「シゾイドパーソナリティ障害」について

岡田尊司著『パーソナリティ障害――いかに接し、どう克服するか』(PHP新書)を参考に、「シゾイドパーソナリティ障害」についてまとめます。

◆シゾイドパーソナリティ障害の特徴

①人との関わりを求めない
・人との関わりよりも、孤独の方が好き。
・自己完結的。
・人との間に壁を作ることで自分を守る。
・人との親密度が増すにつれて、自分の世界が侵されているように感じ、気持ちが冷めてしまうことがある。
・恋愛もあまり必要とは思っていない。
・恋人や配偶者を得るよりも、自分の世界を守りたい。

②淡々と静かに生活することを好む
・贅沢や華美は好まない。
・質素な生活を好み、お金があったとしても、衣食住にお金をかけることはない。
・外見に無頓着である反面、感性や趣味にこだわりを見せることがある。
・物質的なものよりも精神的なものに重点を置く。

③禁欲的
・積極的に楽しさを追求することはない。
・出世欲や名誉欲はあまりなく、むしろ競争社会から遠ざかりたいと思っている。
・肉体的に愛し合うことに違和感・罪悪感を感じる人が多く、プラトニックな関係を求める傾向がある。

④喜怒哀楽の感情が薄い
・感情があまりないように見える。
・繊細で、感情の動きに敏感であるがゆえに、強い感情に嫌悪感を抱く。

⑤恒常性が高い
・勤勉で、何事も黙々とこなすことができる。
・気分にムラがなく、辛いことであっても長期間続けることができる。
・人畜無害な平和主義者である。

少し前から、自分がスキゾイド(シゾイド)なのかもしれないと思うことが多かったので書いてみました。
この本には簡易的な診断もついていて、自己診断してみたところ、スキゾイドの可能性は全然ありそうだなという感じでした。
2004年の本ということもあり、最新情報とは異なる部分もあるかもしれないので、今後も調べていきたいなと思っています。

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