遺伝子の叫びは論理を否定するのか

「命は、遺伝子の叫びに従え」。
”遺伝子の叫び” とは、性の叫びと同じ。次世代を残せる力がある生き物という事。つまり、若くて生殖が可能な生き物という事。

残酷なことを言う。けれども、地球上の生き物の掟である。「生きる・生かせる」を委ねられた崇高な意思を持つ人間。その判断は、遺伝子をどう残すかの一点に集中する。

だが、「論理は、大脳に従え」である。
社会は人間の論理で ”罪” を定義する。論理に反すれば ”罪人” となる。遺伝子の叫びに忠実であっても、論理に反すれば重い罪に問われるのだ。

遺伝子の叫びは論理を否定するのか。

そこをきちんと解明しない限り、医師の意思は礎を失う事となる。



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