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名取さなの何が好きなのか

1)はじめに

開いていただきありがとうございます。
K66(けろろ)と申します。
いつまでも版権キャラの名前をユーザー名にするのはどうなんだ?と名前をけだま軍曹に変えるかどうかで迷っているオタクです。
この記事は『さなのばくたん。 -王国からの招待状- Powered by mouse』において、
手紙を書いて送ることができなかったことへの後悔と、他のせんせえ方のnoteを見ているうちに自分の中の価値観を文章として吐き出してみたくなったことから、名取さなへの想いと自分語りをただ書き散らす記事となります。
深夜、1人のオタクがXで誰もこないスペースを開き延々と話しているようなイメージでご覧ください。
文体や内容に、何だコイツとなる時があるかと思いますがその時は生暖かい気持ちでそっとバックボタンを押していただけますと幸いです。

2)オタク  ミーツ  名取さな


私が名取さなを知ったきっかけは、
niconico動画でたまたま見つけた
『カウントダウンザコ』の切り抜き動画です。
(今探したら見つかりませんでした。幻…?)

思えばあれが名取さな第一次バズりだったのでしょうか。
まんまとエロガキ一本釣りです。

なんだこの可愛い声のVtuberは!?
名取さな!?どんな子だ!
と本人のチャンネルを探し出し
当時はまだ数えられるほどしかなかった
アーカイブを全部見ていきました。
ハマったと自覚したのはUndertaleの動画を最新まで見た辺りだった気がします。

当時、ホ●イリヤとか、メ●ガキ四天王とか、カウントダウンザコやってとか、
言われていた名取さなですが、
すでにそちら方面では見ていなかった(はず。もしかしたら1割5分くらいは見てたかもしれん)
私はUndertaleでの名取さなの優しさに触れ、彼女を好きになりました。

ほどなくして第二次バズり、スマンなんです事件が起こりました。
配信で見ていたときは爆笑しましたが、
いつまで経ってもそれをコメント欄やリプ欄、切り抜き動画で擦られるのを本気で嫌がっていた彼女を見て、
あぁ、私はこういうイジりはすまいと決めました。

月日が経ち、イジりも落ち着いてきた頃、
私の中での大きな転機が訪れます。
2019年10月20日、
東京都は渋谷で開催されたバーチャルスクランブルでのお話会(#名取と対戦)です。
名取さなと1対1でお話できるという企画で、
抽選を勝ち取った私は名取とのお話を果たしました。
この時の体験が私を今もせんせえたらしめている要素の中でも大きな1つです。
今と比べると、とんでもない差ですが、
それでも決して少なくなかったせんせえ達を、自分を認知してくれている。
それが嬉しくてたまりませんでした。
名取さな、一生推す。
そんなことを考えながら深夜バスに揺られていた思い出があります。

さらに月日が流れ、2020年3月7日。
憎たらしいコロナウイルスにより、
初めての誕生日イベント『さなのばくたん。-バースデイ・サナトリウム-』が中止になってしまい、そこでお披露目するはずだった新衣装3Dをお披露目する配信が行われました。
明るく振る舞うも、やはり悔しそうな彼女を見て、画面の向こうで文字をタイピングすることくらいしかできないのがとても悔しかったです。
同じく配信内でお披露目された楽曲『PINK,ALL,PINK!』がコールアンドレスポンス要素たっぷりな曲なのを知り、いつか絶対に全力でコールするんだと決意しました。

その約1ヶ月後、
悪いことは連続して起こるもので、
私事ですが父が他界しました。
まだ40台半ばだったので少しも覚悟していなかった出来事で突然のことに私までも魂が抜かれてしまったような、そんな気持ちでした。
長男として母と妹2人と弟を守るんだという思いとそこから来る不安から、
推し(当時は名取さなと御伽原江良)を心の拠り所にしていくようになりました。

2021年1月30日
『VTuber Fes Japan 2021』への出演。
これが私にとっての初めての名取さなのLIVEイベント参加でした。
それまでにもニコニコ超会議『VTuber Fes Japan 2019』で歌を披露してくれてはいたのですが、惜しくも現地参加は出来ていなかったため、これが初めての参加でした。
楽しかった…
周りとの絡みも、みんなと並ぶとホントにちまっとしているサイズ感も、披露してくれた歌もダンスも全てが可愛い空間でした…

そして、2021年3月7日。
ついに、ついに開催しました。
『さなのばくたん。 -ていねいなお誕生日会- 』
1年前の悔しさをバネに、最高のお誕生日会を披露してくれました。
コラボカフェ、新曲『エッビーナースデイ』『アマカミサマ』のお披露目、そしてそれらを収録したCDの発売と、楽しさ盛りだくさんのお誕生日でした。
満足も満足、とても幸せな誕生日でした。

2021年3月10日
嫌なことは連続するのに、
楽しいことは続いてくれません。
もう1人の推し、御伽原江良が引退を発表しました。
泊まりがけの仕事でホテルで聞いた引退発表。
またしても魂の抜ける思いを経験することになりました。
父が他界時に比べるとまだマシだろうと感じるかもしれませんが、その時の悲しみを埋めていた推しの片方がいなくなってしまうというのは当時の私には相当のショックでした。

しかし、そこから名取さなの嬉しい発表が怒涛の勢いで押し寄せます。
コミカライズ『名取さなのもぐもぐごほうびごはん』連載開始、
『プリパラ』の『真中らぁら』との共演、
『タイトークレーンオンライン』とのコラボでさなぬいの誕生
などなど…

さなのばくたんも毎年恒例のイベントとなりました。

そして2023年3月7日。
再びせんせえとしての転機がやってきます。
『さなのばくたん。-ハロー・マイ・バースデイ-』
が開催されました。
恒例のイベントと思って参加した私は、
最中、またしても魂を失うのか、また大事な人を失うのかととんでもない不安に駆られることとなるのです。

3)「私にとって名取さなとは

そもそもなんぞや?」

まず、心の拠り所、というのはいったん端に置いておきます。

名取さなを知らない人に、この人が推しなんだと紹介する際、必ずと言って良いほど聞かれるのが
「どこが好きなの?」という質問。
話を広げるにはうってつけの質問でしょう。
しかし私は大体の場合、回答を言い淀んでしまいます。
まず大前提として、私は名取さなが好きです。
間違いなく好きと言えます。
でも「どこが?」と聞かれると具体的に言葉にできなくなってしまうのです。
全部。
そう答えると、ふーん。で会話は終わってしまいます。
本当は語りたいことが沢山あるのに。
アイツ名取さなの事になると早口で饒舌になるよなと言われたいのに。
なので今日はじっくりと考えます。
まずは見出しの通り名取さなは私にとってどんな存在なのかについて。

…………。(時間経過)

…じっくりと考えました。
得られたのは
私は名取さなを箱推ししている
という理解でした。

ご存知の通り、名取さなは個人Vtuberとして活動しています。
しかし、私の中では名取さなを箱として認識しているのです。

私の名取さなへの感情に、
『尊敬』や『羨望』というものが存在します。
これは私が名取さなを知った当時、
ゲーム制作の専門学校に通っており、
クリエイターとしての名取さなに抱いた感情です。

そして同時に、(これを文章に起こすのは非常に恥ずかしいのですが)
『恋慕』や『愛情』という感情も存在しています。
仕方ないですよね?
名取さな可愛いですもんね?
そりゃガチ恋だってしますよ。

ただ、これらそれぞれの感情は
それぞれ別の名取さなに向けられています。
『尊敬』『羨望』はクリエイターとしての、実在する名取さなへの感情。
『恋慕』『愛情』はキャラクターとしての、二次元の名取さなへの感情です。

名取さな(cv.名取さな)と言った感じでしょうか。

箱と称したのは、
さなちゃんねるキャラクターズや、
別世界線の名取さなの登場が強く影響していると思います。
名取さなから生み出された、今まで見ていた名取さなとは別の存在。
この子達を私は『名取さな』という同じ箱に所属する別キャラクターとして認識しています。

私としては、私のこれらの認識が他人に名取さなを説明する時に言い淀んでしまう原因ではないかと思うのです。
クリエイターとしての名取さなについて語るのか、キャラクターとしての名取さなについて語るのか、
コンテンツとしての名取さなについて語るのか、迷ってしまっているのです。

どうやら私の中の認識では、
『名取さな』所属、名取さな(cv.名取さな)
※それぞれの名取さなは別の概念とする
という何ともややこしい事になってしまっているようです。

『さなちゃんねる』所属、名取さな(cv.名取さな)に直すと少しだけ分かりやすくなるかもしれません。

『さなちゃんねる』所属、学生(cv.名取さな)
『さなちゃんねる』所属、王様(cv.名取さな)
『さなちゃんねる』所属、キョンシー(cv.名取さな)
『さなちゃんねる』所属、デビル(cv.名取さな) 
『さなちゃんねる』所属、西郷・R・いろり(cv.名取さな)

です。

4)物語の終わり

私は2023年の『さなのばくたん。-ハロー・マイ・バースデイ-』の内容を、名取さなの自己の見つめ直し、暴露、否定、赦しと受け取りました。
公演中、彼女は、これまでのことは嘘で、みんなのことを騙していたと言います。
何を言ってるんだと鼻で笑い飛ばしてやりたい気持ちになりました。
前述の通り(当時自覚はありませんでしたが)、私はキャラクターとしての名取さなも、それを演じている名取さなを元々別として認識しており、当たり前だったからです。
でもそういうことじゃないんでしょう。
彼女が自分を名取さなとして認められるか、
皆が愛している、皆に愛されている名取さなになれているかを自らに問いかけていたのだろうと思います。
そして、フィナーレ。
入院着姿の名取さながスクリーンに現れます。
「わたし」
わたし?名取ではなく?
キャラクターの中のクリエイターの更に中にいる
人間らしいその人に目を奪われました。
名取さなたちの告白と、約束をしてほしいというお願い。
音楽が流れ出しだします。
ふとイベントの開催前から彼女が語っていた、「5年間の集大成」という言葉が思い浮かびました。

歌っている中、いつものナース姿の名取さなと入院着の子が手を取り合います。
嘘だと否定していた名取さなを本人が認め受け入れる感動的なシーンに涙が溢れました。
しかし、感動から来る涙だけではありませんでした。

完結してしまうのではないか。
この歌が終わったら二度と名取さなと会えなくなってしまうのではないか。

とてつもなく不安な気持ちに襲われ、
しかしスクリーンから目を離すことはできません。

音楽が止まり、一瞬会場が静まり返ります。
そして、スクリーンに映し出されるメッセージ。

新曲『ゆびきりをつたえて』はとても前向きな内容でした。
名取さなが自分を認めこれからも名取さなとして存在する。
そんな締め括りだったと思います。

物語の結末としては素晴らしい
ハッピーエンドではないでしょうか。

そのまま公演は終了してしまい
彼女の声を聴くことは叶いませんでした。

不安と、確かに1つだけ存在する希望を信じて帰路につきました。
そして…

2023年07月29日
『さなちゃんねる夏祭り2023』開催!!!!!

鼻クリップかき氷!
射的!
告知いっぱい!!!
おしりぷり音頭!!!!

なんだこの曲…

こうして死にそうな思いをしたオタクは杞憂に終わり、おしりぷり音頭に命を救われるという謎の実績を達成したのでした。

デッデッデッ
あそーれ
デデッデデ
ぷり
デッデッデッ
あ、よいしょ
デデッデデ
ぷり

ぷりぷりぷりぷり…

5)名取さな 2期

名取さなを物語として認識している私は
2023年以降の彼女の活動をアニメで言う2期と認識しています。

地上波ラジオのパーソナリティーになったり、
動物園と長期間コラボをしたり、
そのコラボでTVCMに出演したり

新たな試みが沢山ありました。

2024年3月7日に開催された
『さなのばくたん。-王国からの招待状(インビテーション)- 』
ではついに声出し応援が解禁となりました。
『エッビーナースデイ』
『メチャ・ハッピー・ショー』
『PINK,ALL,PINK!』
と、これまでコールすることができなかった、
いつか声を出して全力で盛り上げたかった曲達を3曲連続で披露され会場も大興奮。
もちろん私も大興奮でした。
さらに新曲が『デビルの証明』『いっかい書いてさようなら』と2曲も公開され、
新たに探偵衣装もお披露目となりました。

で、また可愛いんですよこれが。
たまに100均で買った猫耳を着けることはあってもうさ耳を着けることはなかったんじゃないでしょうか?
後ろに尻尾まで着けちゃってこれはもう実質バニー衣装と言っても過言ではない…?
こんな子に「犯人はお前だ」とか言われたら犯人じゃなくても罪を認めますよね。

公演中、探偵モチーフということで謎解きゲームの企画があったのですが、結構難しくて全然わからない。
隣で一緒に来ていたせんせえに「〜だね」とか言われても「ん?あぁ、うん(わかってない)」と生返事をするしか無いというポンコツっぷりでした。
そんな感じで、無事謎が解けた後は
デビル名取が冤罪をかけられたり、
制服さんにとんでもない計画があることが判明したり、
逮捕された後、即釈放されてたり。
名取さなの物語がこれからも楽しくドタバタと繰り広げられていったら嬉しいと思う内容でした。

そしてその2日後、3月9日には
後夜祭のクラブイベント
『Vの宴 feat.さなのばくたん。』が開催されました。
深夜かつお酒の出るイベントだったため、
17歳6周目の名取さなさんは参加できなかったのですが、代わりに西郷・DJ・いろりが出演し、フロアを熱狂されました。
悔しいことに私は当日現地参加できなかったので詳しく書くことができないのですが、SNSの投稿や、後日の振り返り配信の話を聞く限りとても楽しく盛り上がったイベントだったようです。
悔しい…次回こそ絶対に行くから…
また開催してほしい…

6)結局オタクは何が言いたいの?

長文にお付き合いいただきありがとうございます。
〆です。
僕が名取さなのどこが好きかという話に戻りましょう。
とはいえ結論は最初から出ており、結局は「全部好き」なのです。

優しくて、動物が好きで、小さくて(身体がね)、薄くて(身体がね)、笑顔がお日様やお花みたいで可愛くて、困った顔が子犬みたいで可愛くて、怒った顔が怖くなくて可愛くて、曇った顔は見たくない、Vtuberとしての名取さなが好きなのです。

そんな名取さなに命を吹き込んでいる、
絵が上手くて、可愛い歌声で、ダンスが上手くなって、声真似で特徴を捉えるのが上手くて、自己管理ができて、マネジメントや営業もこなしているであろうクリエイターとしての名取さなが好きなのです。

名取さな、学生、王様、キョンシー、デビル、いろり、うさちゃんせんせえ、アヘエビ、サーナくん、他キャラクターズが楽しそうに生きているところを見られる世界観、コンテンツとしての名取さなが好きなのです。

これからチャンネルが大きくなるにつれ、色々な変化が起こるでしょう。
彼女のことですから、色々なことに挑戦していってくれるでしょう。
そんな彼女の歩みにどこまでも付いていき、見届けるのが私の願いです。

せんせえとして、彼女の挑戦が楽しかったと笑って言えるものになるよう、本気で応援していくことをここに宣誓します。
わはは。


なお、この記事は恥ずかしくなったら消滅する。

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