカペラという分野に 魅かれたことがない。
ひとの声は とても不安定だから 聴いていて落ち着かなくなってくるのが 大きな理由だった。

リストラーズに魅かれてから 試しに 他のアカペラグループで 既に成功しているかた達のものを いくつか観てみた。
一回では魅力は分からないと思って、何度か繰り返し観て 聴いてみた。

巧いと思う。洗練されていると思う。一観客として 充分 チケット代金を
支払ってもいいと思うレベルだと感じる。公演を観に行ってもいい。
しかし なんと言えばよいか、ハマるほどの魅力を感じない。
なぜなのか 今も明確に分からないでいる。
 
では
「未完成である」ということに 魅力を感じるのかと思って、失礼ながら
まだそれほどは売れていないグループの方たちのも観て聴いてみた。

巧い部分もあれば 不安定な部分もあり、選曲やアレンジが気にいった曲も
あった。また 華を感じる一瞬もあれば 平凡だと思う部分もある。
混在している。
結果、特に応援したいと思うほどのグループに出会えていない。

マジメさと 可笑しさ が絶妙に合っていて 困りませんか 
   ↓


いったい リストラーズと 何が違う?

 
なぜ 最初に聴いた
「フレンズ」の野村さんに いまだに 虜になっているのだろう?
年齢? スーツ? ギャップ? 声? 表現力?


何度も行ったり来たりしながら、
ほかのグループと どこかが 何かが 違うはずだと 探し続けている。

いちばん 心当たりのあるのは 超絶うまい歌と 真逆なほどの素人っぽさではないかと思っている。


それは 見た目だけではない。
たとえば 活動報告の資料の詳細さ 野球に関する資料の詳細さ にも関わらず、歌の紹介や 売りかた セールスポイントの中途半端さ。

 
不安定さと言えばよいのか、ものすごくアンバランスなのだ。
そこに ある種の危うさを感じてしまい、その危うさが少なくとも筆者にとっては 不思議な魅力になっている。


徹底して出来過ぎるところとは 真逆に
言っては何だが まったく お粗末なところ。


ファンへの対応やファンサービスも 何が基準なのかも さっぱり分からない。
失礼を承知で言ってしまうと とてもお粗末な一面を感じることもあるし、
投げ出されている感じを持つことも多い。

 
理系集団として 考えられるあらゆる方法で ファンリサーチもなさっているはずだ。
それを証拠にというのは何だが ときおり メンバーが Xに姿を現したり、公式トラリスくんや 顔じゃない本じゃないにも 豊富な画像や 詳細な文章を掲載されたり 簡単な返信をなさることもある。
かと思うと さっと引き上げて あとは素知らぬ顔。


たとえは良くないかもしれないが ツンデレのような感じで 異性の気を引いては突き放すというか もて遊ぶような一面がある。
こういう方法に 豊富な経験がないせいなのかどうか 筆者の混乱が極まってしまう。


今のような形で 推し活のようなことをした経験がないから これが 当たり前なのかどうかも 判断すらついていないという こちらの問題もあるのだが。


次に 何を
いつ出されるのか お仕事の都合もあるだろうが、3月末の「涙のリクエスト」の時期や 動画視聴率のランキング推移を見ても そろそろ 次をと 考えられていてもおかしくはない。

 
そして たぶん予想を超えてくるようなものを出してこられると思う。
また 界隈は その話題に持ち切りになる。
繰り返し 視聴され、動画視聴率は再びあがるだろう。


結果 さらに深みに 自ら進んでいく。 
 
 
リストラーズは アンバランスだ。

突き抜けた最高と、真逆の平凡さが 真っ二つになって混在している。
その危うい存在感が 筆者にとって ひとつの大きな魅力になっている。


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