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球体関節人形をバラして元に戻すまで


はじめに

皆さんは「ブラインドドール」というものをご存知でしょうか?
主に中国で販売されているお人形なのですが、ブラインドという名の通り中身が選べない代わりに安価で購入できる球体関節人形のことです。

人の形をしているものから
人魚型にユニコーン型など最近は種類も豊富

見ての通り私はこのドールを収集するのにハマっておりまして、上記の写真以外にもたくさんお迎えしています。

で、この子たちはほとんどが体のパーツがゴム糸で繋がっています。
ゴムの先にS字フックがついており、四肢と頭を繋げている構造です。
最近は手の換えパーツがついていることも多いのですが…

事の発端

今回お迎えしたドールはこちら!!!

天堂制造Studio「KUKAKA(クカカ):虫虫カフェ」BJD 球体関節可動ドール シリーズ

クッソカゥワイィ~(デビ●マン)

写真じゃちょっとわかりにくいのですが手足の先が大きく、既存のドールより少し大きめの子たちです!
で、この子達もいくつかハンドパーツがついています。
その中で「ピースサイン」があり、ピースさせよ~と手首を外したのですが…


?????????????

元に戻せなくなったのである!!!!!!!!!!!!

地獄の始まり

ここからが地獄だ

左手首を外したところ、ゴムがボディ内部にまで引っ込んでしまい、にっちもさっちもいかない状態に。
アドバイスを受け細いヘアピンを突っ込んでみるも、腕を構成していた部分が見つからない…(この時点ではまだどういう構造でゴムが繋がってるのかよくわかっていなかった)
あー中で絡まっちゃったのかな…と思った私はやむを得ずもう片方の腕も外しました。

 

で、この画像に。
まだ下半身は下半身でゴムが繋がっている…???
虫虫カフェにも取り扱い説明書はついていたのですが、簡易なものでやっぱり構造がよくわからない。中国語だしね…
で、ふとアンティーユの取り扱い説明書を取り出す。

あっ!これかあ!!

なおこの説明書を思い出して確認するまで

無知

こうかと思って必死にゴム引っ張ってました

なのでこの時点では上半身だけ直して、下半身のゴムを首まで引っ張れば元に戻せる段階だったのですが

あ~あ

全部バラしてしまったのである!!!!!!!!!!!!!

地獄は続く

構造はわかったものの、とにかくゴムを通すのが難しい!!
こんな短いゴムで体を構成してんの!?てくらいゴムが短く、
要するに千切れるんじゃないかってくらい張った状態で体を構成してんだ…
なので片方が緩めば片方がバラバラに、しかし片方を引っ張りすぎると片方がボディの中に引っ込んでしまうの繰り返し。
あああああああああああああああ

そこで使ったのが写真にも出ているヘアピン。

元に戻ってきた

ヘアピンを糸通し兼留め具代わりにしてなんとかここまで来ました!!
油断するとすぐ糸が抜けてパーツがバラバラになるので、ヘアピンは本当に役に立ちました。
もしかしたらドール系のショップに行ったら専用道具があるのかもしれませんが…!

まぁ…

戦力外

やったのは弟(と母ちゃん)ですが…

弟と母が上半身、私が下半身を組み立てるスリーマンセル(?)
因みに母ちゃんはヘアピンではなく縫い糸で引っ掛けてゴムを引っ張っていました。
ヘアピンより更に細くやりやすかったらしいですが私には無理だ

紆余曲折を得て…

復活!!!!

ばばーん!!

戻ったあああああああ!!!!!!!!!

あれ?最初の写真の子と違くね?と思われそうですが、そう、この子はご厚意でお譲り頂いた二人目の虫虫カフェちゃんなのです。
ランランちゃんと言います。
そんな子を私の無知と不器用さのせいで一時期とはいえバラッバラにしてしまい本当に申し訳なく、情けない気持ちでいっぱいでした…

元通り記念!

今回は初めて球体関節人形をバラバラにしてしまい、元に戻すのに四苦八苦するというドール初心者の姿を晒したわけですが、今後もこの子達を愛でていく中ではいつか必ず通る道です。
ゴムで体ができている以上、いつかゴムが劣化し、取り替えてあげないといけないからです。
正直今回の経験を経ても「できる気がしねえ…!!!」な気持ちでいっぱいですが、ひとつ経験を積んだということで、ここに記しておきます。

メンテナンスは大変だけど、やっぱり球体関節人形が好き!

ドールは良いぞ!!!!

余談


私がTwitter上で手首を変えるのに失敗したことからギャー!助けて!!と悲鳴を上げていたからか、ドール購入元のショップさんが手首の取り替え方講座を上げてくださっていました…
本当すみません…ありがとうございます…!



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