見出し画像

「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」

今日は東京7日目最終日。
15時過ぎに浅草橋を出発。
その前に、娘宅の夕飯の準備があるから、午前勝負。
ようやくの東京らしい時間(爆笑)
無駄にはしない。

春にゲットした東京駅周辺6館の美術館を巡れるパスを利用して有意義な時間を過ごしたい。

今、展示があるのは、2箇所。
東京駅と日本橋室町。
時間ないからなぁ。東京駅一箇所に決める。

東京駅丸の内北口を出てすぐにある東京ステーションギャラリー。
重要文化財の東京駅丸の内北口ドームを使ったギャラリー。
八重洲口利用が多かった私、ようやくようやく東京駅の凄さを知った感じです。
この先には皇居があるんだよね。

今日の展示は
「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」

実は、誰かもどんな作品なのかも知らずに行った私です。
何でもいいと言ったら語弊がありますが、どんな名画でも、子供の作品でも、心が動くこともあれば、そだねーって感じの時もあります。
だから、誰でもどんな作品でも、その環境で自分の目で観て感じることが大事だと思うのです。

会場に足を入れた途端、「あー、知ってる」「みてるよね、この人の作品」。
数点観ていると、今日は不思議と言葉が浮かんできたのです。
問いの言葉が。

・自分の夢という空を、あなたは飛べていますか?

・あなたの言葉や態度は、ハサミになっていませんか?

・頭の中の引き出しに、鍵がかかったままになっていませんか?

・目と鼻と口、3つのぱーつしかないのに、なんと多種多様な仮面があることか。
あなたは、どんな仮面を持っていますか?
あなたは、素の顔を忘れてはいませんか?

・ゼンマイ仕掛けのある人間(決定権がない人)の中に、ゼンマイ仕掛けを持たない自由な人が紛れ込んだら‥‥。
どちらが幸せ?

・どんな人も、たくさんの人に支えられているんだよ。おかげさまなんだよ。

・背中にゼンマイがあったとしたら、それは、自分では巻けません。
ゼンマイ仕掛けなんてなくたって生きていける。

・鏡に写った自分は、もう、昨日の自分じゃないんだ。

・矢印ジャングル。それはそれで迷子になっちゃうよね。

・歯車に乗った人は、ずっとそこで回っているつもりなのかな。

・思考がぐちゃぐちゃになりそうな作品たちの中にある普通の一枚に、ホッとする自分は凡人だから。

・1970年に描かれた作品「調査」。人や物を輪切りにした作品。まさに、現代のCT画像を思わせる不思議。この時代にCTはあったのか?

・海に泳ぐ色とりどりの細めの魚たち。と思いきや、近づいてよーく見ると、ミサイルが整列して飛んでいる。

・無造作に伐採された木の切り株が、あたかもオブジェのように整然と並ぶ一枚。
太陽光発電のパネルが寒々と敷き詰められた北海道の大地を思い出す。
それは、地球に優しいエコなのか?
やがて対応年数が過ぎた時、パネルたちはどうなる?そのまま放置?腐り果てた挙句、土に染み入るものは安全なのか。いやいや、全てが人工物。安全の保証なんてあったとしても信じがたい。
余力のない電力会社が倒産したら、残されたパネルは?
北海道の大地、中国云々の前に、太陽光発電パネルに食い潰されやしないのか?

・1人しかいないのに、たくさんの指差し。
今のSNSと変わらない。

・こんなに科学が進化したのに、なぜ人は戦うんだ?
なぜミサイルが必要なんだ?
なぜ戦争なら人殺しにならないんだ?
「ばっかじゃないの💢」
地球国でいいじゃん。

こんなに、様々ことが言葉になって溢れ出た作品は初めての事。
次に出会うアートは、私にどんなギフトをくれるかな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?