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【魔法同盟】光り輝くもの解説7:暗闇の中

光り輝くもの解説第7弾「暗闇の中」。

ダンブルドア関連ということで、前回の「クリスマスの大災厄」よりは原作のいろんな巻・場面に関連するファウンダブルが出現しました。

!!この記事は原作のネタバレを含みます!!


【第1部:ストーリー】

ハリーからプレイヤーに、ダンブルドアに関連するファウンダブルが増えてきたという連絡が入ります。
新たなファウンダブルはダンブルドアに直結するものがほとんどですが、見方によってはヴォルデモートにも関連すると考えられるとのこと。
もしそうなら魔法界にとって大きな危機や混乱を招くおそれがあり、警戒する必要があります。

ファウンダブルを全て回収した結果としてわかったのは、新たなファウンダブルがダンブルドアかヴォルデモート、またはその両方に関連するということだけでした。
それが何を意味するのか、ハリーも考えあぐねているようです。

※登録簿の背景は「光り輝く大広間」。
ホグワーツの生徒たちはここで食事をとるほか、全校集会は基本的にここで開かれ、良い発表も悪い発表もここでされてきました。
ハリーたちが食事をするシーンは原作で何度も描かれましたね。
ちなみに地下の厨房では大勢の屋敷しもべ妖精が全生徒分の食事を作っており、料理は魔法でテーブルに現れます。


【第1部:ファウンダブル解説】

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・郵便ふくろう
魔法界ではふくろうによって運ばれる手紙が主な連絡手段です。
ファウンダブルになったこのふくろうはただの郵便ふくろうなのか、それとも特別な意味を持ってファウンダブルになったのか、ハリーにもわからないようです。

・光り輝くフォークス
フォークスはダンブルドアの忠実なペットの不死鳥で、第2作「秘密の部屋」ではダンブルドアの代わりにハリーのピンチに駆けつけました。
不死鳥の尾羽は杖の芯材に使われますが、ハリーの杖とヴォルデモートの杖はともにフォークスの尾羽が使われているいわば「兄弟杖」で、互いに戦っても真の威力を発揮できない関係にありました。

・シビル・トレローニー
第3作「アズカバンの囚人」から登場。
ホグワーツの占い学の担当教授で、高い塔の上の教室にはシェリー酒の匂いが漂っています。
著名な予言者の子孫で自らもそれを誇りとしていますが、占い師としてはかなり胡散臭いものがあり(知識はあるので授業は何とか成立している模様)、やたらハリーの死を予言していました。
しかしごく稀にトランス状態となって「本物の予言」をすることがあり、原作で描かれる予言は2つとも的中します(闇の帝王を倒す男の子の誕生・闇の帝王の復活)。
ただし、本人に本物の予言をしているときの記憶はありません。

・ジョッキ入りの魔女かぼちゃジュース
前回のファウンダブルにもあった魔女かぼちゃジュース。
ホグワーツの大広間での食事にも欠かせなかったようです。
なぜダンブルドア(とヴォルデモート)関連のファウンダブルとしてこれがあるのか、ハリーも首をひねっていました。
ヴォルデモート卿ことトム・リドルも学生時代は愛飲していたのでしょうか?

・チャリティ・バーベッジ
ホグワーツで選択科目のマグル学を担当していた魔女。
原作ではハリーはマグル学を選択していないので授業の様子は描かれず、バーベッジ先生はマグルの権利を主張していたためにヴォルデモートに殺されるという登場の仕方でした。
映画「死の秘宝」では殺されて大蛇ナギニに飲み込まれるバーベッジ先生をスネイプ先生やドラコは助けることができないという残酷なシーンがありました。

・光り輝くアルバス・ダンブルドア
原作で長くホグワーツの校長を務めた、ハリーの恩師ダンブルドア先生。
ファウンダブルとして出現するときは亡者のコンファウンダブルと対になって現れ、ハリーはヴォルデモートの分霊箱を探して洞窟を訪れたときのこと(第6作「謎のプリンス」参照)を思い出すようです。
ダンブルドア先生はイギリス魔法界で最も偉大な魔法使いと言われ、ヴォルデモートが唯一恐れる存在でした。
ヴォルデモートがまだトム・リドルだった幼少時からその才能と邪悪さを見抜き、改心させようと試みてきましたが失敗。
以降はヴォルデモートを倒すことに注力しました。


【第2部:ストーリー】

ハリーから再度、新たなるファウンダブルが現れたという報告が入ります。
今度は明らかにダンブルドアとヴォルデモートの両方に関連しているファウンダブルもあるとのこと。
ハリーは大災厄のターゲットとなっているのはどちらなのか見極める必要があると言います。
もし今回の件がヴォルデモートに関するものなら、さらなる警戒が必要になります。

プレイヤーたちの尽力により、新しいファウンダブルは無事に回収されました。
大災厄は人の意識に反応するので、最初に新しいファウンダブルが現れたときに「ダンブルドアだけでなくヴォルデモートにも関連しているのでは」とハリーたちが危惧したことが、より明確に両者に関連したファウンダブルの出現を招いたのかもしれません。
今回の件でハリーは、ファウンダブルがどう変化していくかを恐れるのではなく、ファウンダブルが何に関するものなのかを見極めようとするべきだと学んだと言います。

※登録簿の背景は「光り輝く校長室」。
ホグワーツの校長室で、奥には歴代校長の肖像画がかけられています。
入口には今回ファウンダブルにもなっているグリフィン像があり、合言葉を言うと入室できます。
ダンブルドア先生はいつもお菓子の名前を合言葉にしていました。


【第2部:ファウンダブル解説】

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・ダンブルドア先生
原作よりずっと前の時代、孤児院で暮らす孤独な男の子「トム・リドル」に会ったときのダンブルドア先生。
ダンブルドア先生はトムの魔法の才能とともにその心が抱える暗い影を見抜き、彼を正しい方向へ導くべくホグワーツで教育します。
しかしトムは後にヴォルデモート卿としてイギリス魔法界に暗黒時代を招くことになりました。
ハリーは後述の「憂いの篩」でダンブルドア先生とトムの出会いを目撃しているので、このファウンダブルはダンブルドアよりもむしろヴォルデモートに関連している印象を持ったようです。

・グリフィンの像
ホグワーツの校長室の入口を守るグリフィンの像。
校長が決めた合言葉を言うと校長室に入れます。
ホグワーツの校長室は校長にふさわしくない人物を拒むようで、第5作「不死鳥の騎士団」でドローレス・アンブリッジが魔法省の権限で校長となった際は、グリフィンの像が動かず校長室に入ることができませんでした。
ヴォルデモートとの関連はないようです。

・光り輝く憂いの篩
憂いの篩は保存された人の記憶の中に入って出来事を追体験できる魔法の道具で、ホグワーツの校長室にありました。
ダンブルドア先生はヴォルデモートに関わった魔法使いの記憶を集め、彼を倒すための手がかりを探っていました。
ちなみに初登場は第4作「炎のゴブレット」。
ハリーは偶然覗き込んだ憂いの篩で、バーティ・クラウチJrが法廷で捕らえられたときの様子を目撃しました。

・記憶の小瓶
憂いの篩で見るために保存された人の記憶。
ダンブルドア先生が集めたトム・リドルに関する記憶もこうして保存され、ヴォルデモートと戦う手がかりを得るために使われました。
中身の記憶は銀色の煙のような見た目で、採取するときは杖でこめかみの辺りから引き出します(通常ファウンダブル「パーシバル・グレイブス」が白衣の人にされてるアレ)。

・レモン・キャンディー
ダンブルドア先生はお菓子が大好きで、校長室にはお菓子が常備されていました。
中でもお気に入りだったのがマグルのお菓子であるレモン・キャンディー。
よくあるレモン味の飴の中にシュワシュワの粉が入っているタイプのキャンディーです。
ヴォルデモートがマグルのお菓子を好んだとは考えられないので、今回の大災厄の対象はダンブルドアだと言える根拠になりそうです。

・ダンブルドアの灯消しライター
ダンブルドア先生が長年愛用していた灯消しライター(なんと自作)。
普通のライターが火をつけるのに対し、これは周囲の灯りを吸い取って消してしまいます。
第1作「賢者の石」の冒頭、ハリーがダーズリー家に届けられるシーンではプリベット通りの街灯の灯りを消すのに使われました。


以上が「暗闇の中」の内容です。

ヴォルデモート関連のファウンダブルが現れるとたしかに魔法界では混乱が起こるでしょうから、ハリーたちが警戒するのももっともですね。

でもこれだけヴォルデモート、ヴォルデモート言っててヴォルデモート本人のファウンダブルは出てこなかったところから考えても、今回のファウンダブル騒ぎはダンブルドア先生に関連するものだったようですね。
もっと大勢の人がヴォルデモートを意識すればヴォルデモートのファウンダブルが出る可能性もあったのかもしれませんが…
今回のファウンダブルを見てダンブルドア先生と同時にヴォルデモートを想起する人はヴォルデモートとの戦いに身を投じていたハリーたちくらいでしょうから、騒ぎが大きくならずに済んだのかも。

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