第一次産業を救出するにはビジョンが必要

「つくる環境」「住む環境」「利益を得る環境」
これらが整わないと従事者が増えない、それが第一次産業の現状ですね。
あたらしいテクノロジーで上記の三つをどのように解決していけるのか。
総合的に解決策を練らないと、どれも永続的な環境とならない。

人間は動物である以上、生存し続けるために「食べなければいけない」。食と住むは切っても切り離せないとするなら、電子レンジと動植物育成ボックスがおなじ空間に存在してもいいわけです。動物も細菌や微生物でよろしい。その死骸や分解したたんぱく質を人間が食べやすい形状や味や風味にする3Dプリンターがあれば、その場で収穫して食べる感覚となります。植物はみずみずしいものを直接収穫できますね。

こんなテクノロジーが広く一般に普及した場合、現在の野天経営を余儀なくされている第一次産業は太刀打ちできるでしょうか。どんな工夫をしても「利益を得る環境」を整備する事は困難だろうと思うのです。

現状の第一次産業での利点は、「広い空間」。「住む環境」では「自分流にくらす」を紡ぎやすい。自然のそばで暮らすという事。だから、土いじりをしてもいいし釣りを楽しんでもいいのが「つくる環境」。ある意味、子育てもこの環境に入りますね。日々の栄養取得は前出のテクノロジーで賄えばよろしいのです。
さて、「利益を得る環境」をどうするか。前出のテクノロジーの素材づくりで利益を得ることができるかもしれません。どの生き物も突然生まれてくるわけではありません。前出のテクノロジーに合わせた動植物になるまでの育成で「利益を得る環境」を整備する事になります。個別の3Dプリンターに特化した素材で差別化を図れば、利益の出し方も工夫できると思います。

上記の妄想?(笑)を想定した場合、NTTドコモさんのテクノロジーを発揮する場面がたくさんあるのだろうと思うのです。そして、コメント書いていただいている若い人の活躍する場面もたくさんできると思うのです。

要点は、どんな未来を描くか。どんなライフスタイルになっていくのか。これをみんなで描いていけば、第一次産業も革命的に変貌していくと思うのです。



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