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キュアーのラブキャッツ:かわいいゴス

音楽人生が100倍豊かになる80年代の100曲 <その9>

Cure "The Love Cats"(1983) 

キュアー(Cure)です。とりあえず最初に大好きと言っておきます。

その昔、私もゴスみたいな格好してまして、ロバ夫(ロバート・スミス(Robert Smith)のことを日本のファンはこう呼んでます)を参考にしてました。スーツなのにスニーカーなんだ、とかね。

で、このラブキャッツ(The Love Cats)はキュアーの最初の全英トップ10ヒット。

ファーストはさておき、「セブンティーン・セコンズ( Seventeen Seconds )」「フェイス(Faith)」「ポルノグラフィー( Pornography )」とゴスな3枚の渋めというか暗めの名盤を出してきたのですが、知る人ぞ知るという存在。でもここからメジャー路線をばく進していきます。

メジャーと言ってもそれなりにクセがありますので、ダメなひとはダメかもしれませんが、私はもう本当に好き。

パクチー入りの料理みたいなもの? …ちょっと違うか。

とにかく続く「ザ・キャタピラー(The Caterpillar)」「インビトウィーン・デイズ」(Inbetween Days)」といったキャッチーなシングル曲に打ちのめされましたよ、当時。

クセがあるのにキャッチーという路線はこのまましばらく続き、アメリカでも売れてメジャーバンドの1つになりましたね。アメリカも当時カレッジ・チャートとかが人気でREMみたいなクセのある音が受け入れられていたんですね。

キュアーというかロバート・スミスはファッションはゴスなのですが、音はキャッチーで、明るいゴスというかかわいいゴスになっていったんです。

ゴス=暗黒みたいなイメージだったので、ゴスが明るくなっていくというも時代は移り変わるんだなぁとその頃はちょっとさみしく感じてましたが、あれは何かが終わるさみしさだったんですね。

ニューウェーブも今や昔のこと。当時は最先端だぁと喜んで聞いていた音も2023年の今では懐メロですものね。

えっと、話が湿っぽくなってきたので、話題を変えます。

キュアーのおすすめのアルバム。

どのアルバム聞いても外れはないのですが、入門用として私はミックスト・アップ(Mixed Up)」というリミックスアルバムをおすすめします。

キャッチーさがパワーアップされていて、とても好きなアルバムです。

まだ聞いたことない人は、ぜひキュアーの独自の世界観を味わってみてくださいね。


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