見出し画像

「#駄言辞典」日経×woman編 を読んでのビブリオエッセイ

「ほんと、駄言辞典なんて早く絶版になればいい」

吐き気がする!と感じるまで一瞬だった。つまりは「この本は嫌いだ!!」、だから絶版を望む。
女だから、男だからという気はない。
が、しかしである。平均にすぎないにしろ、女子(これも駄言なんだってね)の特徴や得意、男子(またまた駄言)の特徴や得意は、どう頑張ったってある。
「女だからって馬鹿にしないで!」と声高に言いながら、「あいつさぁ、男のくせにさぁ」なんて陰口叩いて盛り上がってはいないか?
男子が女子を守って何が悪い!!
女子は子孫を残す役割がある(あー、これも駄言か?)。十月十日だけじゃない。妊娠するずっと前から、体を整える必要があるし、出産後も自分の体を労わらなければならない。
そんな女子を男子が守るのは自然の摂理でもあるはず。
私は「◯◯だからしかたないよねー」と言われるのが大嫌いな子供だった。だから、この本に出てくる駄言は駄言だと思う。
じゃ、なぜ吐き気がするかといえば、どーでもいい。言われたからって傷つくな。自分だってきっと言っている。アッと思うことは必ずあるだろう。
そして、言われたら嫌な言葉は、人それぞれ違うはずだ。
扶養家族で専業主婦がいい〜と本当は思っている女子も少なくない。
みんながみんな、男も女もなく活躍したいと思っているわけじゃない。
さて、我が家の話もしておこう。
スタートはさだまさしの「亭主関白」も顔負けだった。30年も過ぎれば、得意な人がやればいいんじゃないというスタンスになった。掃除も洗濯も相方の方が得意だし、私が長期留守の時は、台所に洗い物なんて溜まらない。
子育ても、男女関係なし、お兄ちゃんお姉ちゃんの呼称もなし、一人一人をそれぞれにしてきた。
そうか、この本に吐き気がしたのは、「駄言のシャワー」への拒否反応だ。
言霊はある。潜在意識が勘違いをするような駄言づくしのこの本が絶版になることを願う。
まっ、私が手放せばいいだけか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?