見出し画像

20210912

2021年4月26日にBANGTANTVで上がったユニセフLOVE MYSELFの動画で彼はこう言っていた。
「LOVE MYSELF」という単語が何回も使われながら意味が薄くなってしまった感じはありますが、1つの向かうべき方向性として捉えてほしいという意味でずっと使っているので、そう考えて頂ければと思います(08:16~)

確かに・・・・
”ラブマイセルフ”という言葉に初めて出会った時のあの新鮮味は、3年も経てば薄れてくると本人達も感じているのだろう。

でも私は、数あるキム・ナムジュンさんの好きな言葉のなかでも
「僕を使って、BTSを利用して、どうか自分自身を愛してください」
と話したLYS tour inニューヨーク公演での言葉をずっと大切にしている。


この言葉を初めて聞いたとき
自分の中で「アーティストを応援するということ」について、何となく自分の中で押さえつけていた感情が溢れてボロボロ泣いた。


同時にそのきっかけとなった、中学生の頃の母親との会話を思い出した。


当時、何の流れでこの話題になったのかは全く思い出せないけど
「〇〇(好きだったバンド)を応援する事を頑張ってる」と母親に話した時
「別にそれはあんたが苦しみも、何も感じず好きでやっていることでしょ?それは頑張っているうちに入らないよ」と言われた。

”頑張っていない”と言われた瞬間、その時は「なんてことを言うんだこの人は!?」と、かなりショックだった。
週6活動のわりとハードな運動部に入っていたし、時間もなければお金もない中学生ながらも
”お小遣いとお年玉は全てCD・DVD代とライブのチケット代と遠征費に全てつぎ込み、FCにも加入していたのに…これは努力ではないのか?”
という感じだった。多分。

とは言いつつも、自分でも勉強やスポーツを頑張ることとは毛色が違うことくらいは理解していたので
その一言で「そのバンドを応援すること自体、生産性がなくて自分の人生にとって意味のないものだ」と言われた気がして、すごくショックを受けた。


それからも暫くは、そのバンドを応援し続けていたけれども
その後も好きなアーティストに出会うたび、
何となくその言葉を思い出しては、自分の人生とは距離を置いて応援するようになった気がする。

画像2


だから、RMさんの
「僕を使って、BTSを利用して、どうか自分自身を愛してください」

このメントのもう少し前も付け加えると
「決して意図していたわけではありませんが、僕は自分自身を愛するために、みなさんを利用していた気がします。
なので、一つだけ言います。だからどうか、ぜひ僕を利用して。
ぜひBTSを使ってください。あなた自身を愛するために。あなた達が毎日僕に、自分を愛する方法を教えてくれたように」

この言葉を聞いた瞬間、私がいつも好きなアーティストに出会うたびに無意識的に感じていた
誰かの人生を、活動を応援することで生まれる
高揚感や幸福感、大きく動揺するようなショックな感情に対して抱く
自分の人生への”後ろめたさ”を指摘された気がして、どこかで抑えていた数年間の感情が崩れてボロボロ泣いた。


未だに”BTSを利用して、自分自身を愛すること”
が上手く行っているかは分からないけれども"数年前の自分よりも今が好きだ"と、今は胸を張って言える。
Twitterに生息する「BTSが好き」という共通点だけで集まった、多種多様な奇跡の生態系ことARMYのおかげもあり
「仕事以外は何もない人間」から、彼らを通して色々な分野について興味関心が増えたり、韓国語や英語への意欲も湧いたり(進捗はさておき)して
「生きてる‼︎」と実感することが増えた。そして、のうのうと生きていたら、考えもしなかったような歴史や社会の問題についても考えるようにもなった。


アイドルやアーティストを応援することについて現実見ろよw と思う人も
たくさんいるだろうけど、誰かを応援することを通して現実生活も豊かになった人間がいることをこっそり伝えたい。


長くなったけど、RMさんのあの言葉から
自分が素直に、彼らから発せられるメッセージも歌詞もまっすぐに受け止め、勇気付けられて、何より「BTSが好きだ」という気持ちを余すことなく解放してあげられるようになった、魔法の言葉です。

同じ時代に生きる、同世代の人間として、出会えて本当に嬉しいです。
これから先もずっと、あなたの見える世界と紡ぐ言葉を見ていられますように。
28歳も心身ともに健康をお祈りします。お誕生日おめでとうございます!

画像2

#남준아_28번째생일축하해
#HAPPYRMDAY  #HappyBirthdayNamjoon
#아미의_BibillyHills_김남준

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?