失格

人に紛れて、二十年。
一年前からいつかいつかって言い続けて、ずっと思ってた、会社やめようって
はたからみたらどうせ逃げ口上だよ
本当につくづく弱すぎる

最近努力してんの?頑張ってんの?自己満足じゃねえの?
全部自分の人生のツケだ。おいおい二十年しか生きてなくて何いってんのってさ、ツケ払いし過ぎたんだよ
入社してすぐお金を貯めて大学にいこうそう息巻いてた、そうすりゃ時計の針はもう一回回せると思ってた。日に日に会社から寮に戻れる時間は遅くなっていった、日に日に勉強の時間は少なくなっていた。これも甘え。みんな結果を出すやつはここで踏ん張って、努力し続けてたんだと思うよ。痛感させられたのが数日前、駅の近くで海外の人に声をかけられた。英語で必死に訴える前に英単語の一つもでてこなくて、今を生きてる学生との距離を感じた。当たり前だよな学生の頃は、今日は遅くなったし寝ようなんて思ってた時間に、帰ってきてあのとき以上に努力できるほど俺は成長してないんだからさ、

いやそもそも、就職の時点で全部逃げだったろ。
高校二年生の夏就職しようと息巻いて、高校3年生の11月のあの日まで勉強して、そこで一つ奨学金の選択肢がパーになって
それでも新聞配達の奨学金だとか頑張れる自分がいるなら、選択肢はまだまだあったはずその時はわかってたよ。でも無理だった俺にはそんな生活できないって言い張った、甘えだよなダサいよなそうしてその選択肢を全部消して逃げたよ
文字通り

12月

たったの一万円だけ持って、大阪に一週間行ったよ
鬱ソングを片耳に流して一週間野宿した。最初はホテル行こうとしたけどそんな金もないしさ、最後は梅田駅の屋根の下で、名前を知らないおっさんの隣で震えながら眠った。東京戻ったら死のうって、毎日思ってた

毎日毎日時間を殺して、ようやく年が明けて、慌てだして、就職の面接に行った。金を貯めようってそうして大学にいこうって

その結果が今だよなんか変わった?
寧ろ退化した。日に日に社会に生きる人とは離れてばっかで

未だに心の居所がない

でも全部全部どんだけ振り返っても自分の弱さが招いた行いで、全部に目をつぶって社会や環境のせいにしたって総理大臣を恨んだり今の社会に中指立てたって、頭にはずっと自分の弱さを感じていた。

それでも、定時がない今の生活、残業もボーナスもない生活はまた逃げたいんだよな


頑張ることに終わりはないんだよ。才能あるやつにしか努力は実らないけれど、努力しなきゃ才能にも気付けないから0だとしても頑張った先に結果がなくて寧ろ失敗や落胆の山積みでも、そこで自分の努力を自分で認めていたら逃げだ甘えだ

そもそもまだ頑張れてすらいないんだよ、





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