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1年生 少年団へ入団した時の話 ②実際に預けてみて思ったこと…

近所のサッカー少年団Aチームへ体験に行き、入団した話はこちら↓↓↓



今回のお話は、少年団Aチームへ入団し息子を実際に預けてみて思ったことを書こうと思います。

1 練習風景

練習中、しばらくの間は私も見学していました。

と言うのも、指導者が誰1人として来ない…

少年団は、専門の監督やコーチはいません。
皆さん、会社などでお仕事をされてお仕事が終われば、ボランティアとして指導に来られています。

なので少年団は、月謝が安い!

安いのはとても良いことだし、仕事終わりの疲れているところにサッカーの指導をしてくれる。
とても素晴らしい事だし、皆さんサッカーが大好きなんだと思います。

しかし、大人が誰も来ない。
時間になれば、6年生中心にキャプテンが皆んなを集め準備運動や基礎練習を始めます。

それが終われば、それぞれ低学年高学年と別れてそれぞれで練習が行われます。

指導者が来るまで、 1時間くらいかな?
大人のいないところで、ミニゲームをする低学年達…
大人がいないから、ルールもあったもんじゃないし、3学年合同なので怪我とかも心配です。

1時間くらい経てば、仕事帰りの監督が登場です。
監督は高学年を見るため、低学年はまだ放置…
そして、しばらくすると仕事帰りのお父さんコーチが数名来てくれる感じです。

2 練習環境

春夏はいいのですが、秋冬になれば5時半過ぎれば辺は真っ暗になります。

当たり前ですが、普通の小学校の校庭で練習している少年団Aチームは、照明もない真っ暗なグランドで練習をします。

高学年は、監督の車のライトをグランドに向けているので少しはマシな状態ですが、低学年は奥のライトが当たらない、真っ暗なところで時には大人がいないまま練習していきます。

いくら安くてもね…
照明もない、指導者もこないあんなところで練習したところで意味があるのか?
そして、やっぱり大人がいない分真っ暗なグランドでの練習は正直怪我しないか心配でした。

3 毎週末行われる試合

TRM、カップ戦…
まだ1年生だけどみっちり予定が詰まっていました。
息子本人は嬉しそうだったけど、家族はやはり大変で…

荷物車係、配車当番、監督へお弁当を買いに行く係、朝早くから夕方まで長々とサッカーに付き合う感じです。


4 お父さんコーチ(試合での様子)

試合は、監督が来てくれる時の方が少なく(高学年の試合に行くため)お父さんコーチが引率してくれます。

息子は、いつも言う通り運動神経が悪く足が遅い子でした。
もちろん、そう言う子って動きが鈍くて身のこなしが悪いのでうまく見えないんですよね!

そして大人しいときたものだから、なかなか活躍はできません。

その頃も活躍する子は足が早くガッツガツ行ける子!

ただ見てて思ったのが、みんなガツガツしてるから簡単に相手にぶつかりながらボールを取れるんです。

でも、取れるだけなんです。

取った後は、ドリブルができな子が多く簡単にボールを失ったり、足が早い子がスピード任せでドリブルするからそのままボールが切れたり。

息子はお団子サッカーのお団子に入ることはあまりなかったけど、ボールが来たら運べるんです。

当時試合で低学年でそれができていたのは息子だけでした。

なのでゴール前まで運べる!

『よし!いいぞっ!そのまま運んでシュートだー!』

と応援していたら、かならず良いところで味方に奪われシュートされてしまうんです。

いつもそれをみてヤキモキ…

でも何回か試合をこなすうちに、当時一個上の学年の子がよくゴールを決めていたんですけど、その子の次にゴールを決めるようになっていました。

そして、当時ゴールキーパー不在でみんなで回してしていたのですが、あるお父さんコーチ。

息子が足が遅からフィールドで1番使えないと思っていたんでしょうね。

絶対キーパーをさせるんです。

勿論、運動苦手な息子は蹴って飛んでくるボールなんて怖がって全く取れません。

なんならゴールのど真ん中もいつも『はいどうぞ!』と言わんばかりに開けているくらいです。

何試合か終えて、最後の試合…
キーパーを誰にするかと、お父さんコーチ含めみんなで話し合っていました。

子供達も、息子を1番いらないと思っていたのか〇〇(息子)キーパーになってよ!と言う声が聞こえてきて、私はその様子を近くで聞き耳を立てながら聞いていました。

お父さんコーチが『よし!皆んな一回向こうに言って話し合おう。』と私を避けるように移動していきました。

暫くして戻ってくる子供達の姿を見て愕然としました。
息子がキーグロを付けて下を向き泣きそうになりながら戻ってきたのです。

だいたい、キーパーって大切なポジションで1番運動神経が良い子とかがした方がいいポジションなのに、フィールドで不要な子=キーパーみたいな考えだったみたいです。

それっぽく、カッコよく撮ってくれてますがキーパーは苦手で今も嫌がります。笑

お父さんコーチからも、周りの子達からも相変わらず馬鹿にされる日々でした。

ある日、同級生の子から急に話しかけられこんなことを言われました。

『〇〇(息子)ってさ、足元は上手いんだけど足はめちゃくちゃ遅いよね!って俺のお父さんが言ってた』

!!!

は?!今何って言った?

家族で揃って、そんな話してるのか!とビックリ驚きました。

逆に足が速いだけじゃん!

と言いたかったけど、ここは心のうちに秘めて…

監督も試合に来た時は、よく息子のプレーを見て、
『はい!逃げたー』とか『弱い』とか言われてたなぁ。

5 大会

夏にちょっと大きめな大会があり、その時初めて3位になりメダルを頂きました。🥉

その時の試合はキーパーをしたいと言ってくれた子がいたのでしなくてよかったのですが、相変わらず運んだりパスできるのは息子。

最後の3位決定戦の決勝ゴールも、息子がゴール前までボール運びいつものように、味方に奪われゴールを決められ試合終了になりました。

息子は最後シュートを決めたかったみたいで、真っ黒に日焼けしメダルを首からかけ、悔しそうにしていました。

サッカーで人生初メダル🥉

私は『あそこまで運べたのがスゴイよ!誰もあんな事出来なかったでしょ?〇〇(息子)のあのプレーで勝てたんだよ』と言いました。

最後に…

練習内容、練習環境、指導者、子供達、保護者の上下関係…
そして、お父さんコーチの存在
監督の声かけも気になりました。

月謝は安くても、ここにいる意味はあるのか?と思い半年くらいでこのAチームは退団しました。

息子も同じ気持ちで、サッカーできればどこでもいい!と言ってくれて、またチーム探しをすることになったのです。

その後体験に4チーム行きました。

息子に合う、いいチームに出会えたのかはまた次のお話で…

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