Loulou*di/THINK OF ME:ARKの感想とか

〈注意〉
・文体がツイッター
・「個人の」感想
上記が大丈夫な方のみ自己責任でどうぞ

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Loulou*di/THINK OF ME:ARKのドラパ、聴いたら病むんじゃないかと思って長いこと寝かせてしまっていたけどいざ聴いてみたら病むことはなく、むしろ聴けた事実が心の支えになってしまった。才能があって努力が出来る人間でも、蔑まれて雑に扱われて、計画も夢もほんの僅かな安らぎさえも踏み躙られる“こともある”という現実の一端を描いてくれて本当にありがとう。
どんな気高さも、現状打破の糸口になると信じて計画して成功させたことも、目標の成就には繋がらずに否定されるこの世界、私にとっては必要なこの世界を、Loulou*diのドラパと曲を聴いている間だけは信じさせてほしい。現実とは違う場所で自分だけの世界を持つ余裕(“自分固有の空想”と“現実”を別軸で両立し続ける器用さ)を失ってしまった今の自分にとっては、Loulou*diのアルバムを聴いているときだけが、毎日私を蝕もうとしてくる忌々しい宗教めいたもの、「“成功・努力・幸福・躍進、そしてその維持”を崇める集団的な狂気」から、自分を解放できる唯一の時間です……。

そして曲はいつも通りどっちも良かったけど今回は特にDying Matterが心に突き刺さった。この曲のテーマって多分(初見のとき「ファンの理想通りではなくなる亜蝶・Loulou*di」の歌かなと思ったので)「愛する人(推し)が変わっていく」ということだと思うんだけど、このテーマは多分「狂うほどに好きな推し」がいる・いた人にとっては普遍的なもので、実際、それを論じたり描いたりした文章や物語は今の世の中にはたくさんある。だけどその中で、それを「この内容で・この温度感で」描いたものには自分は今まで出会ったことがなくて、だからこの曲を目が覚めるような思いで聴いた。こう書くのは恥ずかしいけど自分もこんな風に推しを愛したいと思った。この曲を前にすると、推しに関する些末な出来事で不安になってガタガタしてた過去の自分を恥じたくなる。

そして、もちろんのことだけど歌詞、曲のテーマだけでなく曲そのものも良かった。はまたけし先生が「華Doll*というコンテンツで」「この声優さんお三方と一緒に」仕事をしてくれているという奇跡、圧倒的感謝。

Loulou*diだけでなくAnthos/Anthos*も合わせて、華Doll*の曲に自分はいつも救われてるけど、やっぱりネガティブなことを一切タブー視しないで作っているコンテンツだからこそこういうストーリーと曲が生まれるのだろうか。ありがたい。華Doll*っていい。素晴らしい。(「タブー視していない」というより「敢えて踏み込んでいる」と言うべき?)

あと櫻井鬨くん推し寄りで聴いてる者としては、鬨くんの初期のキャラ紹介動画で見られたような尊大で生意気なところが再び少し見られたのが嬉しかった。(華Doll*というコンテンツはキャラに一貫性を求めるコンテンツとして作ってないということは重々承知ながら。)尊大さを発揮する対象が亜蝶さん・ルイさんからドクターたちに移ってたのかぁ……。

そしてLoulou*diの新しいドラパと曲が出る度に山下大輝さんの演技が好きになっています……。ありがとうございます……。











*2023/08/31  
・言い回しなど修正
・XとYoutubeの埋め込みを追加

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