♡掛け合い短編台本3「魔女のホレぐすり」
改変OK!良識の範囲内でご自由にどうぞ!
A「よっすー、ご注文の薬草届けに来たよー…ってうわ、何この甘ったるいニオイ…」
B『あら、ご苦労様。ちょうど棚からその葉を出すところだったの。そのまま持ってきてくれる?』
A「べつにそのくらい構わないけどさ、お前って当たり前のように人を使うよなあ…。はい、どーぞ。そんで?何作ってんの?」
B『ありがと。これは恋の妙薬(みょうやく)…いわゆるホレぐすりというやつよ』
A「ええっ!?そんなもん作れんの?」
B『作れないわ』
A「…どゆこと?」
B『これはね、飲むと体温があがって、ほんの少し興奮作用があって、頭がぼんやりするお薬なの』
A「うん、それで?」
B『おニブさんねぇ、つまり二人きりの時に意中の人に飲ませればそういうことになる確率があがる、ということよ…』
A「あ、あー…。なるほど…興奮ってそういう方向の……///」
B『最後にこれを入れて…ふう、完成したわ。』
A「あ、匂いがなくなった…?ていうか…何かここ暑くないか?」
B『完成すると無味無臭になるの…仕込みやすいようにね?…それで、効果の程はどう?』
A「はあ?飲んでないのに効果もなにも…」
B『香りよ、あなたの嗅いでいた甘い香り…耐性がない人にはそれだけでも効果があるの』
A「なっ、なななんでそれ先に言わないんだよ!?」
B『あら、だってせっかく二人きりですもの?試すにはもってこいのシチュエーションでしょう?』
A「ばっ、ばか、冗談もたいがいにしろよ!も、もー帰る!じゃあな!!」
B『あらら、逃げられちゃった…うーん、やっぱり香りだけじゃ成分が足りなかったかしら…
でも、なかなか進まない関係というのも楽しいものね…♡』
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