🇯🇵フジロックの思い出2014-2023

2024年7月28日 01:13

2024年は残念ながら行けないフジロック。配信を見つつのんびりと過去10年間で行った思い出を振り返った。乱文

感想

過去10年で全8回。全て3日通し券、ストイックにテント参加。どの年も思い出がある。あの不思議な空間で見られるライブは特別。

ご飯やお風呂の記憶はごっちゃになっている。雨の中立ち食いしたジャスミンタイのカレー、クラフトビールと日本酒に絞って飲み歩いたりもした。志賀高原のIPAはいつも美味しい。舞茸の天丼、深夜の醤油ラーメン、とろろ飯、ソースカツ丼とか色々思い出す。また今度写真をあさって更新したい。
キャンプ場のシャワー、苗プリの温泉、雪ささの湯、宿馬の湯、越後湯沢駅の温泉とか色々入った覚えがある。最近はペットボトルの水を浴びるだけで適当にすませてしまっている。

10年目にして改めてフジロックの楽しみ方を理解しなおした。現地で会えそうな仲間も増えた。こうなるとやっぱりまた行きたい。
正直なところ当初の人生設計的にはもうフジロックにはいっていないはずであるが、それはよしとする。プライベートがどうなっているにせよ2026年は30周年ということで強引にでも行きたいなーとぼんやり考えている。

2014年 (初フジ)

まだ学生だった。当時の彼女に誘われる形で参加してみた。本当に無理して行ってよかった。テントに宿泊するという行為自体も初めてに近かった中連泊することもあり色々と調べて行った。記憶は薄れてしまっているが、会場は思ったより涼しかったこと、会場が広いこと、芝の匂いが印象的だったことを覚えている。目に映るもの全てが新鮮だった。何もかも楽しくて歩き回った。
洋楽自体をそこまでたくさん聞いていたわけではなかったので色々と予習した。また当時はなんとも思わなかったカニエウエストのキャンセルだが、今振り返ると本当に意欲的なブッキングをしようとしていたことがわかる。ライブはこの時のArcade Fireを超えることは一生ないだろうと思う。ミラーマンが出てきて始まったReflektorは最高だった。電気グルーブ、Franz Ferdinand、夜のJack Johnsonも良かった。Bombay bicycle club、Foster the perple、Damon AlbarnのEnd of Century、寒くてすぐテントに帰ったthe Poguesを覚えている。
今見返すとDisclosureからBasement Jaxxの流れ、深夜のjungleにFloating points、Lorde、Outkastなど中々に熱いラインナップが揃っている。それにオレンジコートももっとライブを見ておけば良かったと思う。
ベストアクトはArcade Fire

2015年 (デイブ骨折)

この年は2回目ということで少しこなれていた。木曜に期末テストを受けて急いで向かった覚えがある。2013年にサマソニで見たMuseをまたもう一度見られることが嬉しかった。年明けのラインナップ発表ですごく興奮したことを覚えている。まだまだ洋楽を手探りで聞いていた自分には3日間のヘッドライナーはとても刺激的だった。やはりグリーンステージが中心になってしまう。金曜に1人で前乗りしてテントをたてた覚えがある。前年の売り上げ不振を受けて色々と簡略化されていたようだが自分にはまだまだ全てが新鮮でそれを感じることはなかった。
直前に骨折をしたデイブがそのままキャンセルせずにライブをやってくれたのが最高だった。横断幕でステージが覆われて始まったEverlongが忘れない。Muse、ノエル以外にはof monsters and men、deadmau5、チラッと見た星野源や椎名林檎を覚えている。正直この頃にはすでにライブというより雰囲気を楽しんでいるようになっている気がする。
今見返すとRudimental、ベルセバ、FKA twigsを見逃したのは頂けない。深夜もFlume, Galantisは楽しそう。フィールドオブヘブンの奥田民生とかいいなあ。ルーキーアゴーゴーのTempalayも面白い。
ベストアクトはFoo Fighters

2016年 (20周年)

社会人になって初のフジロック。20周年の祝福ムード、ヘッドライナー含めラインナップが中々に豪華なこの年に参加できて嬉しいなーと考えていた。1年目でいきなり都合よく有給を取れたわけではないが金曜定時で急いで苗場に向かった。夜型のタイムテーブルのおかげで奇跡的にシガーロス→Disclosureが見られたことを覚えている。前年とは逆に彼女にテントを先に建ててもらっていた。
ベックはゆっくり見た。レッチリは人生初ということで気合を入れすぎて前に行きすぎてとてつもないモッシュに巻き込まれた。ライブが思ったより短かったのと1曲目がCan't Stopじゃなくて少し不完全燃焼だった。ロバートグラスパーも見た。それ以外、何を見たのかあまり覚えていない。お互い仕事の疲れもあるし同じフェスに3回行くという行為自体が初めてで色々と慣れ親しんでいたのでのんびり過ごしたに違いない。
今振り返るとthe InternetやKula shakerを見逃したのは痛い。フィールドオブヘブンのカマシも良かったんだろうなーと思う。
ベストアクトはBeck

2017年 (最前列)

3年間一緒に行っていた彼女とは別れてしまった。ただフジロック大好きで早割を買うようになっているのでどうにか行きたい。自分には洋楽好きの友達はほとんどいなかったが久々に地元の友達に声をかけて一緒に行った。倹約家だったのでキャンプ案に賛成してくれたがフライシートを忘れた上に雨が降って悲惨だったことを覚えている。
この年その友達に言われるがまま朝からグリーンステージの最前列に居座り続けてみた。今振り返るといい思い出。RagnBoneMan、theXX、Gorillazと中々贅沢なライブを最前で楽しめた。ただQOTSAを泣く泣く諦めたことを覚えている。（でもすぐにサマソニで来日して歓喜）2日目は夜のLCD、こんな雨の中ありがとうと言ってall my friendsのイントロが流れた時は痺れた。昼のAvalanchesも良かった。3日目はトリにMajor Lazerを選んだ。めちゃくちゃ楽しかった。昼は疲れて雨の中座って半分寝ながらYukiとLordeを見たことも覚えている。この時の洋楽趣向はロック、R&B、EDMよりだった。今思うとBjorkを見ておきたかったが、全体的にそこまで後悔がないのですでに色々と聞きあさっていたのだろう。
ベストアクトはLCD Sound System

2018年 (アメリカ)

この年は登山用にテントを購入していたのでそれで参戦した。翌年の雨でもびくともしない優秀なテントだった。大学の友人が土曜だけ来てくれたので一緒に回った。もう早割を購入することが恒例になっていたが、金曜遅刻で日曜早退というスケジュールで中々にもったいないことをしている気もする。苗場開催20周年でグラストからアンフェアグラウンドのセットの一部を持ってきていた。面白い試み。
金曜にフレックスで早退してOdeszaとPost Maloneを見た。土曜は友人とスクリ→MGMT→ケンドリックを結構強引に動いた。ケンドリックは世界のフェスに引っ張りだこで映画ブラックパンサーが公開されたこともあり今こそ観たいという最高のタイミングですごく嬉しかったのを覚えている。MGMTは会場がパンパンだった。でも欲張って動いてよかった。スクリのYoshikiは見られなかったが。日曜は昼のジャックジョンソンくらいで帰った。帰りの新幹線でVWを見た覚えがあるので配信をしていた年だろう。マックデマルコは見たかったし深夜にもっとこだわるべきだった。John HopkinsとかAvalanches DJ setとか。5年目なのにまだ深夜の魅力に気付いていない。
ベストアクトはKendric Lamar

2019年 (大雨)

この年は関西に転勤になって初のフジロック。金曜に有給をとり木曜の夜行バスで直江津に向かい、新幹線で越後湯沢に向かう日本海側から攻める強行作戦で会社の同僚と一緒に行った。帰りは上越→東海道新幹線。この年は日曜はほぼライブを見ずに2日券みたいなスケジュールで帰路についた。もったいない。ただ土曜の大雨もあったので無理はしなかった覚えがある。
金曜はジャネール、Toro y Moi、Tycho、ケミカル、土曜はMartin、SIA、Jonas Blueとか。金曜はまわりの人と楽しく踊ったことをよく覚えている。フジロックと言えばケミカルとも思える中でようやくライブを見られた。土曜は雨の中ひたすら耐えてライブを見通した。感動も一塩だったが、SIAは微動だにしないで歌っていたのが印象的。ライブ終わりに若いお兄ちゃんお姉ちゃんがずぶ濡れでもう二度と来ないと文句を言っていたくらい雨がとんでもない年だった。ライブはMitski、Kaytranadaを見なかったことは悔やまれる。Vince Staples、James Blakeももったいない。キングギザードとかデスキャブとか結構粒揃いの年。
ベストアクトはSIA

2022年(コロナ)

コロナで中止になった2020年、洋楽なしということで諦めて家で配信をみた2021年を踏まえてようやく通常に近い形ということもあり3日券で参戦。この時は金曜1日券で当時の彼女を強引に連れてきてみた。案の定彼女にははまらなかったらしく、まあ来年はもういいやと言われた覚えがある。VWをリベンジできたのはよかった。彼女に合わせたせいでSydとか見逃した。土日はArlo parks、Jack White、トムミッシュ、ナイトテンポ、HalseyにMuraMasaと1人でのんびり見た。ずとまよが前回見た時の初々しさがなくなってプロの雰囲気をまとっていたことが寂しかった覚えがある。
金曜のVWは特に今までにないようなガラガラのグリーンステージで新鮮だった。途中機材トラブルで止まってしまったことも印象的。土曜は昼くらいまで越後湯沢駅周辺で過ごしてみたが、これもまた新鮮だった。美味しい蕎麦や天ぷらをゆっくり食べて過ごした覚えがある。
ベストアクトはJack White

2023年 (初心にかえって)

この年10年目にしてついに3日間を通じて1人で参戦することにした。これまでとの違いはあらかじめ夏に向けて仲間を作り、現地でいろんな人に会ってみるというのを実践した。またトレランを始めて体が鍛えられ、グラストにも行って価値観が色々と変わった後だったこともポイント。ライブを楽しめるだけ楽しむという感覚が自分の中で改めて芽生え、前年までのような大人な楽しみ方をせずに休みをきっちりとって時間一杯に踊りまくることに方針転換をした。
コロナの余韻があった2022年と異なり、この年は本当に豪華だった。金曜はthe Strokes、Year Year Years、NxWorries、Overmono、Vegyn。土曜はWeyes、Polachek、トリはフーファイを蹴ってCory wongに全振、RomyにTSHAも。日曜はLizzoをけってFKJ→Asgeir→Weezer。夜中のField of Heavenの良さに10年目にして気づいた。そのままGinger root、Blessed Madonnaなど見つつ初めて会う人とかに挨拶しながらオアシスでだべり、初めて朝日を見るまで踊り明かした。深夜のダンスアクトの良さを理解し楽しめるようになったのはグラストに行ったおかげ。また日中の暑い日差しを遮りグリーンステージの後方でブルーシートと椅子でのんびり過ごす良さもわかった。涼しいしステージもちゃんと見える最高の場所だと初めてわかった。
グラストで昼にフーファイやLizzoを見てしまったが、思うに夜照明も込でフジでみる方が印象的だったに違いない。木夜から月朝まで初めて5日間過ごしたが、本当に楽しめた。現地でXやラインで連絡をとって乾杯したのは楽しかった。また現地で合流した仲間とフジロックランやヨガに挑戦したのもいい思い出。
ベストアクトはCory Wong

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