生きるという事
「生きるという事」について
考えたことがあるだろうか。
考えたことがある人もない人もいるだろう。
何ら変なことじゃない。
私も考えたことなかったからだ。
ただ、この曲に出会って変わった。
「小さな変化」ではなくて
自分自身で変わったと思える「大きな変化」。
それがNOISEMAKERの「To Live Is」である。
軽くバンドの詳細を話すと
今年で20周年の札幌発のベテランバンド。
時代の波に飲まれず、自分たちが鳴らしたい音を鳴らしているオルタナティブロックバンド。
ボーカルのAGはライブパフォーマンス力が高い。
言葉の表現力というよりもAGという
1人の人間としての表現力が秀でているのだろう。
ギターのHIDEはAGの実の兄で技巧なサウンドを
鳴らしながら、愛嬌もある欠かせないメンバー。
AGとHIDEはアパレルも一緒に展開しており、
衣服だけに留まらず絵画等の出品もしている
多彩っぷりが見受けられる。
ベースのYU-KIはとにかくカッコいい。
NOISEMAKERの曲を支える低いベースラインから
ひと目で分かるルックスの良さ。
AGもHIDEもルックスはとても良いのだが、
YU-KIは別のベクトルでルックスが良い。
三者三様である。
最後にドラムのUTA。まず腕太すぎる。
ライブが始まると高確率で上裸になっている。
力強いドラムに加えて背中の刺青がカッコいい。
という4人で現在も活動しているNOISEMAKER。
冒頭にも述べたが、信念を貫いて活動している。
近頃の音楽は
「エモ(あまり好きな表現ではない)」
の色が強い。
ただNOISEMAKERは「エモ」という表現が似合う
曲を1つも出していない。(個人差あり)
私が「エモ」という表現を良く思っていないから
という訳ではなく、昔から自分たちが奏でたい
音を鳴らしたい時に鳴らしている印象である。
現にNOISEMAKERのファンは年齢層が高い。
つまり昔のファンを離さない、裏切らない
音を鳴らしているということが考えられる。
そこで今回は私の中で大きく変化した
「To Live Is」
という曲を軽く紹介しようと思う。
とりあえず私の紹介文の前にMVを見てほしい。
MVを見た上で、ここからは話していく。
冒頭AGの声がライブハウスに鳴り響く。
"生きるという事 傷つくという事"
"生きるという事 失うという事"
"生きるという事 裏切られるという事"
"生きるという事 笑うという事
泣くという事 もがくという事"
"生きるという事 誰かを 何かを 愛するという事"
もう何も言わなくて良いと思うが、
このMCに全てが詰まっていると思う。
もはやこの部分が結論。
云わば「核」みたいなもの。
個人的にこのMCが聴けたら優勝だと思っている。
とはいえNOISEMAKER的には
そこそこ頻度が高いため聴ける確率は高いのだが
MCの"生きるという事"の後に続くフレーズは
ライブ毎に異なるのも1つの魅力。
おそらくアドリブで話している。
言葉の続き方がその時その時に合ったものが
多いため。カッコよすぎる。
このアドリブも1日1日、1回毎のライブで
何を伝えたいか、今なにを伝えるべきか
と考えている姿勢が見えて、
余計にNOISEMAKERの沼に引きずり込まれる。
歌詞は全て英歌詞であるが、
和訳しやすい英歌詞であるため、
私のように英語が苦手でも和訳することが可能。
ちなみに和訳は見た方がいい。
理由は見たらわかると思う。
サビでは
To Live is to hurt
To Live is to Lose
If you're lost inside yourself and who you are
To Live is to laugh
To Live is to cry
If you've lost the meaning of finding yourself
To Live is to ○○○○
と綴られている。
この○に入る単語はあなた自身で埋めて欲しい。
少しでも「明日も生きよう」って思えてくれると
私がこの曲を紹介した甲斐があったと言える。
予測不可能な未来を生きようとする
今の若者たちに伝えたい1曲。
余談だが、この曲の他に「NAME」という曲が
あるのだが、MVをよく見てみると、、、
気になった方はぜひ。
最後に「To Live Is」が入っている
「RARA」というアルバムがあるのだが
1曲目から飛ばさずに聴いてもらいたい。
1曲1曲が独立しているのではなく、
1つのアルバムを通して、
人として何かが変わるために作られていると
私はアルバムを聴き終えて感じた率直な感想。
「何者かになりたいあなた」
「私は何なのか」
「なぜ生きるのか分からないあなた」
きっと答えを導くためのヒントが得られる。
では、また。
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