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コシノジュンコ展

「コシノジュンコ 原点から現点」を鑑賞してきました。
誘われたので行ってみました。
良かったです。

わたしは「現点」の作品より「原点」、すなわちどちらかと言えば年代が古い作品の方に心惹かれました。

中でも驚いたのは資生堂のベネフィーク。
白黒の広告写真をみて、ベネフィークってこんな昔からあったんだと意外な発見でした。わりと最近の化粧品だと勝手に思いこんでおりました。

1970年代のものでしょうか。ベネフィークの広告シリーズに山口小夜子さんというモデルさんが起用され、衣装デザインをコシノさんが担当されていたようです。

ベネフィークの広告はとっても素敵でしたよ。
どの広告にも詩がそえてあるのですがそれが素敵でした。
撮影OKとのことでしたので、写真におさめてきました。

むかしの広告って夢があるというか・・・
今はそんなお化粧広告にはお目にかかれないと思うので、そえてあった詩をシェアさせてください。

「とても寒い夜に古い酒場であなたを待てば
暖炉でくずれる薪の音が温かい

ときおり途絶えながら低くデキシーランドジャズ
雪がやみましたよと店の主人が話しかける

ドアが開いてやっとあなたが入ってくる
ほらネクタイは今夜も左に曲がったままで・・・
幸福な時間の流れが静かに止まってしまうように
美しさがいつまでも肌をつつむ佳き化粧品ベネフィーク」

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