1817年7月12日ヘンリー・デイヴィッド・ソロー生まれる

1817年7月12日ヘンリー・デイヴィッド・ソロー生まれる
 ヘンリー・デイヴィッド・ソロー( 1862年5月6日)は、アメリカ合衆国の作家・思想家・詩人・博物学者。マサチューセッツ州コンコード市出身。ハーバード大学卒業後、家業の鉛筆製造業、教師、測量の仕事などにも従事したが、生涯を通じて定職につきませんでした。ウォールデン池畔(アメリカ、マサチューセッツ州にある水深31mの湖)の森の中に丸太小屋を建て、自給自足の生活を2年2か月間送ります。代表作『ウォールデン 森の生活』(1854年)は、その記録をまとめたものであり、その思想は後の時代の詩人や作家に大きな影響を与えました。1855年頃から体調を崩し、その後も野外での活動を継続しましたが、1861年12月頃から体調が悪化し、1862年5月6日、結核の為コンコードで44歳で死去しました。コンコードのスリーピー・ホロー墓地に一家と共に埋葬されています。
 多くの著作に現在の生態学に通じる考え方が表明されており、アメリカにおける環境保護運動の先駆者としての評価も確立されています。ソローは1846年にメキシコ戦争が始まると、戦争に加担するマサチューセッツ州の人頭税の支払いを拒否して投獄されたことがあり(叔母が人頭税を払ったためわずか1日で釈放されました)、その様子は「市民的不服従」の思想としてマハトマ・ガンディーのインド独立運動やキング牧師の市民権運動などに思想的影響を与えました。また、現代アメリカにおいて一部の保守主義者の間ではティーパーティー運動の思想的な先駆者であると見做され、良心的納税拒否の点から信奉する者もおり、多くの名言を残しました。#今日は何の日 2024.7.12

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