2019年2月3日東京11R 第69回 東京新聞杯 G3　考察

東京新聞杯

前置き

僕の予想も２週目、２週連続で的中と乗っていきたいです。

Ḡ3にしては豪華なメンバーが揃いました。安田記念に向けて有力馬が本格始動です。
タワーオブロンドンが１番人気想定ですが、果たして有力でしょうか。

このレースは1番人気飛ぶことで有名なレースで、ここ10年で勝ったことは一回もありません。その割に荒れたり荒れなかったり、予想が難解なレースです。
なぜ1番人気が飛ぶかに予想のヒントがありそう。

ヒントというか、結論を先に書いちゃいたいと思います。
それは、東京新聞杯のレースレベルが低いから。です。
レベルが低いからというと語弊もありますが、決して弱い馬ばかり出てるわけではない。
一流どころが集結しないので、道中締まらずにスローになっちゃうのです。
その結果、総合力ではなく直線の瞬発力勝負になり、前にいる瞬発力特化タイプが突っ込んで来ちゃうという構図です。

競馬の面白いところは総合力だけで決まらないところ。典型的なのは小頭数のどスローレースで人気薄が逃げ残っちゃうようなケース。
レースレベルが低いと一瞬の脚さえあれば勝負になってしまうのですね。

去年の1番人気はグレーターロンドン。
６連勝のあと、G1では好走したものの馬券には絡めず。ディセンバーステークスでは1番人気を裏切って３着。
本来ならこの時点で評価を下げてもいいのですが、他に候補もいないよな。。。ってことで本番でも消去法の1番人気でした。
ディセンバーステークスの、ラップは
13.0 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 11.7 - 11.9 - 11.5 - 12.2
入りはスローでしたが、後半は11秒台後半が続く締まったラップ。一頭だけ次元の違う脚を繰り出したものの最後は垂れて届かず。このレースは展開も向かなかったですが強い内容でした。
そういう部分では1番人気も頷けるか。
それよりも問題は安田記念と毎日王冠でしょう。
安田記念では後方有利の瞬発力勝負で同系統のサトノアラジンに完敗。
毎日王冠でも瞬発力勝負に、なりましたがまたしてもサトノアラジンに先着を許して３着に。
スピードの持続力はあるけれど、瞬発力は足りない馬なんです。
そして東京新聞杯は瞬発力勝負の舞台。
飛ぶ要素は充分にあったのです。

その前年のエアスピネル、その前のダッシングブレイズは競争中止としても、その前のフルーキーも瞬発力が足りなかった。
それでも能力的に高いのと、言っても東京1600はタフなコースなのでそれなりには好走していますが。

東京新聞杯を攻略するためには、瞬発力に優れた馬を探しだすこと。これにつきます。

おまけ的には枠も見て予想したい。このレースは圧倒的に外枠不利。内から中。本命馬候補が外、オレンジかピンク帽ですね。外になるようでしたら慎重に判断です。

有力馬評価

1番人気想定はタワーオブロンドン。何故か去年も今年もロンドンです。
結論を言ってしまうと、タワーオブロンドンは切ってしまって良いでしょう。もちろん能力は高いので馬券に絡む可能性は充分にあります。
しかし、回収率を上げるのであれば、危険な人気馬は積極的に嫌っていく。
一応押さえで。なんて考えてると買い目ばかり増えて回収率は上がりません。
勝つ可能性はそれなりに低いと見てます。

理由は簡単で、距離が長いでしょう。
体型やレースっぷりから1400までがベスト。1600でも相手関係で勝ってきちゃったので馬柱だけ見てると分かりにくいですが、1600は長いです。
しかも馬は年齢を重ねるとどんどん適距離が狭くなりますので。
キャピタルステークスでは最高峰からの競馬をやめてある程度位置を取ってきました。これはジョッキーの好判断と思いますが、最後方からだと切れ味勝負で分が悪いため、ポジションで補おうとしたのでしょう。
ルメールを用意してきたので、もっと積極的な競馬を見せるかも知れませんが、いずれにしてもちょっと直線で置いてかれるのでは。
勝てるとしたら、相当ポジションを上げていったときでしょう。そこまで出来るかな。

先程枠順が出ました。
極端になることなく、有力馬が良い枠に入ったイメージです。

枠が悪かったレイエンダ。大外枠は厳しいですね。
この馬は明らかに瞬発力タイプで切れ味が持ち味です。ただ、好位から差したいですが、大外だとポジションを取るのに足を使っちゃいそう。
後方からだと持続力はないので前まで届かないでしょう。
そして気になるのはルメールがタワーオブロンドンのほうを選択したこと。少なくともルメールの評価はタワーオブロンドンの方です。

実は内枠を引いてくれたらなぁと期待していた一頭なのですが、これではちょっと厳しくなりました。
△の下の方に置きたい。

有力馬で言うと、ロジクライはやり易い枠を取ったのではないでしょうか。
インディチャンプ、サトノアレスは極端に内になっちゃいましたね。4番、5番くらいが理想的でした。

勝ち馬候補は二頭じゃないでしょうか。