2020/02/23 SANCTUARY II 発売記念イベント
茅原実里 15周年ベストアルバム「SANCTUARYⅡ〜Minori Chihara Best Album〜」発売記念イベントin大阪に行ってきました。
内容をざっくりとまとめておきます。
とても素敵なイベントでした。
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1回目 アニメイト回
参加者は大体200人弱といったところ。SPIRALリリースイベント振替のときは1回目2回目ともに80人いるかいないか?!という感じだったので、シンプルに「こんなに入るんだ…」と「こんなにファンがいるんだ…」と嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
司会は、SPIRALリリースイベント同様バンダイナムコアーツ(ランティス)の手塚くん。髪の色が赤と金の二層構造になっていて、相変わらず奇抜!でちょっと面白かったですね…私はすごい好きなんですけど…。
冒頭の注意事項の案内時に「お渡しお渡され会…」とお話ししていたのがじわじわきましたね。
私は池袋のネタバレを拝見していたので、まあそうですよね!と思っていましたけれど、ちゃんとネタバレ回避していた方なんかはびっくりしたんだろうなあ…。
みのりん登場。
やっぱりパープルだ!と予想通りの紫色のニットからはみ出る、黒いレースと大きく開いた胸元。いやいやいや、ちょっとセクシーすぎやしませんかね。
各店舗や、ご本人のツイッターにあったお写真よりも、実際は春らしい薄めのパープルだったのです。
お天気は例のごとく快晴。
み「私、太陽と通じあってるから!!」
手「そっかー(棒読み)」
前日池袋でのイベントも、開始前に晴天になるミスサンシャインっぷりを発揮したもよう。
海外でもいつも突然晴れるんですよね…と手塚くんが若干引きながら話してたのはめちゃくちゃ面白かったです。
アルバムのお話。
とにかく出来上がったアルバムに対して「感動してる!尊いです!尊いSANCTUARY2です!!」と、尊いを連呼するみのりん。
ジャケットについては、1枚目のベストアルバム『SANCTUARY』との対比のお話も。ピースが集まってきて、弾けてまたスタートする…というのが1枚目ならば、2枚目は集まっているようにも弾けているようにも見えるようにした、と語っていました。
実は『SANCTUARY』に続いて、『2』もデザイナーの大浦さん、ヘアメイクの清水さん、スタイリストの石川さんといった同じメンバーが参加。
撮影中のエピソードとしては、清水さんが急に自分のダメ出しをし始めたりとかして、それを見た手塚くんも「これは今日帰れるのかな〜」と思っていた…というお話が、どんちゃんしてる光景が目に浮かんで良かったです。
「10周年の頃には無かったんですけど、今回は5年後の『3』を作るのを意識して、色味とかも考えたんです」という、未来を意識した言葉がすごくグッときました。
手「『3』を出せるように弊社も頑張っていきます」
あの特徴的なドレスについても、同じポーズでの撮影を①白いドレスを着たみのりん②少し裸に近い感じのみのりん③パズルのドレスを着せたマネキンで、3パターン撮影したものを合成するというこだわりっぷり。
もっと楽にCGとか使って作ることも出来るだろうに、それを敢えてしないという点に終始感激するみのりんの気持ちがびしびし伝わってきました。
CDプレス工場見学のお話も。
サイン入りCDを当たった人を尋ねると、なかなかの数。池袋でも毎回5〜6人はいたそうだから、そんなにいるのー??!!と叫びながら、みのりんは感動しきり。
み「(購入したのが)1枚だけじゃないのかと思うと…」
手「僕も足を向けて寝られないです…」
15周年記念ソング「We are stars!」のお話。
きちんとこのお話になったら、トークの背後で流れていたBGMがきちんとこの曲になったのが、ナイスプレー!と思いました(笑)
レコーディング時はQ-MHzの中から田淵さんが参加。みのりんは歌録りの際、集中するためにカーテンを閉めて完全に外界をシャットダウンして収録する…というのは、これまでもよく聞くエピソードではありましたけど、手塚くんが言うには、田淵さんはとんでもない高いテンションでディレクションをしていたようで(笑)手塚くんが再現した動きがちょっとした恐怖というか…。
特に畑さん、田代さん、黒須さんにはずっと音楽で育ててもらった…という話をするみのりん。
畑さんから「もっとみのりんに冒険してもらいたくて(この曲を)作ったよ」と言われたエピソードも教えてくれたり。
歌詞を全て畑さんが書いてくれているものだと思ったらそうじゃないようで、「私じゃ書けないから、若頭(田淵さん)に書いて!」と、田淵さんが書いた歌詞もあったそうな。
でもそのおかげで、畑さんじゃ書けないような部分も広がってすごいステキなものになった…っていうお話が、新鮮であり、感慨深く思えました。
み「みんなが(曲を聴きこんで)入った状況でやりたいよね…。みんな入った〜?(ちらほら上がる手)…まあまあかな…(苦笑)」
やっぱり河口湖かな!!!と張り切るみのりん。イベントで歌うことは今年に入って何回もあったけれど、生バンドでやるとしたらやはり河口湖で、という感じだったので、これは今からちゃんと練習しておかなきゃですね…。
MVの話もちらりと。
例の青髪みのりんについて「ガルフレの真尋みたいじゃないですか??!!」と熱弁するみのりん。初耳エピソードでちょっとびっくり(笑)
手塚くんはメイクには立ち会わず、何も知らずにエレベーターで遭遇して「えっ」となった…とか。
み「近未来の不良?なにがし?ちょっとなにがしが思い出せないんですけど(笑)そんなテーマでした(笑)」
なんと、あのクラブの撮影が全体の中で一番最初の撮影だったらしく「まだあったまってないのに〜!」と思いながらも「まああの格好だし、すぐにどうにかなったよね(笑)」と(笑)
手「そろそろお時間が…」
み「まだ始まったばっかり〜〜!!…まあ、距離が近いんで恥ずかしいんですけど(笑)(お手手ひらひらしながら顔を隠すみのりん)」
最後に写真集『minoreal』とオーケストラコンサートのお話。
15周年と同様15パターンの衣装を展開、自分で買ってきた紫色のランジェリーを持ち込んで撮影した…って話に、急に顔が赤くなってうつむき始めた手塚くんに、可愛さが溢れすぎていましたね…(笑)
オーケストラコンサートは、5月30日開催ということで、丁度はじめての武道館から10年(!)ということで、そんな日にオーケストラコンサートが開催できることをとても感慨深く思います…と語っていたみのりん。
手「アルバムに付属していたチケットの先行申し込みが、今日の18時までです!!!」
み「今日???!!!」
のくだりが面白すぎました。
その後はお渡しお渡され会。噂に聞いていた「みのりん顔が小さすぎてマスク大きすぎ問題」を生で見てしまい、またそこから覗く大きな瞳に圧倒されすぎて、まあ言いたいこと飛びましたよね!という…。お隣にいらっしゃるマネージャーのしーちゃん含めて、眼福でございました。
ハワイに引き続き、自らの書いたものを本人に手渡しできるありがたい機会に心から感謝です。
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2回目 ゲーマーズ回
こちらは打って変わって60人弱の小規模な開催に加え、会場もカードショップの一角という中々の地下感とアットホーム感。
1回目同様司会は手塚くん。注意事項の「堅苦しいサラリーマンの挨拶はこれまでにして…」というお言葉に、いや髪色髪色〜〜!と思ったのは内緒です。
「それでは茅原実里さんです!」という声と同時に鳴り響くゴンッ!!!という鈍い音。「いったぁあ〜〜〜い!!!」と響く声。頭をさすりながらみのりん登場。思いっきり頭部を強打した主役さん、混乱のあまり「本日は純白サンクチュアリィ…ちがーう!!SANCTUARY2の〜…」と言い放つ(笑)
この一連の流れを見られただけで、今日来た甲斐あったなあ…という思いしか芽生えませんでした…なんだこれは…。
ちなみにリハーサルでは、マネージャーのしーちゃんが同じように頭部強打していたもよう。
1回目と同じ話も多々あったのですが、2回目で話されていた内容を主に記載します。
リリース日にたまたま弦のレコーディングがあり「斎藤滋さん、菊田大介さん、大先生室屋さん」(みのりん談)と会ったお話。
この3人も茅原実里を育ててくれた3人。アルバムの発売日当日に会えてスタジオでじーんとなり、みのりんは終始うるうるしていたそうです。
みんなが会話している中に敢えて入らずに、遠くからみんなの会話を眺めていたりもしていたようで。
その中で大先生が、昔(トモチャンや雨咲けの頃)は、斎藤Pの中で弦楽器のアレンジを複雑にするのが流行っていた時期があり大変だったけど、今はとてもシンプルで、でもいいアレンジが出来る…と話していたエピソードがとっても好きでした。
だからこの日も2時間くらいでスムーズに収録が終わり、1時間くらいは思い出話に花が咲くという充実した一日だったそう。
菊田さんのお話から、先日のM-ONの特番のお話。
パラロスの掛け合い部分がライブであんな風になると意図していなかった…という菊田さんに、本当にびっくりしたと語るみのりん。
ファンのみんなも含めて一緒に作ってきたんだなあ…というみのりんの言葉にグッときてしまいました。
アルバムのジャケットや中身のお話。
み「レインボーホログラムですよ!銀箔押!!」
い、言いたいだけなのか?(笑)
こちらでもサインが当たった人を尋ねるみのりん。
み「開けて、サインがあったときってどんな気持ちなんですか?」
真剣に聞いているみのりんが面白すぎましたね(笑)
プレス工場での話にもなり、本当はサインだけでなくパズルのピースも150枚忍ばせたかったけど、それは出来なかったと(笑)
ジャケットのデザインの話では、前髪をどうするか悩んだ話も。無しにすることも考えたけれど、せっかく“今”は前髪があるんだしそのままで行くことを決めたそうです。そうすると、前髪が無いよりはあるほうが幼くなるから、背景が暗いほうが映えるんじゃないか…ということで、今回の印象的な黒のジャケットになったそうです。
み「そう!前髪問題!わたし、決めました!『決めない』!!!」
今はたまたま前髪の量が少なく薄いので、すぐに分ければ前髪なしに出来たりとオンオフがしやすいので、しばらくはこのまま続けていって、気分とか寝癖でオンオフを切り替えていくとのこと(笑)
アルバムの収録曲のお話。
ここで手塚くんのエピソードとして、みのりんの担当になったのが2017年4月で、シングルは『みちしるべ』からだったので、やっぱり『みちしるべ』や『Remained dream』が感慨深いと語っていたのですが、そこからみのりんも人それぞれの思い入れって違うもんねえ…と、思わずこちらもうんうんと頷くようなお話に。
まあその直後の手塚くんの「全曲ライブ!いやバースデーライブ!おそろしいフリをしてしまった!!」には笑ってしまったんですが(笑)
そんなバースデーライブでも披露した『We are stars!』のお話。
みのりんは楽曲をもらった時に、Q-MHzさんからすごい挑戦状を受け取った!と認識したようです。
Q-MHzを起用するのは、話を聞いている限り斎藤Pのアイデアっぽい感じだったんですが、斎藤Pからは「新しいことを切り開いてくれ」というだけで、テーマである「誕生」だったり、みのりんが言ってきた「バラードにしたくない」といったような要望は伝えたけれど、特に具体的な提案をしなかったそうなんですが、そこから『雪、無音〜』に繋がるような冒頭のセリフだったり、これまでの活動とリンクするような構成になったのは、Q-MHzのアイディアだそうです。
みのりんの『We are stars!』への、ポツリと言った言葉がすごくよかった。
「あの曲を歌うと、私の人生みたい」
曲の展開が読めない、何が出てくるかわからないところを、何が起こるかわからない人生に例えるところがすごくすごーく素敵でした。
歌を歌うことでハードルを乗り越えていくことに対する意欲も話していたなー。めちゃくちゃ痺れました。
歌詞の「2019年」のところは毎年変えていくよ!とのことで、既に今年のイベントでは「2020年」に変えて歌っているそうな。
MV撮影のお話では、
手「青い…」
み「(食い気味に)パリピですか!!」
どれが一番挑戦したと思う撮影でしたか?という質問にも「いやパリピでしょ(笑)」と即答したり、ずっとあの青い子の話しかしない(笑)
撮影は渋谷のクラブだったので、メイクだけはランティスの本社で行ってから移動したそうなんですが、たまたまエレベーターで乗り合わせた他の人が「この人は一体なんなんだろう…」って顔をしていたという手塚くん談のエピソードが、もう(笑)
み「流石の渋谷でも浮いてましたね」
手「せっかく大阪なので、『覚悟決めや!』のお話を!」
ということで、一騎当千のお話。
有名な、関西弁話せないけど「面白そうだからやってみる〜!(完全にアタックチャンスの腕の動き)」で、オーディションも楽しくやったら受かってしまったエピソードを話しつつ「明日も張飛の収録なんですよねー」と、まさかの裏話をぶちこむみのりん!
こんなに長いお付き合いになるとは〜と言いつつ「もう一曲張飛のキャラソンあってもいいよね〜」と言い、何の権限もない手塚くんが「皆さんも是非角川さんの方にお声がけください。僕も角川さんの知り合いに声かけてみます…」と困惑する事態に(笑)
最後に、ということで「キャラソンアルバム2枚目を作りたいです!」と高らかに宣言するみのりん。「入りきりませんでした!!!」
手塚くん曰く、みのりんの中で同じキャラクターの楽曲は1曲までというルールを作ったそうで。それでも15曲15キャラですからね。オトナの事情の話はしつつも…きっと有言実行のみのりんなら実現してくれるのでしょう。隣にいた手塚くんへのプレッシャーがどんどん強くなっていましたが(笑)
オーケストラコンサートについても「こけらおとし公演に憧れていたのでとっても嬉しい」と。
1回目と同様に、例のCD先行のお話も。
手「あと30分です!!!もし今CDを持っている方でまだ申し込みしてないよーって方は、お渡しお渡され会の待ち時間に申し込んでください!!!」
無茶苦茶すぎて無茶苦茶笑いました(笑)
これは1回目も2回目もなんですが、「これからも茅原実里のParadeは続きます!!」という言葉で〆てくれたのが、じーんときました。
Paradeは終わらないんですよね。つくづくその言葉に救われる思いでいっぱいです。
それではお渡しお渡され会に向けて一旦みのりんは引っ込みます…となり、みんなが注視する中、みのりんも気をつけながら…
ガッ!「あっ!!」
手「実は段差があるんですよ…大丈夫だと思います」
どんなオチなんだ(笑)
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世の中が全く見通せない状況になりつつある中、こうやってイベントを実施してくださったこと、とても感謝しています。
多々インタビュー媒体であったり、ラジオ等でお話しされていたのを聞いたことがある内容でも、やはり実際に生で聞くと印象も変わってきますし、どんどん新しいエピソードがこぼれ落ちてくるのは、イベントならではだなあ…とも思ったりしました。
改めて、みのりんの人生が詰まったこのベストアルバムを大切にしたいと、強く思うことができましたね。素敵な時間でした。
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