【レポ】【オンライン開催】クラウドの基礎とAzureのすゝめ(Azure初心者向けセミナー)に、参加しました。

お疲れ様です。inoです。
今回は、先日参加させて頂いた上記セミナーの参加レポートを執筆したいと思います。
宜しくお願いします。

動機

AWSのクラウドプラクティショナーの勉強を進めるうちに
「他のクラウドの技術はどうなんだろう…」という興味が湧いたところに
Twitterで標題の勉強会が目に留まった為、参加させて頂きました。

概要

以下、compassから抜粋。
>クラウド・Azure初心者大歓迎!!クラウドやAzureについて学びませんか?
>クラウド利用のノウハウやAzureの基礎知識、学習方法までお話します!

以下、講演内容です。

釜山 公徳さん

・Microsoft Learnの帽子を被って参加!
・皆さん、アウトプットしてますか?
  →やれる範囲で…やってます。
 ・Twitterで実行するだけでも、アウトプットになりますので。
・初めにお伝えしたい事
  ・セキュリティは、単純コストではなく投資である
  ・最初に守るべきモノを定義する
・クラウドとは
 →抽象化されたITリソースやデータの集合。
 GPU、CPU、メモリ…そういったものを抽象化する。
・NIST 800-145(およびIPA翻訳)による、クラウドコンピューティングの定義
 ①基本的な特徴
  ・オンデマンドセルフサービス
  ・幅広いネットワークアクセス
  ・リソースの共用
  ・スピーディな拡張性
  ・サービスが計測可能であること
 ②サービスモデル
  ・SaaS:Software
  ・PaaS:Platforms
  ・IaaS:Infrastructure

  →○○aaSには注意!
  個人が扱っている業務によっては全然違う意味に捉われかねない。
  認識のすり合わせ、重要。
 ③実装モデル
  ・Private Cloud
  ・Community Cloud
  ・Public Cloud
  ・Hybrid Cloud
 ※マルチクラウドとは?
  →Hybrid Cloudとは異なる。
   複数のPublic Cloudを組み合わせたもの。

【クラウドによる効果】
・初期投資低減
・従量課金→コスト最適化
・容易かつ柔軟なスケーリング
・インフラのセルフサービス

クラウドにして必ずしもコストが下がるわけではない。
お客様の状況に最適化される。
シチュエーションによっては
必ずしもクラウドが最適解ではない。
オンプレのほうが最適解になる場合もある。

【水平スケーリング】
サーバを増やす…スケールイン
サーバを減らす…スケールアウト

【責任共有モデル】
抽象度に比例して、利用者の責任範囲が変わる

【クラウド・バイ・デフォルトの原則】
基本方針
 →クラウド・バイ・デフォルトの原則をはじめとした
  選定にあたっての考え方を定義
具体方針
Stepごとに検討する事項を定義

Step1:SaaS(Public Cloud)
Step2:SaaS(Private Cloud)
Step3:IaaS/PaaS(Public Cloud)
Step4:IaaS/PaaS(Private Cloud)

抽象度が高いものの適用が推奨されるが
きめ細やかな設定が難しくなる側面も。

【仮想マシン】
迷ったらDシリーズがおススメ。

内藤さん

登壇資料↓
https://www.slideshare.net/ssuser2602c6/microsoft-azure-235411165

【現状とこれから】
どこいっても人工知能、IoT、ビッグデータ…
今までは効率化。
これからは価値向上とイノベーションの時代。

その為にはtry&errorの積み重ねが必要
→クラウド普及は必然だったのかな?と。

【Azureデータセンターの信頼性】
>99.999%
出来る限り100%に近付くように、MSは努力している。

【Azureインフラの構成要素】
①Geography
 各市場に応じた2つ以上のリージョンを持つ'"地域"
②Region
 各都市圏ごとの複数データセンターの集まり
③Availability Zone/可用性ゾーン
 各Region内の一意の物理的な場所。
 各ゾーンは1つ以上のデータセンターで構成される。

【海底ケーブル】
Microsoftでは、海底線ケーブルを敷設する事業も行っている

【SLA】
・ハードウェア物理障害…SLA 99.9%
・ラック単位障害…   SLA 99.95%
・データセンター障害… SLA 99.99%
・自然災害…      RTO 30分間

【Azureサービスブロック】
・200以上のサービスブロック

【Windows Virtual Desktop】
・Win10 Enterpriseのマルチセッションが使用可能

【Azureストレージ】
Ultra Disk
・VMを再起動することなく、動的にIOPS・スループットが動的に変更

【学習コンテンツ】
公式コンテンツに全て含まれています!

小田さん

登壇資料↓
https://www.slideshare.net/ShoheiOda1/community-235410911

【サブスクリプションモデル、って考えもの】
・正直1円も払いたくは…
→そんな貴方にMicrosoft Learn!

技術者コミュニティへの参加のすゝめ】
・コミュニティとは…
技術者の場合は、共通の関心軸を元に
その技術に興味がある人、その技術をより知りたい人、
その技術の情報提供をしたい人、その他大勢が
企業の垣根を越えて集まる
オンライン/オフラインを含む場所や集団のこと。
 
【技術者コミュニティに参加して得られるもの】
情報共有、学習
 →Webには載っていない細やかなTips、最新情報を得られる
 →アウトプットすると、問題のフィードバックにより
さらに大きなインプットが得られる
仲間との出会い
 →仲間意識が醸成される。Tipsや頷きポイントの共有、
  懇親会などを通じて、所属会社のタグ関係なしに
  相談しあえる仲間を作れる
外の物差しを知る
 →外の世界と関係性を持つことで、現状の自身や所属組織に
  足りないものを見つける手がかりを掴める
Productへの貢献
 →英語から日本語への翻訳など、お世話になっている方も多いはず。
  最新機能 /Bug fixをいち早く知ること、開発チームへのフィードバック
自発性の育成
 →趣味や自分の時間で参加する方が多数。
  周囲のモチベーションに影響され、学習習慣が身に付く
知見や技術の見える化
 →登壇やオンライン上でのアウトプットを通じて
  自身の得意領域や技術領域が他者にもわかりやすくなる
ベンダー主催のアワードプログラム受賞
 →Microsoftであれば、Most Variable Professional受賞などを通じて
  技術者としての地位を確立できる
ソフトスキルアップ
 →登壇を通じてプレゼンスキルの向上、
  オンライン上でのアウトプットを通じて文書作成能力の向上、
  コミュニティを運営することでマネジメントスキルの向上など
  効果は様々

質疑応答

①AWSと比べたAzureの強み
→(難しいけど…)比重をどっちに置くか、で変わるが
Hybridに真摯に向き合っているところ、とか

②WVDとVDIの違い。
→前者はサービス名。後者はもっと広範的なもの

③マルチクラウド事例
→大手の所は結構2つ3つのクラウドを使い分けている

④過去にAWSで障害が起こったように
Azureで同様の事象を想定した対策は取られているか?
→クラウドが止まらない、は嘘だと思う。
範囲が広範囲にならないように工夫している。
SLAを守れるように努力している。

感想

・業務でクラウドを触っておらず、自分のキャリアを考えた上で
 クラウドの勉強を始めているのですが
 AWSの資格対策の過程で習った基礎の部分は
 共通していて、勉強会に参加させて頂くことで
 復習にもなって良かったです。
・AWSもそうですが、公式コンテンツの充実さに驚くばかりです。。
 初学者にも取っつきやすくて素晴らしいと感じております。
 今後、ぜひ有効活用させて頂きたいです。

以上です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!