Stable Diffusion WebUI拡張まとめ(v1.60時点)
前置き
昨年10月くらいから画像生成AIを使って遊んでいる。
ゲームの素材やらWeb小説やらに使えたらいいよなと思って日々色々やってる。
新しいタイプのモデル、SDXLが出てきてからStable Diffusion WebUIでは対応しきれなくなり、他のも使ってみてるけどなんだかんだで使い勝手はWebUIが一番いい。ってこともあって環境を作り直したのだけれど、その過程でミスって拡張機能が消えてしまった。
そんなわけで使用している拡張機能をまとめていこうと思う。
なおSDXLで使用できる拡張機能は、現時点ではかなり限られている。
なのでSDXLで使用できるものだけピックアップしていく。
他のはその辺で見つかるでしょ。
拡張機能まとめ
SD WebUI Tag Autocomplete
どこでも紹介してるやつ。
プロンプトに使用する単語をDanbooruなんかの画像共有サイトからそれっぽいタグを取得してサジェストを有効にする。
インストール後にSettings内に Tag Autocomplete の設定が追加される。
"Show '?' next to tags, linking to its Danbooru or e621 wiki page" のチェックをONにすると、サジェストの横に "?" が追加され、これをクリックするとDanbooruの該当ページに遷移し、そのプロンプトでどのような結果が得られるのかがわかるのでおすすめ。
Stable Diffusion Dynamic Prompts extension
どこでも紹介してるやつ。
プロンプトに {A|B} と指定することでランダムにAかBのプロンプトで出力される。{blonde|silver} hair とかしとけば金髪か銀髪がでる。生成しまくって色んな結果を確認したいとかそういう時に便利。色違いキャラをいっぱい作りたいときとかにも便利。
ワイルドカードも有効にできる。ここで言うワイルドカードってのは事前に作成したキーとなる任意のプロンプトに複数の単語を指定しておくことで、ランダムに結果を呼び出せるもの。
例えばhair-style.textというファイルを作成し、中に次のように指定する。
※作成する場所は拡張機能のwildcardsフォルダ内。(/extensions/sd-dynamic-prompts/wildcards/)
straight hair
ponytail
two side up
んでプロンプトに次のように指定する。
{blonde|silver}, __hair-stylle__,
すると金髪か銀髪+ストレートかポニテかツーサイドアップの組み合わせでランダムな生成結果が得られる。なお、ワイルドカードは前述の拡張機能AutoCompleteのサジェスト候補にも反映される。強い。
Aspect Ratio Helper
どいつもこいつもAspect Ratio selectorを勧めやがって。こちらの方がおすすめ。
理由としてはアスペクト比を維持してサイズの変更が可能なため。こちらの方が直感的に適応できる。個人の好みではある。それはそう。
!After Detailer
顔や手の崩れを補正する拡張。
ControlNet for Stable Diffusion WebUI
Stable Diffusion WebUIでControlNetを有効にするための拡張。
ControlNet自体はそのへんで紹介されていると思うので説明は不要だと思う。これがないと!After DetailerでControlnetを使用する際にモデルの指定が効かないので注意。また、モデルは別に手動で入れる必要があるのでそれも注意。
Civitai Helper
モデルやらLoRAやらを共有するCivtaiから、モデルやらLoRAの情報を引っ張ってきてワンクリックでサムネを指定したりできる。
モデルのダウンロード・アップデートや検索もできるけど、こちらはそれほど使い勝手が良くないのであまりオススメしない。あくまで情報更新用と割り切ったほうがいいと思う。
えっちなプレビュー画像はスキップできる機能もある。優しいね。
Image Browser
outputsに指定したフォルダ内をWebUI上から確認し、削除等を行えるようになる。動作も軽い。
プロンプトや設定の確認、画像へのランク付け、Send to img2imgとかできたりもする。いい結果はお気に入り登録して後から確認しやすい。
おまけ
一旦以上。
以下はStableDiffusion WebUI v1.6.x, またはSDXLで不具合が出たり、使えないおすすめの拡張。
Cutoff
SDXLだとエラーになって使えない。プロンプトで色が混ざりやすくなったりするのを回避できる。おすすめ。
Latent Couple
SDXLだとレイアウトが崩れる。
指定した領域に任意のプロンプトを適応する。おすすめ。モデル等によってはかかりにくいかもしれない。
Regional Prompter
SDXLだとエラーで動かない。
指定した領域に任意のプロンプトを適応する。Latent Coupleよりも細かく指定できる。おすすめ。モデル等によってはかかりにくいかもしれない。
このあたりがSDXLに対応してくれたらありがたいんだけどなぁ。
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