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久しぶりのコロナの話題。

注目する人も少ないのですが、次回のパンデミックに備えた専門家の皆様の記録が、日本公衆衛生協会のサイトに公開されています。

★ 新型コロナウイルス感染症 対応記録
http://www.jpha.or.jp/sub/topics/20230427_1.pdf

以下、"はじめに"に記された尾身さんの言葉を一部抜粋します。


実際の感染症対策に関わった政府、自治体保健所関係者、医療者、専門家会議・分科会のメンバーなどそれぞれが関与したテーマにおいて直面した課題、悩み、将来への提言など忌憚のない意見を述べてもらった。また、幾つかの重要なテーマについては現場での経験や思いをコラムという形も取り入れた。
なお、本書ではそれぞれの執筆者の間で多少見解が違うところもあるが、今回あえて統一見解を示さなかったのは、歴史の審判に耐えるという観点からよりふさわしいと思ったからである。

2009年の新型インフルエンザの流行終了後にも今回のように次世代のための総括書を作成したが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という言葉のごとく残念ながら総括書で示された提案はほとんど実現されないままに時間が経過した。 次回のパンデミックでは、新しい世代の人々も多く参加されると思う。本書が次回のパンデミック対応に、そして次世代の人々の参考になれば幸甚である。



次世代へのバトン。なんだか「俺の屍を越えてゆけ」という印象ですが、この内容が無料で一般公開されているあたり、バトンを託す相手は若手の感染症対策の専門家ではなく、私たち国民なんだよな!・・って受け止めています。とりあえず、脇田さん、尾身さんをはじめ、専門家の皆さんのコラムは必見です。

BGM:


[2023.04.30投稿]


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