感情は素直に出すべきか

会社で働いていると様々な不満や怒りを感じることがある。その時に素直に感情を表現すべきか、ということを書いていきたい。

結論から言うと、基本的に感情は表に出すべきではなく、出すとしても相手とタイミングを間違えないことが重要だと思う。私自身も売り言葉に買い言葉でその場でキレ返したくなるようなことが何度も何度もあり、そのたびにぐっとこらえて踏みとどまり、後から考えても「やっぱりキレなくてよかった」と思うことが多い。もちろん本心としてはその場で言い返してやりたい気持ちしかないし思い返しても腹が立つことも多いが、肝心なのは自分が掲げているゴールに向けて最短距離を進むために今どう行動すべきか考えることだと思う。本当に譲れないラインを相手が超えてこない限り、感情は出すべきではない。ちなみにキレるタイミング・相手を間違えると次のようなデメリットがある。

1.(どうでもいい人間のために)自分の時間が奪われる

時間は有限。自分が大切にしている人間やモノゴトに対して時間を使うことでQOLを高めることが出来るので、自分の人生において重要ではない人間に時間を取られてはいけない。一度誰かに対してキレると収束させるためにまた色々考えないといけないことが増えてしまうし、謝罪など余計な仕事が増える。

2.キレた相手の協力を得ることが今後出来なくなる

今後、もしキレた相手の協力を得ることで物事がスムーズに運ぶようなケースがあったとしても協力を得ることが難しくなり、結果的に自分の工数がとられることになる。相手がどんな人間でも必ずそのポジションに居続ける理由があるはず。

3.マイナスのレッテルを貼られる

こういったキレたという話は社内を回り、何も知らない人からも「あいつはキレる人間だ」という目で見られる。人は第三者の言葉をより信じる傾向があるので「感情的な人間」や「トラブルメーカー」などの先入観を持たれることにつながり、少し仕事がしづらくなる。

4.自分の格が下がる

これは自分の中の問題であるが、「あんなつまらないことでキレてしまった」という考えが自分の頭の中を駆け回る。自分の格が下がる。

一方でメリットも挙げてみたい。

1.スッキリする

ムカついた相手や発言に対してはっきり言うことが出来ればすっきりとした気持ちになると思う。

やはり、メリットは少ないように感じる。

基本的に人間同士は分かり合えなくて当たり前だと思っている。自分がキレても相手を変えることは出来ない。自分もそれで変わらない。だからキレそうな自分がいたら一旦抑えて一呼吸おいて「自分の大切なモノのためだけに時間を使う」と言い聞かせて、自分が全く悪くないと思っていても相手に頭を下げて、そして前に進もう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?