勝利条件を逆算して考える

※この記事はすべて無料で読めます

最高位戦classic1組最終節。
最終戦を始める前のポイントがこちらです。

逆転優勝条件がこちら。「渋川選手より着順が上、かつ」 という条件を付け加え忘れましたが・・・ドンマイ!

最高位戦classicルールの主な特徴

・一発裏ドラ無し 
・ノーテン罰符無し 
・アガリ連荘 
・順位点は1順位で8ポイント差

特に「ノーテン罰符無し」「アガリ連荘」に注目してください。

最高位戦classic1組・最終節・最終半荘

南2局南家8巡目、私が
ピンフドラ1を渋川選手から見逃したシーンです。

出アガリした場合は南3局、木原34900点 矢島31400点。矢島選手が2着ですので、後19500点の加点が必要になります。

南2局→南3局、1局消化してこの点差です。果たして優勝に近づいているのか? 微妙なところですよね。

最高位戦classicルールの流局率がハンパない!

天鳳、雀魂の最上位ステージで、流局率は約15%
放銃回避意識が高いMリーグのステージで、流局率は約20%

最高位戦classicは流局率約50%のステージです。
ガチのマジで、半分くらいの局はアガリが出ず流局します。

「ノーテン罰符無し」「アガリ連荘」のルールでは
これほどまでにアガリが出ないものなのかと実感できます。

本命は手替わり打点アップ期待

これだけ流局するステージならば、この巡目でも、まだ打点アップを期待する猶予があると考えます。

手変わり待ちの例はこんな感じですね。

矢島選手直撃で将来的な着順アップを狙う

矢島選手から2300点を直撃しても
矢島選手は着順変わらず、17200点差となるだけですが

南3局で自分のアガリがなくても、渋川選手のアガリ、または愛内選手のアガリで矢島選手の着順落ちが容易になりますし

南4局は矢島選手が親番です。【矢島選手からアガリ】の点差でオーラスを迎えた場合

私の逆転条件は1600-3200以上ツモ
または矢島選手から2000点以上の直撃となります。

【渋川からアガリ】の点差でオーラスを迎えた場合は、倍満ツモ、または6400点以上直撃条件ですので

矢島選手から2000点をアガることは、最終的な逆転条件を大幅に緩和することになるのです。

矢島選手をまくってくれるのなら、渋川選手のアガリ、愛内選手の連荘も大歓迎

どうせ自分は南3局以降に加点が必須。
ならば一旦南2局でトップをまくられたとしても

渋川選手、愛内選手が、矢島選手より
着順が上になるアガリは大歓迎だったのです。

・打点アップの変化期待
・矢島選手からの直撃期待
・渋川、愛内選手のアガリ期待

1本1本は細い理由ですが
三本も束ねると強い理由になります。

結局ツモアガリ。直撃も期待できなくなって、渋川、愛内のアガリも、変化待ちの期待も徐々に薄くなったので

渋々アガリました。テンパイ連荘のルールであれば、南3局、自身の連荘に期待して何も考えずアガるところですが

勝利条件を逆算すると、このアガリすらも結構微妙でしたね。

ちなみに南3局の結果はこちらです。
私もテンパイだったので1秒で放銃していましたがw

愛内選手がマイナスならば、箱下3700点までは3位に残る計算だったので、役満を放銃しても平気でした。

大三元は微塵も警戒していなかったですけど!!

というわけで次回の最高位戦classicは7月7日
ベスト16進出を賭けた戦いとなります。こうご期待!

麻雀の戦略的思考、読みのアプローチ、未来予想図を描く構想力、条件戦に強くなる判断基準、マガジン読者様の牌譜検討、競技麻雀の自戦記、話題の何切る?、麻雀関連のコラムなど、麻雀戦術に特化したnoteです

「競技麻雀の自戦記」
では、このような記事を書いていきます。

他のカテゴリーに関しても
6月中にサンプルとして無料公開いたします。

ここから先は

0字
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?