ハロルドとモード 2023 観劇レポ
#ハロルドとモード
改めまして10月10日、11日観劇して来ました
1日行ければ勿論十分だったけどこの抽選がラストチャンス!
って所で協力もありまさかの2日当選…もうこんな奇跡無いだろうと噛み締めながら…
映画もゲネの映像も雑誌も前情報極力入れないで行ったからハロルドがどういうキャラなのかとか全然知らずに見たけどやっぱり良い所の坊ちゃんだったんだなって笑
まぁあの衣装で分かるけども
どちらも注釈付きだったので2日目は補助席だったけど全然見やすい位置だったし1日目は前から2列目でこんな近くで見れる事なんてこの先無いだろうって距離で…ただめちゃ端なので首肩は死にました
…あまりマイナスな事は言いたくないんだけどどうしても許せない事があって…ステージ側の隣に座ってた方が前半略寝てたんですよね…
本当に半分以上かな…?何時起きるんだよって位何度も落ちてて
こんな目の前で生の演技見れてるのに寝れますか?
端なので首思いっきりステージの方向かないと見れなかったんですけど視界の半分が隣の方のコクコクと上下する顔で埋まってまして
嫌々来てるのか?付き合いで仕方なく入ったのか?
まぁ何度も入ってるのかもしれないですけど
その人の事情知なんか知ったこっちゃないし入りたい人がどれだけいると思ってんだよと
本当にずーーーーっとコクコク…ガクッっての何度も繰り返してて
全然集中出来なかったんです
マジで勘弁して頂きたい
端とは言えかなり前の方だから下手したら演者から見えてるかもしれない…と思うとお願いだから視界に入らないで…!って何故か自分がヒヤヒヤもしたし
誰目当てで来たんだよと思ってたんですけど最後の泣きながら弾き語りする向井君をしっかり双眼鏡で見てたので向井君目的だったのかと
こういう人が同じファンなのかと思うと悲しかったです…
気を取り直して
幕が開いた瞬間そこには毎日見てる向井君そのものが居て
実物の方がカッコいいとかよく言うけど違う
何時も見てるそのままの向井君
ハロルドの衣装身に纏ってるしライトに照らされて何割か増しに見えてるはずなのに自分には何時も見てるまんまの向井君がそこに居ました
つまりは普段から画面越しでもそのまま美しいって事が実感出来たと
朗読劇だから基本手元の台本に視線落としてるし
(それでもレポ読むと前半公演より顔上げてる時間多かったんじゃないかな)
モードと会話する時は1日目自分の席とは逆だからあまり顔を正面から見る事は出来なかったけどたまにね…スッとこちらの方を見るんですよ…
何かを見据えてるような…ハロルドが何を見てるのか分からないし場面的にも一体こっちの方に何が見えてるんだろうってシーンで
兎に角スッとこちらの方を見た瞬間すっごい息飲んだ
息を飲むというか本当にあの瞬間って息止まるんだね…
う…美しい…って
映画のハロルドは顔立ちは少年の様に可愛いけどあまり表情も言葉も声も無に近くて大人びた…というか虚無感って感じだけど向井ハロルドはもうちょっと少年らしさがあって表情豊かで可愛かった
19歳というのを凄く意識してるわけじゃないと思うけど声も若干高めにしてて
ハロルドも中々変わった子だけど案外普通の感覚を持ってるのかなって感じたから序盤はモードの言動にちょっと関わりたくなさそうな…まぁまぁ引いてるのが良く分かる笑
歌とかダンスやるの?ってモードに聞かれていいえって答えるけどこちとらめっちゃ心の中で『やります!得意です!上手いです!』って答えてた笑
葬儀で黒い服ばかり着るの変ねっていうモードめちゃ共感
パーティしろとは言わないけどその人と会ってたいつも通りの恰好の方が良いんじゃないかって思う
相性診断の質問を勝手にイエスノー振り分けてく母親の横で表情が段々と無くなって無になっていく様、銃口を母親に向ける横顔
自分のこめかみに銃を付き付け漆黒の瞳をゆっくり閉じる様
どれも美しい事…
どうしてこう向井君の闇を感じる表情って美しいんだろう
本当に目から光が段々無くなる感じがさ…
え?光の量操れるの?
目の前で派手に狂言自殺繰り返しても全く気にも留めない母親にやっぱり自分に興味を向けたい構って欲しいって気持ちが強いのかな
最初は過保護で何でもかんでも勝手に決めちゃう母親に抗ってるのかとも思ったけど
自分が死んだと伝えられた時の母親の反応見て”死ぬって良いな”って感じてしまったってまさにだよね…
愛に飢えてる少年なんだろうね
映画では無かった木登りのシーン
ピアノと向井君の段々声量が大きくなって高揚感ある演技が相まって凄く高い木を登った感じが用意に想像出来て
ハロルドのちょっと無邪気な所も感じたし朗読劇ならではの場面だった
彫刻家との掛合も映画はほぼなかったけど好きなシーン
「眠っちゃった?」「起きた…」「眠った」
って実況してるのとか溶けちゃう氷見てどうしよう!とかハロルドの反応が凄く子供みたいで可愛くて
ハロルドの優しさも出てたし
"向井康二"が演じてるハロルドって感じ
映画のハロルドしか対比出来ないけど映画はどこか生気がないというか…結構淡々としてクールな印象だったけど向井ハロルドは結構喜怒哀楽があって子供らしくて無邪気さが出てる気がした
もしかしたらモードに出逢ったからかもしれないけど向井君が演じるハロルドだからなのかなって
この素直さ優しさ可愛さ儚さが”向井君”らしさなのかな
好きなシーンの1つ
モードが彫刻家にヌードモデルしてあげてるって聞いてハロルドが嫉妬するシーン
あからさまに口尖らせてる感が素直で可愛い笑
ここら辺からモードへの気持ちが言動に出てくる気がして
女の子とランチするって言った時も別に深い意味無いから!母親が勝手に決めただけだから!って言っちゃう所とか
誤解しないでよ!って感じなんか可愛いんだよね
で、一番好きなシーン
サンシャインとの掛合
前2人の女性とは同じシーンに居るはずだけど演技上関わってないんだよね
ハロルドが暗転されたままで(ライト当たってない時も気持ち的には演じてるだろうけど)
サンシャインだけガッツリ絡んでてしかも朗読劇とは…?って位アクティブで笑えるシーン
切腹シーンは本当に見物
アレ…マジで斬ってる笑
「介錯は無用!!」
に鳥肌立ったよね…
そっからスッと目閉じて刀抜くシーンは正に九剣士の冒頭の感動が蘇った…
所作も美しくて
続けて腹切りながらの断末魔の叫びなんかもう…すんごいよ?
あぁこの人…舞台の人だ…って思った
ゲネの映像より絶対凄み増してたと思う
この迫真の自害の演技見ても唯一引かなかったのがサンシャイン
なんなら、自分の演技に浸ってるのね分かるわ私もやってみせてあげるとか言ってハロルド置いて勝手にロミジュリし出す笑
切腹して横たわってたけどむくっと起き上がってちょっと困惑気味のハロルド(お互い様)
ここ桜井さんの熱演に向井君が出て来ちゃってたと思う笑
いやあれはハロルドとして笑ってたの?…向井康二として笑ってたの…?笑
で問題の美し過ぎるキスシーン(に見えるシーン)
勝手にやりだしたロミジュリに巻き込まれただけなので全然キスシーンじゃなかったです笑
こんな美しい一瞬を切り取ってくれてめちゃ感謝ですけどまさか笑えるシーンだったとは思わないよな…笑
めちゃ自分の世界に入り込んでたけど腹切り用の刀を手にした時急に我に返ったのかマジックナイフの仕掛けを確認する為にハロルドの膝(だった気がする)にカチャ…カチャ…と押し当てて確かめてるシーンは劇中一笑えるシーンだと思う(お客さんもここ一番笑ってた)
あぁこうなってるのね…って感じで顔見合わせてお互いうんうん…って頷いてるシーン本当好き
熱演再開してテーブルの上に横たわってるハロルドの足元にぐでっと倒れ込むサンシャイン見て笑い堪えてたのは流石に向井君だったと思う笑
徴兵にされちゃうどうしよう!ってモードの名前叫びながらやってくるシーンなんて本当に子供みたいで可愛くて
モード!モード!ってワーワー声上げて…きっと慌てて走ってきたんだろうなって
で2人して作戦企てて殺人マニアを演じるハロルドは向井君も映画版もどっちも好き
狂った演技が本当に光ってんのよ
大変茶番ではあるんだけどハロルドお前もう役者になれよって思った笑
殺してやる!クソババア!みたいなノリで本当生き生きと楽しそうにやってたよねどっちも笑
生官兵衛様に会えなかったことが人生最大の悔いだけどハロルドの切腹シーンとこの狂って声を荒げるシーン見てほんの少し官兵衛様に会えた気がしたんだよね…
ハロルドなんだけどその表情と声を全身に浴びてハッとなったあの感覚忘れたくない…あぁ薄れていってしまう…いやだ…消えないで…
夕日に照らされた貴方は綺麗だと言い、硬貨に愛してると刻み、写真が欲しいとパスポート貰って可愛いと言い、キスしたい抱きしめたいと照れも恥ずかしげも無く言うハロルドってなんて素直でまっすぐな子…
忘れない離さない愛してる…
そんな愛の言葉たちをまぁ良い声で言うんだよ…
モードを喪って泣きながら自暴自棄に車走らせて崖から車が放りだされた時
本当に生きる事を選んでくれて良かった
いや死ぬわけはないと思ったけど
”まだ生きてもないけど死んだことはある”
ってハロルドの言葉…なんか印象強くて
そんなハロルドがモードと出逢って1週間…長くても2週間の付き合いだったけど初めて人として生きたんだろうなって
モードの意思も受け継いで生きる事を選択したのかな
手向けの歌…というよりここから新たな一歩として泣きながら歌うシーンは絶望も悲しみもあるのにどこか希望を感じるというか…
この後幕が閉じる瞬間
ゲネの映像見ると全然笑ってないんだけど…
確か自分が見た回では笑ってた気がするんだよね…
この最後モードと顔を合わせた時、幕が閉じるその瞬間微笑んでた気がするんだけど
笑ってなかった…?
これはギター教わりながら初めて一緒に歌うシーンかな
ここ本当に楽しそうで幸せそうだった
ここまでじゃないけど静かに微笑む感じだった
見間違えでなかったら演じながら解釈が変わったのかな
だから希望を感じた
ハロルドはこれから前を向いて生きていけるなってその顔見て安心した
全体通してとても可愛らしくて子供らしいなって思ってたけど最後随分と大人になったなって
あと感じた事は…
最後泣きながら歌うシーンだけど
思ってたより泣いてなかったんだよね
結構レポでは泣いてるって見かけたけど…見えなかっただけかな
結構冷静だったかなって印象
モードが亡くなったって医者から聞いた時も結構冷静だったし
でもゲネの映像見たらモードの置手紙の所から結構泣いてて
これ見たかったんだけど泣き過ぎて歌えなくなるのも駄目だしもしかしたらやっていくうちに変えたのかな?とか
だからこそ改めて欲が出た
もっと向井君の喜怒哀楽がはっきりした演技が見たいと
怒り狂う役とか感情的に泣き叫ぶ演技とかめちゃくちゃ良い芝居すると思うんだよね…
声も凄い出てたし聞き取りやすかったし
バラエティで高めのキーで声張って喋る時は凄く軽さを感じるんだけど、
全然違う…別物
しっかり重さや凄みを感じる…
だからドラマとか映画の自然な演技よりちょっと誇張した舞台の演技の方が向いてるのかなって
(勿論ドラマも映画も出て欲しいしめちゃ見たい)
声の仕事もやって欲しいなと考えた時、日本のアニメよりディズニーとか洋画の吹替がしっくりくるんじゃないかって
兎に角ね…
歌うめぇんだ
『朝の調べは つぐみの歌声
ナイチンゲールは 夜の縦笛』
11日は初っ端ミスったかな?なんか音が違った気がするんだけど…
ビブラートが健在で上手いのよ
他の共演者がコーラス隊になって盛り上げてくれて
もう未だに
『クッククカー クッククカー 覚えた音はヨホホー
クッククカー クッククカー 歌は何時でも
2人の心 繋ぐよ』
が頭から離れない
題名のないこの歌がずっとエンドレス
”向井康二の生の演技はヤバい”
って昔のレポ見てからどれだけ想いを馳せたか…
本当に彼は芝居をやるべき
やらないといけない
どんどん役を与えて欲しい
きっとハロルドはモードの事を生涯愛する事は前提として
モードの他の人を愛してという言葉を受けるとするなら
個人的にハロルドはサンシャインと一緒になって欲しいなってめっちゃ思う
他2人ともヒステリックになって出ていったけど唯一引かなかった女性だし
自殺演技用の小物もハロルドの演技にも興味持ってたし
ノリ良いしあっちもあっちで変わってるし
お互い自分の世界を持ってて必要以上に干渉しなそうだし
なんかね
幸せそうというか楽しそうだなって
二人で劇団立ち上げて俳優としてやっていったらいいのにって思う笑
モードから貰った色んな感情を存分に発揮して欲しいなって
兎に角ハロルドには幸せになって欲しい
まぁあとは個人的な希望…
アマプラレンタルで映画見たんだけど…
ダイジェストみたいのがトップで流れててそこに結構ガッツリキスシーンがあって
でも本編では無かったような…見逃した?
でも裸の2人がベッドに横たわってるシーンはあって
見る前は最後までプラトニックな関係かなって思ってたから意外だった
これ原作はどうなってるのかな?
まぁ兎も角ハロルドとモードのしっかりした絡みがあったわけですよね
これ勿論生々しい所まではやらんでも正直見たかったなって
朗読劇にどう落とし込むか気になる
寧ろ朗読劇だからこそ想像力も相まってより艶めかしいシーンになるんじゃないかなと
ハロルドのモノローグ的な感じなら全然ありじゃないかな?とか
舞台での絡みと言っていいシーンって
「キスしていい?」「抱きしめたい」位で結構可愛いらしい感じだったし
え?何が言いたいかって?
何度も言うけど自担のラブシーンが見たいんだよ
ファン的には真っ二つに分かれるけど自分は賛成よ
希望は止めどなく出てくるけどあれ嫌だこれ見たくないあれして欲しくない
とかで向井君の色んな活動を勝手に制限して欲しくないんだよね
ゲネの写真で出たキスシーン(じゃないけど)の一瞬を切り取った横顔も美しかったし
なんなら全然ガッツリやってくれてたら良いのにと思った
もう30ですからね大人ですから
これを映像でも勿論見たいけど生の演技でやってたら…って思うわけさ
来ないかな?向井康二にラブシーン
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