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「感謝」

突然のご報告となりますが、
12/22が福山シティFCでの最終出社となり、2月からベイシス株式会社(福山シティFCエグゼクティブパートナー)に転職することになりました。

“このクラブ、街に来て、本当に良かった”

5年前、聞いたこともなかった街を、今では大好きになり、誰とも会わなくてもホッとできる。自分にとって第二の故郷と呼べる場所になりました。
それは、広島県福山市で出会った選手、事業部・強化部スタッフ、理事、パートナー企業、ファン・サポーター、皆さまのお陰で、本当に感謝しています。

色んな方からの期待を日々感じ、福山出身ではない自分も、本気で福山の為に走り回った5年間はあっという間でした。
福山SCCに選手として加入し、福山シティFC初の選手兼社員になり、引退後は法人営業の責任者を任せてもらいました。
スポーツクラブにおいて、華やかなオンザピッチと最も距離の遠い部門の一つである営業部。選手引退後は、ピッチに入る事も選手と関わる事もほとんど無いにも関わらず、クラブの夢や価値、サッカーの未来を語り、オンザピッチに予算を送る。
クラブ予算の半分以上を担当していたので、この矛盾を両立するのが難しく感じる時期もありました。楽しかったことや嬉しかったことと同じくらい大変なこともあったけど、ここでの経験は、すべて必要なことで良い経験になりました。

■2019年
福山SCCなのに拠点が広島市内(福山から高速で1時間半)
週1遊具のある公園で練習
普段の練習参加人数6-8人
天皇杯広島県予選決勝初進出・福山のブスケツでYahoo!ニュース
公式戦当日、一部選手ボイコットによりリーグ戦を9人で戦う
パートナー企業数63社、平均観客動員数6人
広島県2部リーグ全勝優勝・広島県1部リーグ昇格決定
クラブ名称を福山シティFCに変更

天皇杯広島県決勝
9人で公式戦

■2020年
福山市で本格的に活動開始
コロナの影響によるトップスポンサー白紙でクラブ解散危機
芦田川の河川敷で練習
背番号8のユニフォームを買ってくれたり、横断幕を作ってくれたり、チャントを歌ってくれたサポーターの方がいたこと①
パートナー企業数130社、平均観客動員数300人・最大750人
天皇杯広島県予選初優勝・天皇杯初出場ベスト6
広島県1部リーグ全勝優勝・コロナの影響によるレギュレーション変更でCSL昇格見送り

初タケガハナ
天皇杯ベスト6

■2021年
温浴施設「スーパー銭湯ゆらら」さんで同世代のスター鈴木誠也選手とユニフォームを並べる
背番号8のユニフォームを買ってくれたり、横断幕を作ってくれたり、チャントを歌ってくれたサポーターの方がいたこと②
パートナー企業数151社、平均観客動員数500人・最大850人
広島県1部リーグ全勝優勝・CSL昇格決定
選手引退

スーパー銭湯ゆらら
横断幕

■2022年
法人営業責任者就任
練習拠点建設決定
パートナー企業数230社、平均観客数988人・最大2,731人
CSL初参戦初優勝・地域CL初出場

練習拠点建設決定
CSL初優勝

■2023年
アカデミー発足
練習拠点(エヴォルヴィンフットボールフィールド)完成
パートナー企業数265社、平均観客数1,185人・最大3,889人
CSL全勝で2連覇・地域CL決勝R進出

練習拠点完成
地域CL

上記以外にもたくさん思い出がありますが、全部書いてると余りにも長くなるので、今年完成した「エヴォルヴィンフットボールフィールド」オープン日のことを。

様々な方のご協力により完成したフィールドのオープン日は、ご来場いただいたパートナー企業、ファン・サポーターの皆さまから「おめでとう」と声を掛けていただき、福山シティFCが着実に前進し、街に浸透していることを実感した日になりました。
2019年は遊具のある公園、2020年は芦田川の河川敷で練習をしたこともあり、クラブにとって待ちわびていた練習拠点が完成しました。
自分自身、ネーミングライツの契約締結という、大きな仕事を達成させることもできました。
2023年7月30日、エヴォルヴィンフットボールフィールドで見た景色、必死に勝利を求めてピッチで戦う選手・強化部スタッフ、裏でサポートする事業部スタッフ、TOPチームの選手たちに目を輝かせるアカデミー生、熱い声援でクラブを後押しするファン・サポーターの皆さま、ご来場いただいた皆さまの笑顔をこの先も忘れることはありません。

ここで関係者含め全ての方に届いてほしいのが、「エヴォルヴィンフットボールフィールド」名称の由来です。
ネーミングライツを取得いただいた、ファーストクリエートグループ様が運営されているシュミレーションゴルフ施設「Evolvin」から冠を称していますが、
「エヴォルヴィン(Evolvin)」とは「進化(Evolve)」という言葉から、進化し続けようという想いが込められた造語です。
進化を加速させ、JFL昇格、Jリーグ参入、Jリーグ制覇をつかみ取ってほしい。そして「エヴォルヴィンフットボールフィールド」は、老若男女が利用できる市民に開かれたみんなのグラウンド。福山シティFCだけでなく、福山市民全員がスポーツを通して自ら進化し、地域を面白くしていきましょう。という想いが込められていますので、是非覚えていただけると嬉しいです。

広島県福山市で出会った方、友人先輩後輩含めたクラファン支援者全ての皆さまがいたからこそ、ここまで頑張ることができました。
5年前クラブに来た時には想像できなかった光景が今の福山にはあります。これまでクラブに関わったすべての方のおかげで自分はたくさんのことを経験することができ、素晴らしい光景を見させてもらいました。
2019年からJリーグ参入に向かい挑戦してきたので、広島県福山市に初めてのプロスポーツクラブ誕生の瞬間をクラブスタッフとして共に喜べないことは残念ですが、長く続くであろうクラブの歴史に貢献できたことを誇りに思います。

最後に、『すべての人に「生きる勇気」と「明日への活力」を。』というクラブミッションを加速させるために、来年こそJFL昇格を掴み取ってくれることを信じてます。そして近い将来、サッカー専用スタジアムの完成とJリーグで戦う日がくることを、スポンサー企業の社員として、とても楽しみにしていますし、これまでとは違った形でクラブの力になれるように頑張ります!

5年間、本当にありがとうございました。

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