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シンボリックリンクを作成し、ComfyUIで生成した画像を直接クラウドにブチ込む


前置き

これまでStable Diffusion WebUIをメインで使っていた。こちらでは画像の保存先を自由に選択できるため、Dropboxのフォルダを指定して自宅のPCをブン回しながら外で結果の確認もできていた。ComfyUIではoutputフォルダ配下に保存されるため、これができなかった。面倒なのでシンボリックリンクを作成した。

シンボリックリンクの作成

そもそもシンボリックリンクとは?

Macユーザーであれば「エイリアスと同じ」と言えばわかると思う。
Windowsのショートカットの強化版だと思ってくれればいい。
「ファイルのコピーは作りたくない。いちいち移動もしたくないが、全く同じモノが別のディレクトリに同時に存在して欲しい。」
って状態を実現してくれる。

事前にディレクトリは退避させよう

同名のシンボリックリンクとディレクトリを同じ場所に置くことはできないので、outputディレクトリの名前を変更するなり中身を別の場所に移動するなりして退避させておこう。

いつものコマンドプロンプト(黒い画面)を使ってみよう

画像生成AIを使っているならいちいち説明しなくてもいいんじゃないかという気がするコマンドプロンプトを使ってシンボリックリンクを作成していく。

Windowsの検索に "cmd" と入力して、管理者として実行し、コマンドプロンプトを開く。
次にComfyUIのディレクトリへ移動する。例えばCドライブ直下に置いているなら下記のようになる。

cd C:\ComfyUI

システムドライブ以外に置いている場合はcd のあとに続いて /D オプションが必要なので注意して欲しい。

cd /D D:\ComfyUI

移動したら下記のコマンドを実行して、シンボリックリンクを作成する。
ここでは仮にCドライブ直下にDropboxのディレクトリがあり、その中のoutputディレクトリに紐付けるものとする。パスは適宜置き換えて欲しい。

mklink /D output c:\Dropbox\output

これでComfyUIのディレクトリ内にDropbox内のoutputフォルダへのシンボリックリンクが作成されたはずだ。

画像以外でも便利な使い道が

複数の画像生成AIを使用していると、同じモデルデータを複数配置して大変なことになったりする。管理もストレージも大変なことになる。
モデルデータの格納場所を統一し、各ツールでシンボリックリンクを読み込ませることで管理が用意になってストレージにも空きができる。
オススメ。

以上。
シンボリックリンクは普通に仕事とかでも便利に使えるので覚えておくと人生がちょっと幸せに近付くかも知れない。Macはこれがデフォだから便利なんだけどなぁ。

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