トレイルブレイザー マーク・ベニオフ|経営ノート
スッキリもしないがモヤモヤもしない好き
ビジネスは世界を変える最良のプラットフォームである(Business is the greatest platform for change)
この書籍で個人的に好きなのは、Part2 Business is the greatest platform for change の最後 #11 The activist CEO : Talking a stand is Not optional だ。一部の成功者(勝ち組)が、社会の格差や不平等の拡大といった問題から目をそらすな、と訴えている。
利己か利他か。ビジネスには金(カネ)がつきまとうので、人は常にこの「利己か利他か」で揺れる。金(カネ)が人間をコントロールし、金(カネ)に支配される人間がいる限り、ビジネスのゴールを自己利益・自己満足とする人間はある一定層存在する。
私の働く理由は「世のため人のために仕事をする」なので、セールスフォースの企業文化の中心的信条である「社会貢献にコミットすること」は大好きだ。共感(Empathy)しかない。
すべてのステークホルダーにとっての善
これからの時代の企業にとって問うべきは「私たちは成功しているか」ではなく「私たちは善いことを行っているか」だ、という点もAgree。未来は予測できないが、これだけはハッキリ言える。これからは「私たちは善いことを行っているか」を問い続けられる企業しか成長できない。
株主のために結果を出すこと以外には責任がないと感じている経営陣は、株主利益よりも、もっと大きな利益(人々や地球のウェルビーイング)から目をさらしがちだ。しかし、ビジネスは世界を変える最良のプラットフォームであるという前提に立つと、経営層は世界を変えるために仕組みを変えるという重大な仕事を担っている。
世界を、未来をよりよいものにする。これはCEOに限らず、全ビジネスマンのミッションである。私が経営にかかわることがあったら、問題から目をそらさない勇気をもって対峙をする。
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