1955年7月9日「ラッセル=アインシュタイン宣言」が宣言される

1955年7月9日「ラッセル=アインシュタイン宣言」が宣言される
 ラッセル=アインシュタイン宣言は、イギリスの哲学者・バートランド・ラッセルと、アメリカの物理学者・アルベルト・アインシュタインが中心となり、1955年7月9日にロンドンにて当時の科学者ら11人の連名で、米ソの水爆実験競争という世界情勢に対して提示された核兵器廃絶・科学技術の平和利用を訴えた宣言文です。これを発表する3か月ほど前にアインシュタインが没しています。この宣言には、日本人の湯川秀樹も署名しています。レオポルト・インフェルト以外全員がノーベル賞を受賞しています。科学者平和宣言とも言えます。
 なお、この宣言の要請を受けて、1957年よりパグウォッシュ会議※が開催されることとなりました。第1回をカナダのパグウォッシュ村で開催しました。日本からは、湯川秀樹、朝永振一郎等が参加しました。#今日は何の日 2024.7.9

新和訳ラッセル=アインシュタイン宣言(2021年5月3日発表)は下記のリンクに掲載
https://www.pugwashjapan.jp/russell-einstein-manifesto-jpn

※パグウォッシュ会議 1957年7月、ラッセル・アインシュタイン宣言の呼びかけにこたえて世界10カ国から22人の科学者がカナダの漁村パグウォッシュに集まったのがはじまり。55回目のパグウォッシュ会議には世界中から集まった科学者ら170人が参加しています。核廃絶や科学と戦争の関係を討議します。

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