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【魔法同盟】光り輝くもの解説2:ポッターの大災厄

こんにちは。

「光り輝くもの(通称ヌライベ)」解説シリーズ第2弾、「ポッターの大災厄」を解説します。
その名の通り、原作の主人公ハリー・ポッターにまつわるファウンダブルずくめのイベントでした。
特に第1部は原作でおなじみのハリーの学生時代に関するファウンダブルばかりで、懐かしく思った原作ファンも多いのではないでしょうか。

!!この記事は一部、原作のネタバレを含みます!!


【第1部:ストーリー】

大災厄の対処のため働くハリーのもとに、学生時代のハリーに関係するファウンダブルが多数見つかっているという報告が入ります。
大災厄には何らかの「意思」のようなものがあるというのがハリーたちの見解であり、ハリーは何らかの理由で自分がその大災厄の意思に影響を受けやすく、そのせいで自分に関するファウンダブルが出現し始めたと考えました。

これに対しハーマイオニーは、ハリーの大災厄に対する取り組みが日刊預言者新聞(イギリス魔法界の新聞)に多く取り上げられたことが原因ではないかと考えます。
彼女は大災厄について、「多くの人が何かに注目すれば、それが大災厄を引きつける原因になる」という仮説を立てています。
今回のことはその仮説を立証することになるかもしれません。

幸い、特殊部隊の働きによってハリー関連のファウンダブルは回収されました。
ハリーはこれにより「多くの人の注目が大災厄を引きつける」という傾向を何らかの形で逆手に取ることができるかもしれないと考えたようです。

※登録簿の背景は「光り輝くグリフィンドールの寝室」。
ハリーがホグワーツで所属していた「勇気」を重んじるグリフィンドール寮の寝室です。
寮カラーの赤を基調とした5人部屋で、ハリーはロン、ネビル、シェーマス、ディーンとともにここで寝起きしていました。


【第1部:ファウンダブル解説】

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・光り輝くクィディッチのキャプテン・ハリー
第1作「賢者の石」で魔法界の大人気スポーツ、クィディッチの才能を現したハリー。
高学年になるとグリフィンドールチームのキャプテンを務めていました。

・光り輝くヘドウィグ
「賢者の石」でハグリッドからハリーに誕生日プレゼントとして与えられたペットの白ふくろうヘドウィグ。
ハリーにとっては、プリベット通りへの帰省中にホグワーツとのつながりを思い出させてくれる大切な存在でした。
ちなみに性別はメスで、名前はハリーが教科書に出てきた魔法界の歴史上の人物から名付けました。

・ハリーの三大魔法学校対抗試合用ユニフォーム
第4作「炎のゴブレット」でボーバトン、ダームストラングという他の魔法学校と技を競う大会にハリーが出場したときのユニフォーム。
ハリーは本来出場するはずではなかったのですが、なぜか「4人目の代表」として試合に出場することになりました(詳しくは原作で!)。

・ハリーのウィーズリー家特製セーター
「賢者の石」でハリーの親友ロンの母モリーがクリスマスに編んでくれたセーターで、当時まともなクリスマスプレゼントなどもらったことがなかったハリーは感激しました。
モリーは自分の子供たちにセーターを編んでいましたが、息子の親友で両親のいないハリーのために、ハリーの頭文字「H」をあしらったセーターを編んだのです(色はハリーの目の色に合わせた緑色)。

・ハリーの学校用トランク
ハリーがホグワーツへ行くときに教科書や日用品を運んでいたトランクです。
原作では特にこのトランクについて触れられていませんが、映画版ではハリーがこのトランクを運ぶシーンが何度かありましたね。
ちなみに、ゲーム内のハリーの発言では古い糞爆弾(魔法界のいたずらグッズ)が山ほど入っているかもしれないとか…

・ちぐはぐな靴下
思わずウルッときた原作ファンもいたのではないでしょうか。
第2作「秘密の部屋」で登場した「屋敷しもべ妖精」のドビーが後にハリーに贈った、左右ちぐはぐの靴下です。
ドビーは靴下が大好きで、毎月1ガリオンのお給料でいろいろな柄のものを集めることを楽しんでいました。


【第2部:ストーリー】

ハリーのもとに、今度はハリーの仕事に関係するファウンダブルが多数目撃されているという知らせが入ります。
どうやら日刊預言者新聞にハリーの大災厄に対する取り組みに関する記事が、ハリーの写真とともに大きく掲載されて大衆の注目を浴びた影響のようです。
特殊部隊のメンバーでプレイヤーの補助役でもあるコンスタンスは、ハリーはもういっそ新聞には近寄らないほうがいいとまで言い出しました。

何とかファウンダブルを回収したハリーは、誕生日が近づいていることもあり、少しの間大災厄から離れて家族と誕生日を祝うことにしました。
暗闇の中でも常に光を見出すようにという、恩師ダンブルドアの教えにならって。

※登録簿の背景は「光り輝くハリーのデスク」。魔法省の魔法法執行部内にある、ハリーのデスクです。もちろん原作には登場しませんが、ハリーはスニッチなど思い出の品も置いているようです。


【第2部:ファウンダブル解説】

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・光り輝く金のスニッチ
「賢者の石」で初登場し、その後クィディッチのシーンでは何度も登場した、金色の翼でものすごいスピードで飛ぶボールです。
このスニッチは第7作「死の秘宝」でも登場した特別なものです。

・額入りの家族写真(ジニー、アルバス、ジェームズ、リリー)
ハリーがデスクに飾っている、休暇中に撮った家族の写真です(今は大災厄のせいで休暇を取れている人がいるのかもわからないほどだとか…)。
原作終了後、ハリーは親友ロンの妹ジニーと結婚し、ジェームズ、アルバス、リリーという3人の子供に恵まれました。
次男アルバスは舞台「呪いの子」の主人公でもあります。
※子供たちの名前の由来はジェームズがハリーの父親から、アルバスが恩師ダンブルドアから、リリーがハリーの母親からなので、「ジェームズ」「リリー」という名が出てきたらハリーの両親を指す場合と子供を指す場合があります。「アルバス」もベテラン教授陣はダンブルドアを下の名で呼ぶことがあるので、場合によってハリーの息子かダンブルドアかが分かれます。

・ホグワーツの英雄たちの日刊預言者新聞
日刊預言者新聞はイギリス魔法界で最も読まれている新聞ですが、原作と同じくこのゲームでもハリーを悩ませているようです。
魔法省の大災厄に対する失策もよく報じているそうで、「ホグワーツの英雄たち」とあることからその矛先はハリーやハーマイオニーに向いているようです。

・ハリーの魔法省IDカード
その名の通り、ゲーム内でプレイヤーのものを確認できるIDカードのハリー版です。
出身寮は原作通りグリフィンドール、肩書は上級闇祓いとなっています(全員IDカードに出身寮が入ってるって、魔法省はホグワーツ出身者しか働いていないのでしょうか…?)。

・魔法法執行部のバッジ
ハリーを始めとする闇祓いが所属する「魔法法執行部」のバッジです。
闇祓いになることはハリーのホグワーツ時代からの唯一最大の夢であり、ハリーは他の職業に就くことは微塵も考えていなかったそう。
闇祓いは闇の魔法使い・魔女を取り締まる、マグルでいう刑事のような職業です。
原作ではマッド=アイ・ムーディ、ニンファドーラ・トンクスなどが闇祓いとして登場しました。

・「消えたロンドンの5人」の写真
大災厄の発端と考えられている失踪事件で失踪した5人の魔法使い・魔女の写真です。
その中には闇祓いペネロピー・フォウリーがいて、彼女の夫グリムが捜索を打ち切った魔法省に対する復讐のために大災厄を起こしたという見方が魔法省では多数派です。
しかし、ハリーの「捜索を止めた…『公式には』」というコメントから、ハリーたちは裏で捜索を続けていたともとれますね。


以上が「光り輝くもの ポッターの大災厄」の内容です。
リリース間もないこの頃は魔法省の面々も大災厄に対して手探りで対応していて、「大衆の関心に大災厄が引きつけられる」というハーマイオニーの仮説が立証されたことは、特殊部隊にとって大きな前進だったでしょう。

原作のネタバレになってるファウンダブルもあるので、非原作ファンの方向けにはどうなのかな…と思わなくもないですが、これを機に原作に興味を持ってくださる非原作ファンの方がいれば、原作ファンとしてはとても嬉しいことです。

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